2010年12月31日金曜日

ノルウェイの森 上下

買って2日で上下読み終わる。
映画を見て、何かもっと伝わってくるものがあるのではと思って読んだのだ。
一気に読める文章です。

40を過ぎた今では、病んでいる人たちとか、繊細な、とか、死と再生、生と死は対極にあるものでは無く..、などという言い回しによってもはや神経を逆撫でされるような気持ちにはならないのが残念。 ここに書いてある主人公たちの行動やら気持ちの持ちようが、十分あり得るのを知っているし、だから自分のいる場から違った場へと言葉によって移動させられることが無い。場の違いによるざわめく気持ちが得られないのだ。
今の私の関心が違うところにあるのだろう。
高校くらいに読んでいればな、と思う。
本は、いつ出会うかによってたぶん感じ方が全然違う。だから面白い。



 ノルウェイの森 上



ノルウェイの森 下












ビートルズの歌のタイトル、ノルウェイの森(Norwegian Wood)には「knowing she would」という説もあるんだよ、とGさんが教えてくれた。物語のシリアスな側面とともに俯瞰してみるとなんだか面白い。
そして全然ストーリーは違うのに、パトリック ジュースキントの「香水」のラストを思い出してしまった。
 
”そのうち、まずはおずおずと、つづいて大ぴらに顔を上げて見かわした。思わず笑みがこぼれた。笑い出さずにはいられない。一同、昂然と胸をはった。はじめて誰もが<愛>によって何ほどかのことをしたのである。”

2010年12月30日木曜日

家族忘年会inみなとみらい

2ヶ月ほど前に「よし、予約しちゃえ。」と予約をしてから
「29日にはパンパシ一泊ですから予定を空けておくように。」と家族に通達した。
なんとか都合をあわせることができたのは皆さんのご協力の賜物です。
クリスマス後、年末年始前のこの時期はお安くなるのでねらい目なんですよ。

娘と二人暮時代には、年一度の贅沢だったホテル泊まり。
何にもせずにお風呂にゆっくり浸かってぼうーっと過ごすのが至福だったのですが、
家族も増えたことだし忘年会ってことで。
近場が楽ちんでいいってことで。

■■■
年末の休みに入った我が家は、のんびり...というか、ゆるゆる。
テレビをつけていたら健康方面のことをやっていて
「物忘れと認知症とは違うもので、見分け方としては、
認知症は何度も同じことを繰り返して言う傾向があり...」
だそうだよ。
Gさん言うに、
「そうやな、あれやあれ、
新婚さんでな奥さんが何回も愛してるとか好きとか言うあれ、認知症やったんかな~。」

 そうかそうか、確かにな~。

お昼も過ぎた頃、母の一声。「さあさ、みなさん出かけますよ。」。
30分ほどで1泊の準備をする。
近所のいつものそば屋さんに、まずお昼を食べに。
年末年始のお休みは?ときいてみたら
「12/31の昼までやります。お正月はゆっくりなんですけどと7日までお休みします。」
大晦日をお休みするこの商売っ気の無さがいいんですわ。
おいしいそばを食べて、「それではよいお年を。」と言って出る。

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パンパシフィック横浜は泊まって気持ちのいいホテルです。
安い日を見つけては娘と二人で時々泊まっていました。

3人でホテルに泊まる時って、たいていツインにエキストラベッドを入れてもらって、
そしてたいていGさんがエキストラベッドで寝るわけですが。
けれどこのホテルには3人部屋があります。
そしてお風呂から外が眺められるんです。
そして私達女性軍はここの朝食が何しろ好き。
「今日は満室らしい。ってことは朝食は混むから、明日は朝食7時に行くよ。」(きりっと母)
「おー!」(元気よく娘)

お風呂からの眺め。「時間は一人1時間以内ね、よろしくね!」

部屋からの眺め。夕暮れ。


部屋からの眺め。夜。
横浜美術館に「ドガ展」を見に行く。夕方なのに混んでる。
美術館に行く途中。
手持ちでぶれぶれになりながら写真を撮ってたら
「ちょっとー、遅い~。」「はいはいはいはい。すみませんねえ。」


 夜は焼肉。母は明日の朝食のために控えめに。
帰りぶらぶらと歩く。
クイーンズイースト。
まだクリスマスっぽい。寒いので外に人気なし。


夕ご飯の後、ホテルのバーに3人で。
娘も社会勉強にと連れて行く。
ノンアルコールカクテルが「うわーうんまい~。」と娘。
Gさんはオリジナルカクテルを。
母はマティーニをタンカレーで作ってもらう。
「ジンが濃くて美味しい。このねジンに浸かったこの最後のオリーブが好きなんだよ。」
洋風奈良漬みたいだ。

お風呂はその後、1時間以内/人をめどに照明を点けたり消したりして、各自楽しむ。

のんびりとゆるい忘年会でした。
「来年の抱負は?」
「うーん、何にしよう。」

2010年12月28日火曜日

ミクロに山あり谷あり

今朝は4時半起きですが、
おきたときは確実に寝ぼけていて、とても楽しいくて面白いという状況だったと記憶しているのですが、その面白い~と思ったことがどうしても思い出せません。残念。

そんな早起きして出張に行ったのに、
出張先のサーバがダウンしてしまっていて必要なファイルを入手するのに1時間もかかってしまいました。
でも対応してくれた人も今日は有休のはずなのにトラブル対応で出てきてる。それもひっそり。
そのあまりの気配の無さが見事、と思いました。
(インターラプトをいれられずに粛々と仕事を片付けるためにも気配を消す必要があるのです。)

在来線に乗っているとき。
向かい合わせに座った知り合いじゃない二人が同じタイミングで足を組み替えました。
そこに居合わせただけでなんか幸せポイントが1上がった感じです。

生協の宅配の注文を忘れました。ついでに空き箱を出すのも忘れました。とほほ。

こんな小さ幸せやら不幸を見つけては感じて一日が過ぎてゆきます。
見過ごすよりも発見したいなと思いますよ、私は。

2010年12月27日月曜日

寒い夜は、おうちに早く帰ろう。

明日はめっぽう早くから出張で、気分によっては直帰しようか、だし、
あさってはお休み取ったので、あれ?今日が自分の席、年末最後か?

というわけであまりにも雑然としている机の上の書類の整理をしてみたら、2001年とかに書いた技術資料が、30cmくらい詰まれた書類の山の中ほどからはみ出て机のパーティションの隙間に挟まって蛇腹になったのが見つかった。(他にも2004年のとか2005年のとか。)ああ、この書類たちは、いつも整理する段になって捨てるかどうしようか迷って、そうやって席替えの度に積まれなおされて、もうすぐ10年なんですな。早いわー。ついこの間書いてたのに。

せっかくですから、思い切って捨てよう。机の上がすっきり気持ちいい。

書類も整理したし、なんだかもうまわりも年末お休みムード満載です。
こんな日は早く帰ろう。それが夕方5時半。

    「会社出たなう。」

と娘にメールしたら、

    「おうち汚いので7時まで帰ってこないで (:_;)」
    「お茶でもされてて(:_;)」
    「毎分1mの速さで歩いてください。そしてもしよかったら100均で折り紙買って来てください。」

と返事が3連荘で続けさまに来た。
なんだよ、せっかっく早く帰ろうかと思ったのに。
お、折り紙ってなんだよー!!
まあいいや、パン屋さんと本屋さんによって帰ろう。
読んだこと無かった往年のベストセラー「ノルウェイの森」、はずみで買っちゃったよ。

おうち帰ったら、娘が朝ごはんに使った食器を洗ってた。

2010年12月26日日曜日

パリでメシを食う。

「私、考える時って頭の中に文字が浮かぶのよねえ。たぶん初めにイメージじゃなくて日本語の概念ありきなんだよねえ。」
と、先日のカレー部の会合の時に話したら、
「ええ!?私、文字読めないんで考える時ってイメージだけですよ。反射みたいな。」
「ウチのカミさんもそう。活字だとアタマ痛くなっちゃうけど雑誌とかの写真は大丈夫らしい。」
という意見も出た。
文字読めない、写真なんかのイメージだと頭に入るけどっていうの、あるんだ。面白い~。

学生時代、勉強するときも映像とか文字を頭に刻んで覚えてきた。暗記物は特にそうで、教科書丸ごと映像で転写する感覚。頭の中で教科書めくって読む。時にはページ数ごと覚えてたりする。頭に活字が浮かびながら考え事するのは、子供の頃から本を読むのが好きだったせいもあるのかなと思う。

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手元に読む活字がないと、なんかバランス悪い。
で、出張前に本屋で物色したら、なにやら面白そうな本があったのでお買い上げ。
 「メシを食う」と言っても美味しい生活のことじゃなくて、パリでメシを食うために生活している人たちへのインタビューをとおしたエッセイ本。
読んでみたら引き込まれた。こういう本、好きです。昨日ちょっと飲みすぎちゃったよなー、な頭で読んで思わず涙ぐんじゃったり。 それもトイレで(笑)。

ヨーヨーアーティスト、漫画喫茶店を開いた起業家、カメラマン、国連職員、鍼灸師、花屋さんなどなど、それぞれがパリという街に流れてきてメシを食べている。メシを食うために働いている。その生きている断面が生でまだ温かく息づいている。筆者の思うところも交えながら書かれたその文章を通して、パリっていう街は古くて新しくて意地悪で親切で汚くて美しい、懐の深い街なんだなと感じた。そんな街でメシを食っている日本人も繊細でたくましい。今、生きている人たちなんだな。そして不思議なことに、トラブルをチャンスにできる人たちだ。
彼らを言う川内さんの言葉はとても優しい。


パリでメシを食う。

2010年12月25日土曜日

クリスマス会合

友人夫妻と丸山亭にてクリスマスごはん。

娘が申し込んでいた今日のライブも抽選にはずれ、すっきり気持ちよく5人で会合です。
今年もこうやって美味しくご飯が食べられることを感謝して。



タラバガ二のゆず風味
牛肉のタルタル
コチのお刺身仕立て
ひな鳥のロースト
マルサネ ルイジャド

本日のお魚ブイヤベース仕立て
アブサンか何かの薬酒。ブイヤベースによく合う。

蝦夷鹿肉のロースト   ブルーベリー、カシス、野いちごのソース
シャトー・バルベ '99

チーズ用に。ラ・ヴィエイユ・フェルム グルナッシュ 50% , シラー 20% , カリニャン 15% , サンソー 15%
チーズ。娘と奪い合う。特にウォッシュ。

ルーチェ グラッパ!


2010年12月24日金曜日

クリスマスプレゼント

夕方、紀伊国屋でローストチキンと生ハムを買って家にたどり着いたら、不在連絡票が。
お花の配達らしい。

む?知り合いでそんな気の利いたことする人に思い当たりませんよ。

花屋さんに電話をして、
「ウチにですか?間違いじゃないですか?」
と聞いたら、
「はい。今から配達しに行きます。」

だれだろう?
Gさんじゃない?
え~そんなサプライズみたいなことをする性格じゃないよGさんは。

花が届いてみたら...Gさんからでした。
ありがとう!!ひどい言い方をしてごめんよ~。

















家に帰ってきたGさん、「花瓶付きのにしなくちゃと思って。それだけ気をつけたよ。」

あはは。そりゃ正しい。
うちに一個しかない花瓶は、現在使用中なんですよ。


ノルウェイの森

ベストセラー本をあまり読んでいなくて、もちろんこの村上春樹「ノルウエイの森」も読んでいない。
ノルウエイが舞台なの?と思っていたら、ビートルズの曲だということを知った。

クリスマスイブに、会社半休にして松山ケンイチファンの娘と見に行った。


愛っておだやかなものと攻撃性と持ったもの、他にもいろいろ層があって、セックスって相手に対する攻撃性が無いとできないかもしれない。はじまりはそうなのかも。だからさ、兄弟のような穏やかさから始まった愛って...、と感想を娘に言い始めたら(説明しても分かんないよねと思いながら)、

「いや、ママっていっつもそうなんだけど、そんな細かいところにこだわるよね。」
「え、これって大事な前提だと思うんだけど...。うーん大づかみで言うなら、穏やかさと攻撃性と愛とセックスと死と生きることとが不安定でばらばらになりがちな20代のことを描こうとしているのが分かった。でもきっと原作を読んだらもっとその空気感とか作者の世界観なりがもっとイメージできるかもね。なんか足りない感じ。絵にしちゃうとどうしても限定されてしまうものね。あ、でも映画の絵は綺麗だった。」
「あ、うん、そうそう。そういうんだったら分かるよ。」

何がわかるんじゃい、と母は思うが。だったら言葉にしなさいよ。

「あ、ワタナベ君ってさあ、あれに関西風味+お笑い入れたらGさんに似てない?
何でも受け入れるトコロとか。」と母が言うと、
「ああ。...でもあんなに責任感強いかな。」と娘。
「うーん、責任とらなくちゃいけない状況を作らなさそう。石橋をたたいても渡らない感じ。」

■■■
セックス場面、精神を病む直子のセリフが作り物っぽく..。まあ作り物なんだけど。映像は綺麗。
60年代後半の、生と死とセックスに対する距離感は、2010年の今の若者たちが持つものとは明らかに違うと思う。私は原作を読んだことが無いけれど、あの映画も伝え切れていない気がする。

Gさんが、ビートルのノルウェイの森にはさ裏の意味があって..と教えてくれた。
ほう。そういうことなのか。


2010年12月23日木曜日

ご褒美日

祝日。空は快晴。

「え?ママ。明日ってお休みだったの?」と昨晩娘に言われた。

ええ、ええ。祝日ですからね。お休みですよ。キミは休みボケかね。
そういう娘は、さっさとばーばんちでクリスマス会の予定らしい。


と言うわけで今日はただ一人。

しかし、母は忙しいのさ。
髪を切るのとエステ(年に2回、ボーナス月の)の予約を入れてあったのだ。

美容室にて髪を襟足の長さで切り、
フェイシャルエステとフットマッサージで意識無くなる寸前の幸福な時間をさまよいました。
「皮膚が薄いですから、ゆるむ可能性があるんです。もう少し筋肉をつけて丈夫にするといいですね。ガムかむとか。」
はい、あごを中心に顔を動かすようにします...。
お昼に入ったのに出るときにはもう夕方です。
街には人人人。人に酔いそう。人が多すぎてまっすぐ歩けません。
特にお惣菜やさんと、ケーキ屋さんに人が群がっています。

あ!そうか今日は家族で団欒する人たちが多いのねー、と今更ながら気がつきました。

一人さびしく(←ちょっと粉飾)ご飯を食べるのもなんだな、と思い(←言い訳)
「あいてますよ」とのことなのでささっとイイダさんのお店に。
不良中年にならないように一時間ばかりで切りあげる。



 Cascina degli Ulivi Monferrato Dolcetto Nibio Vigna Pinolo '05

ピエモンテ。ドルチェット種100%。フリーラン果汁のみ使用。オークの大樽(2,000L前後、内部はトーストしていない)で発酵(なんと6週間かかる。)、MLF、そしてそのまま大樽で1年間熟成。


猪のレバーのグリルにあわせた。
レバーと合うワインって、「ぴっ」という辛さみたいなものがある。




エビとみかんのリゾット!
ええ?美味しいんですか?と聞いてしまった。
それが、美味しいんです、まあ食べてみてくださいと、出されて食べたら!
エビとコメとミカンをクリームソースがやさしく包み込んでそりゃあ美味です。
「シチリアのどちらかというと上流の人たちの間で食べらたれる料理です、ホテルとか。」なんだそうだ。

「これに赤ワインを合わせようと思います。」
と出してもらったのが、Etna Ross↓
「ええ!このワイン、ミカンの香りがしますよ!そしてリゾットとばっちり合う。」

このフルーティーな香りはワインを栽培している土地で柑橘系の樹木の栽培もあるためなんじゃないかと思います、とのこと。


Etna Rosso GRACI 200

シチリアDOCのワイン。
品種はネレッロ・マスカレーゼ。アルコール度数14.5%

畑は、標高が600m~1000mというワインの生産地としては非常に高い場所に位置しており、ネレッロ・マスカレーゼ種。醸造では、果皮を漬け込んだマセラシオン(醸し)を12日間にわたって行い自然酵母によるステンレスタンクでの発酵を経て、ステンレスタンクで熟成される。最低限の亜硫酸のみを添加し、ノンフィルターでボトリング。
 (おや?同じ作り手のQuota600がまだ家にある。)



今日は、なんとも面白いご飯でした。
家についても20時前です、と自分に言い訳。


2010年12月22日水曜日

部活忘年会

会社の有志にて活動しているカレー部、といっても年に2、3回の会合ですが。
前の活動の場であったインド料理やさんが閉店になったため、
継続が危ぶまれていましたが(誰が危ぶむんだ?)、
なんと閉店になったお店がまたインド料理屋さんとしてOpenしたのでした。
よって、忘年会はそこで。5人の会合。

1960年代、1970年代、1980年代、1990年代生まれの人間がそろって話をするの、
年代のギャップだけで意外と笑いが取れるんですよ。
いろんな角度から乾いた笑いが、飛び交って楽しく3時間。

■■■
会合は好きだが、
「飲み会」特に会社の忘年会は時間とお金の無駄だと思っているので何年も欠席である。
そのうち出欠も聞かれなくなるんじゃないだろうか(笑)。
おつきあい、とか、義務で行く5000円/飲み会・3時間だったら、
2回行かなければちゃんとしたレストランで食事ができる、とか考えてしまう。
私の持っている時間もお金も有限なので、そっち方向に使ってしまう。


私が好きな、『瞳子』にでてくる森澤君のお母さんが言う
「瞳子さん。人はやりたくないことはやらなくていいんです。
見たいものだけ見ればいいんです。」
そんなきっぱりとした境地までにはまだまだ到達していないけど。

2010年12月21日火曜日

都市の空気は自由にする

出張。
久しぶりに会社の外、都心へ。とある研究会に参加。
久しぶりに知り合い(兼ママ友)にも会う。
彼女は「来年、娘が中学受験なの~。」と言う。だから、おおー、大変だよ、と、たくさん脅しておいた。
日々の生活の効率化の話とか、娘さんの受験とピアノとバイオリンの話で大いに盛り上がる。
「トシとってくると、人の意見を聞いても荒さがしをしてしまって、自分の意見がいえなくなるー。」などと面白いことを言うので話していて、こちらも楽しい。

研究会では活発な議論交換がなされた。活発に議論をする人たちは、私から上の年代の方々で、今のコンピュータパワー以前から、こつこつ物理モデルを構築した後、怒涛の3D、ITツールへ入った世代。同じ世代だ。だから同じ方向に意見が収束する。もう少しバラエティに富んだ世代通しの議論ができたら面白かったかも、とも思う。

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夜、ごはんを食べながら娘と話していて、
「ママと結婚しようと思う人って、あんまりいないと思うよ、結婚に向いてないかも。」
とか言われて、むっとする。
「なんで?」と聞くと、「烈火のごとく怒ると思うから言わない。」と、娘。
理由を聞きたい気もしたけど、聞いたところでどうにもならずどうにかする気もないので、
「ま、いいや、どうでも。」と言い、立ち上がろうとすると
「ほーら、怒る。」と言われた。

ま、いいや。
Gさん、なんか言い返してやってよね。
うーん、「そうかもな」とか言いそうだな。


2010年12月20日月曜日

休みの前に

年末に向けてまっしぐら。 私の会社では、年の初めに計画休暇を設定するのだけど。
自分でいつに設定していたかをすっかし忘れてしまっていて、「年末こことここに休むでしょ」みたいに休暇願いをだしたらば。
「あ、Aniaさん、計画休暇1/5だったでしょ。ちゃんと取って。」
と言われてしまった。

ま、いいかと付け足したんだけど。
こんなに休んでしまっていいのか?と心配になる私は小市民。


■■■
娘の中間テストの結果がでそろった!
ほとんどがねらったように平均点に限りなくちかい。(上方)
ねらったのならお見事、である。

 「ここからもがんばってね。」
と、母は言いたい。 


「娘よ、今日のよるご飯は何がいい?」「野菜。」の会話を繰り返し、
野菜をスチームしたりゆでたり、焼いたりして夜ご飯。
「ねえ、そういえば驚愕の事実が!」
「何、いったい。」
「コメが無い。」
「うわーん。」
「だから明日は買弁でひとつよろしく。」
「うわーい。」

「あ、あともう一個驚愕の事実が。」
「オリーブオイルが切れた。」
「うわーん。」

「あ、さらもう一個驚愕の事実が。」
「生協の注文忘れた。」
「うわーん。うちには何も無いじゃーん。」

いや何も無いわけじゃないんですけどね...。
不手際が多くてすまんねえ。

■■■
注文した、洗浄用電解水がそろった。
水の激落ちくん690円
特殊還元性・電解アルカリイオン洗浄水・ion Water 200ml IW01200 1300円である。

さっそく専用タオルで汚れをこすってみたら。
ステンレスやガラス面の手垢や水垢が良く落ちます。おもしろいくらい。
がしかし、この値段の差が分かるくらいの汚れの落ち方の差が分かる汚れは今のところうちには存在しないもよう。...まあ、この家にある汚れでは違いは分からないってことです。結論、690円で良いかと。

それより、この電解水より専用タオル、両者そっくりですよ、手触りといい色合いと言い。
OEMかよって感じです。
なお、激落ちクロス マイクロファイバー 10枚入りのほうは10枚組で880円、 
超極細繊維クリーニングクロスは1260円。でも水のほうにタオル付いてた(ちゃんと書いて欲しい。) 


使ってみた感じだと、電解水よりこのタオルの威力がデカイような気がします。
もちろん水だけより落ちる”感じ”がしますけどね。


違いと言えばamazonカテゴリ。
家電・ホーム機器だと  電解水698円445g+タオル88円/枚
パソコン・周辺機器だと 電解水1300円200ml+1260円/枚
ってことなんだろうか。

てゆうか、こんなことをやっている間にドアノブのひとつでも磨いたらどうだ?>自分

2010年12月19日日曜日

季節的行動を余念ありでしてみる。

意外と師走です。
Gさんは年賀状書きに自室へ、
娘は年賀状を書きに、ばーばんちへ個人合宿(毎年年賀状作成ソフトを借りて書いている)、
母は換気扇の掃除と納戸にある衣服一掃...に余念がありません。

あー、いやちょっとウソ(^^ゞで、余念を間に挟みつつゆるゆると作業をしています。
Gさんの部屋をこっそり覗いたら、
「あ、本読んでた。てへへ。」と、Gさん。
「年賀状は?」
「これからこれから。」
「うむ、よろしく頼むよ。」

なんて、母は年賀状は今年も書きません。
Gさんが書かなければ、わが家からは年賀状はないってわけです。

納戸にある洋服は思い切ってどっと棄てることにしました。
何年も着てるってのが自慢だったですけど、さすがに型が古くなってきたりとかありますから。
空いたスペースにあふれかえる娘の服をしまうと、あら、すっきり。

午後、Gさんとまったり散歩、ローソンでロールケーキを買う。「今日の食後のデザートね!」
そんなことをしていると、もう午後も遅く、掃除機をかけたのは夕方4時となりました。

「ちょっとGさん!お風呂掃除してないじゃん!」
「あ、ごめーん、来週で。」

きっとだよ、よろしくね。


■■■
ところで、ママ友のひとりに、掃除用には「激おちくんがイイ!それも水の激落ちくん!」と教えてもらいました。(話を聞くと、アルカリにした電解水のようなものらしい)
「洗剤じゃなくて水だからレンジとかグリルとか拭くのにいいわよ」、ということでした。

あれ、水で落とすって言うんだったら、先日コントラバスの先生にも教えてもらったぞ。
そして弓とか拭いてもらった。
特殊還元性・電解アルカリイオン洗浄水・イオンウォーター ion Water 200ml IW01200

でもね、値段が全然違う、698円と1300円ですよ。
両方アルカリ性の電解水のようですけど、pHがちがうらしいけど、どうなんだ?
素人にも分かりやすく説明してほしいぞ。

とりあえず、体験ということで両者を購入してしまいましたよ。


2010年12月18日土曜日

12月の快晴の空のもと、こんな日は大掃除日和ですが

12月も半ば過ぎ。ああ、大掃除の時期ぢゃないか...。
明日やろう、あした、だ(ゆるく決意)。

娘の学校の礼拝に参加してきた。
関係者みんな集めての大礼拝となり、
2000人近くでの賛美歌、ハレルヤ、その他の合唱は、ほんと美しくてうっとりと聞き入ってしまう。
宗教と音楽ってともにあるんだなあということを実感しました。

彼女らは、今は学校がゆるいとか面倒とか思っているのかもしれないけど、
季節ごとにきっちりとイベントや行事がある学校生活をいつか絶対懐かしく思うはずだ。間違いない。
こんな時代はもう無いよ、ほんとだよ。
「主の祈り(The Lord's Prayers)」を聞きながら涙が出そうになっちゃったよ(笑)。

ああ、こんな中高学時代もいいよねえ。


お、YouTubeで探したら、「主の祈り」、コントラバスソロもみつけた。

2010年12月17日金曜日

感染宣告

本のタイトルが見えないようにして出張の行き帰りに読む。
朝から頭の中がどっぷり濃い内容に浸かってしまった。
新幹線おりて出張先へ向けて戦闘状態になかなか入れない。

石井光太のルポはこれまで何冊も読んできている。使う言葉や文章が美しいとか感情が言葉にしっくりくるとかじゃないのだが貧困・セックス・人身売買など興味を抱くけれどタブー視してしまうテーマを直球で書いてくる。その人間像から目が離れなくなるのだ。
統計ではなく人間を見たルポである。

石井光太がどんなテーマを扱うのか、
このテーマをこんな風に切り取るのか、
人はその時こんなふうに対峙するのか、
そして文化や価値観がこんなにも違うのか、
...
そこのところで、自分の目が開く。


HIVはもはや死ぬ病気ではなくなっている。(しかし日本は先進国で唯一、新しい感染者が増加しているという。) きちんと対応すれば子供だって産める。だけれどHIV自体ではなく、その感染のあり方が、人間がつながっていく男と女の関係の隙間に入り込む。生物としてヒトが生きていくということは、男と女がセックスをして子供をつなげていくことだということは確かだ。その部分は大きい。しかし人間が生きていくということは、それだけでなくてもいいはずだ。生きる、そのこと自体が目的だっていいはずだと思う。

けれども、感染宣告は、繊細な心の持ち主からそんな人間のプライドのひとかけらさえも奪ってしまう。そんな恋人たちや夫婦家族がどんな選択をしていくのかをインタビューをもとに構成されている。

そのうち、HIVはそのへんのウイルスとおんなじ扱いになるのだろうか。



感染宣告―エイズなんだから、抱かれたい―













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会社で、同僚に「性に関する話、ウチではするけど?」と言ったら、「ボクはそんなのぜってーできないっす。ああ、でもカミさんは子供とかと好きな子がいるいないって話してるみたいなんですよね。でもボクは無理!」って返事されました。まあ、父親と母親の違いはあるけれど、ウチではそんな話ができる雰囲気だけは作っておきたいと思 うんです。先日も娘と避妊の方法にはどういったものがあるか、とか話してましたよ。
自分たちが持つ身体は不規則に脈打ちながら不安定なバランスで機能しているから、それらがどのように働いているかを知って、娘がこれからも自分の身体を大事にしていって欲しいと思うんです。今は情報はどこでもゲットできるけど、それが間違った情報か否かは自分で判断しないといけない。
何を大事にするかということも一緒に話せる時に話したいと思うんです。

若いころだけでなく、娘が大人になって、たとえ中年になっても、もし困ったことがあったら話せるような雰囲気をね、母は作りたいと思っているんですよ。

2010年12月16日木曜日

参鶏湯

12月は少ないかなと思っていた出張も土壇場でばばんと入り、今日も出張。朝早い。 
来年一年はもっと増えることがもはや決まっている...。 
ごはん製造アーキテクチャの改革を進めなければ。

さて、夕方には会社に戻り別の締め切り用のネタを作っていて、結局今日も遅くなってしまった。
今日も鍋にしよう、そうしよう。めぼしはもうつけてあるのだ。
成城○井で売っている「参鶏湯」990円。これに白菜とシメジも足そう。
若干お高いが、娘もお気に入りだしお野菜足しても約600円/人。
お惣菜やらを買うのを考えたら我が家での満足度(/円)は高いのだ。



■■■
道を急いでいると、髪の長いお母さんとランドセルを背負った2人の男の子とすれ違った。
すれ違いざまに、お母さんが、
 「さ~あさ、今日もこんなに遅くなってしまいまし。そして家にはご飯はなにもございません。」
(噺家口調)
と言うのが聞こえて、思わずふきだしそうになっちゃった。
学童の帰りなのか習い事の帰りなのか男の子たちはそんなお母さんの漏らした一言なんか聞いてなくて二人でじゃれあっていて、ああ、今お母さん自分自身に向かってつぶやいたんだよなあー、と 話しかけたい気持ちになってしまいましたよ。

 昔、娘の保育園時代、迎えに行くと知り合いのお母さんが
「よし、今日は、あったかごはんにシラスをかけて食べよう、美味しいぞ~う。」
とか言うのを聞きながらすれ違ったりしていた。保育園ではお母さんやお父さんどおし挨拶はするけど、話しかけることはあまりしなかった。忙しいことが分かっているからだ。今日もご苦労様、と目で合図。

そんなちょい昔のことを思い出しちゃった。懐かしい。

■■■
ごはんは毎日食べるものだし毎日同じじゃ飽きちゃうし栄養も考えなくちゃ。仕事の隙間に今日の夕飯なんにしようかな、なんて考える。でも冷蔵庫に何が残っているかとか生協の宅配に何頼んだっけとかも覚えてなかったり、残ってる材料は帯に短し襷に長しだったり...。
つまり、ごはんの献立を考えて作るのって一仕事なんですよ。

「今日何食べたい?」と娘に聞くと、
たいてい「野菜」とか「果物」とか言う。
あのさ、それって料理なのか?

まあ、楽だけどさ。

2010年12月15日水曜日

右手の悲しみ

今日は前回からずいぶん間が空いてしまったけど、コントラバスレッスン。


発表会も終わり、教則本と「愛のあいさつ」を出張の合間に練習して行ったのだが...。

弓を持つ手首の使い方でストップ。 
二の腕から動か→手首に力をいれずにやわらかく
(私の場合手首が硬すぎて音がなめらかに鳴らない)
これをひたすら鏡を見てじっくり指導いただき....
一時間過ぎてしまいました。

そしてこのままでは、早いパッセージを弾く時に限界があるから、
もちょっとじっくり練習しましょう、ということに。
うーん、これって習い始めた頃からいわれ続けたことで、進歩が無いってことだ。

弓の右手、難しいです。


■■■
帰り道の、餃子の王将の前にて、ああ、今日も行列ができてるよ。
おお、サラリーマンのおじ様二人して王将の匂いをつまみにしながらビールなんか飲んで。
でもさ、地下道の入り口の階段壁面のガラス枠の出っ張りビール缶を置いて飲まなくってもさー。
階段上がってきたら、イキナリおじさん二人の顔があってびっくりするじゃないか。


■■■
今日は(も)キムチ鍋。
白菜ときのこ類をどさっと入れて、最後に豆腐も入れて、と。
冬はいいわあ、よるご飯が鍋でよくて。



2010年12月14日火曜日

不惑?いや、まだまだ惑う。

新聞をとっていない我が家では、ニュースはネットで。
時々、痛ニューなんかも読んでけけけと笑ったりしています。

先日、痛ニューで「友達の少ない人の特徴」というのを読んで、
「うげげ。ちょっとー、友達の多い少ないは重要じゃないんだよ。友達は多けりゃいいってもんじゃないんだよ。最近は友達少ないとか空気よめないこととかがマズいような雰囲気があるけどさ、どこがいけないだよ、なにまわりばっか気にしてるんだよ、だから日本はダメになっちゃうんだよ~!」、なんて、Gさんに向かって声を小さく叫びましたわ。まあ日本がダメになる云々は置いといて、まわりの評価を気にしながら生活するのはしんどいので、好きなようにやりたい派なんです。
(...がしかし。元来小心者なのでつい中途半端な態度になってしまう、まさに中途半端に40年生きてきたのが私なんですが。)

友達は少ないです。というか、知り合いになった人と知り合いの状態を維持したり、さらに親密になろうとすることにエネルギーを使えないので、それでも気にしない人とだけつながっているのが現状です。円滑なおしゃべりやら相談、修学旅行の枕投げ系、夜通しのおしゃべり(夜はすぐ眠くなる)、女の子グループ活動がなかなか苦手です。(でも最近は職場に女性も増えてだいぶ鍛えられてきました。(^^)v)

特に個人的に決めなくてはならないことや悩み事については、自分で決めることが多かったのですが。
先日、結論を出さないといけない事柄についてかなり真剣に考え、出した結論は、”自分が折れても周りが丸く収まるのならそれでよしとする”という方向のものでした。でも自信が持てなくて急に不安になったのです。客観的に物事を見て判断しているか、自分の中で小さいループに入っていないか、とか。それで珍しく複数の人たちに”相談”しました。私の出した結論についてどう思うかということをです。
そうやって他の人の意見を聞いているうちに、はじめの結論からずいぶんと方向が変わった結論に達していました。

その時に実感したんです。信頼できる人に意見を聞いたり相談をしたりすることって、視界が開けてとってもいい(場合がある)。そう、40歳を過ぎてそのことに気が付いたわけなんです。(←なに当たり前のことを。そんなの10代で気づけよ、ってなとこですけど。) それは、私が10代20代前半までわりと一人でいることが好きだったこととか自分で決めてそれをよしとしてきた、独りよがりまたは自分中心な人間だったからかもしれないですね。

でも、人間っていつでも考え方って変化できるんですねえ。
三つ子の魂っていいますけど、やはり経験とともに少しずつ変わっていく、それが生きていることの、脳の可塑性の醍醐味なのかもしれません。
これからももっと柔軟に考えていったらより楽しい生活になるんじゃないかと思いました。
不惑な年代...いやいやまだまだ惑いますね、きっと死ぬまで惑いますよ。
でもそのほうが面白いかもなーと思った次第です。よい体験をしました。



2010年12月13日月曜日

親知らず

歯医者さんに行ったら
「親知らずがナナメから出てきて前の歯をぐいぐい押してるし
しみるみたいなので抜いたほうがいいかもしれませんね。」
と言われた。

「ここで抜いてもらえますか?」
と聞いてみた。
ここのルパン三世風情の歯医者さん、
治療が難しかったり危険があったりすると、大学病院を紹介、となるのだ。

「うーんと(親知らずをいじりながら)大丈夫でしょう、ここで抜けます。
でもボクは親知らずを抜くときはお日様の元で治療しますからね。
まあ、あと3,4ヶ月くらい様子見て、春あたたかくなったら相談しましょう。
あわてずゆっくりやりましょう。」
ってことを言われた。

他の歯医者さんの治療をまるっと褒めたり、基本前向き発言のこの歯医者さん、個人的に好きなんですよね。


諸事情によりにより明日早いので、
今日はこれにて。

2010年12月12日日曜日

紅茶をいただくわ

朝、まだ外は真っ暗。

「あら。紅茶を入れてくださったの?」
「ええ、入れてさし上げたわ。」
「まあ、ありがとう。いただくわ。」


母と娘の朝の会話である。
ずずずーっと紅茶をすするのは髪はぼさぼさジャージ姿の娘。これから部活である。
ちなみに、母は寝巻きに鉄腕アトムの子供用毛布をかぶって畳で2度寝にトライ中、毛布の中から声を出す。


なんで日曜なのに、5時半起きなんだよう、と、叫びたい母です。

グーグルで必要なことは、みんなソニーが教えてくれた


私はビジネス書とかノウハウ本とか成功体験本とかは全く読まないのだけど、先日、池田ブログを読んでたらなんだか読みたくなってついクリックしてしまった。
amazonから届いたとき、Gさんには、一緒に買った石井光太の「感染宣告――エイズなんだから、抱かれたい」のカモフラージュやん?と言われちゃったよ。いや、ちゃんと両方興味あったから買ったんですって。


今、私は欲しいモノってあんまり無い。
美味しいお酒を飲むことや美味しいごはんを食べること、音楽をやったり聞いたりすることは好きだしお金もある程度かかっちゃうけど、モノを持つというより内(自分)に向ける経験とか時間とかにかけるのであって、外に向けたモノを持つステイタス感みたいなものに対してではない(という感覚)。それが世の中一般の流れなのかは分からないのだけど、近頃じゃあ人が欲しいと思うようなモノをつくっていくのって以前より難しくなってるよなあ、という気がしている。

ソニー、アップル、グーグルの時代変遷といえば、私が学生時代から社会人となるころの時代とかぶっている。そしてウォークマンやマッキントッシュ、iMACなんかを持ってると、なんかカッコイイかもと思えた頃が確かにあった。”持つ喜び”みたいな。ネットでサーチする時も「え、最近ではgooとかyahooじゃなくてgoogleの方が使いやすいよ」ってなことを言っていた(当時から今でもそれくらいしか分かってないけど)時代を会社で過ごしてきたわけで。

この本に書かれていることは、会社生活も20年近くなろうとしている身では、うなずけることや共感できることや、ちょっとそれは違うんじゃないか、などど思いながら読める。プロジェクトの立ち上げや成功の部分には臨場感。ただ、本の内容、というか書き方としては池田氏が書いているように
全体として、ビジネス本としては表面的で、暴露本としては遠慮ぎみで新情報がないが、日本の会社がなぜだめになったのかを知る素材にはなる。
な感じもしてしまう。

でもでも。ソニーという会社に対してあった夢みたいなものとかソニー製品に対するわくわく感とともに、その時代の日本の勢いも思い出すのだ。



グーグルで必要なことは、みんなソニーが教えてくれた












ネットでは普及しつつある半完成(出荷時)後に完成・成長する製品(ソフト)というのが、ハード(モノ)にも広まっていくのか、はたして。

2010年12月11日土曜日

クリスマスというイベント

「クリスマスには、どこかに食べに行くかもしれないからさ、習い事を入れないでおくよ。」
そう娘が言っていたのを思い出し、食事の予約を入れた。

で、
「25日、予約入れといたから。」と母が言ったら、娘は無言ののち「え。」。
「何か予定があるの?」
「友達とライブ行くかもしんない。言ったよね?」
「聞いてない。」
「言ったと思うけど。」
「いや、聞いてないよ。ま、いいや、そんときはGさんと二人で行くからいいや。」
「えー、ごはんも食べに行きたいよ。他の日にずらせないの?」
「いや、前の週は予定は入ってるし、他の休日もだめだし、ずらせないよ。」

うちはクリスチャンではないけど、25日に家族そろってごはんを食べることが暗黙のうちに優先されるもののような気がしていたのだけど。なんとなくだけど。「友達と遊びに」が優先されるようになってきたんだねえ。だよなあ、そんな時期なのか、成長を感じるが、やはし少し寂しいような複雑な気持ちの母です。

まあ、ライブはまだ確定ではないので娘としてもやっぱり一緒にごはんもいいかも、と揺れているようでもあります。


「ねえねえ24日じゃだめなの?」
「24日はGさん帰ってくるのが遅いからだめだよ。」
「でもね、24日の方が重要な日なんだよ、
それはね、イエスはさ....(ウンチクを聞かせてくれたが母には分かんない)。」

いや、でもそれをね、トイレの扉の内側(母)と外側(娘)でしなくてもねえ。


2010年12月10日金曜日

じーさんたさん

先日のこと。
朝からブルーの便箋に向かってなにやら娘が書いていた。

「よし。」と言って、封筒に入れてダダダダダっと下って行っった。
母も一緒にダダダダダっとついて言ったら、
 娘がまだ寝ているGさんに「はい、これサンタさんに渡してください。」
と言って封筒を渡しているところであった。

----(だいたいこんなことが書いてあった)---
さんたさんへ

じーさんたさん。ことしのクリスマスプレゼントは、ゴスロリがいいです。
いい子にしてますのでください。

○△×というブランドがいいです。
通販で買えます。

-----------------------
(ははーん。Gさん向け戦略か。こりゃウマい手ですな。にしても、幼稚な文章だ、そして殴り書きかよ)

Gさん、 「分かった、サンタさんに渡しとくわ。でも買ってくれるかわからへんでー。」

さて、はたしてサンタさんは願いを叶えてくれるのでしょうか。


■■■
後日。
「でさ、欲しい服見つけたんだけど。」
「ふーん、どれくらい?」
「3万くらい。」
「は?ゴスロリ服に?」
(ってゆーかそんな服は市場が小さいので高いのは知っていたがそれにしても。)

「電子辞書に3万出すのは納得できるが、
ゴスロリ服という、年に何回着る機会があるのかわからんものに出す金は無い。却下。」と、母。
「え。だって、その理屈はヘンだよ、分からないよ。」

(しばらく言い合いください、な状態。)

プレゼントと言うものは、あげる側ではなく、もらう側によって価値が決まるものだとは思うのだが
それにしてもねえ。


2010年12月9日木曜日

専業主婦という選択は浪費なのか?

朝、会社についたら、まずはうんと濃いコーヒーを飲みたい。
でもって飲みながらメールチェック、余裕があるときはニュースチェック。
今日なんか久しぶりに2日続けて出張が無い反動からか、池田ブログまでチェックしてしまった。

12月8日の記事。「専業主婦という浪費」こんなトラップのようなタイトル、つい読んでしまうじゃないか。
 以下、一部抜粋。

Economist誌も指摘するように、日本の女性の労働参加率は先進国でもっとも低く、賃金格差は最大だ。この原因は、総合職の女性がいったん結婚退職すると、次に就労するときはパートしかないからだ。「ワーキングプア」と呼ばれる非正社員の大部分は、こうした主婦のパートである。

こうした硬直的な雇用慣行が、少子化の原因になっている。子供一人あたりの養育コストは1300万円程度だが、八代尚宏氏も指摘するように、最大のコストは出産退職の機会費用である。平均的な大卒女性が定年まで勤務した場合の生涯賃金は約2億7700万円だが、28歳で退職して子供を産んでから37歳でパートに出ると、生涯賃金は約5000万円。つまり子供のコストは2億4000万円にものぼり、子ども手当ではとても埋め合わせられない。

働いている自分が専業主婦について語るとき、なんとなく慎重になってしまうんです。
仕事と家事両方やって大変、てな言い方になっていないか、なんとなくいやらしく気にしてしまうんですな。

ま、それはおいといて。
専業主婦となると、もらえるはずだった賃金の損失を最大のコスト、と見ちゃうのか。
そんな単純な話ではないと思うのだけど(例えば、節約とか家事労働代とか保育園代とか感情労働とか、働いてるとつい時間をお金で買っちゃうとか、生活の質とかね、家族によってイロイロの差は大きい)、確かに子供養育コストに対してもらえるはずだった生涯賃金の額の違いは大きい。
子供一人当たりの養育費は実際は大きくばらつき、中学から私立に行く場合は2000万円~ですけどね、とほほ。それでも正社員として働き続けたほうが、コスト(だけ)的には有利なわけです。確かにいったん仕事をやめて、また正社員で働く女性ってあまり見たこと無いです。私の会社では皆無。転職ならばあるけれど。
お子さんがいて働いている女性自体が少ないですし。

難しいのかしら...と、はたと考える。
私は産休+育児休暇+短時間勤務で働いてきたけれど、機械系業種の場合、自然現象は変わらないのでツールの進歩に着いていけさえすれば問題は無いように思う。そしてこの分野では技術の進歩はそれほど早くない。(1年後の育休復帰後、「あ、ぜんぜん変わってないから。」ってボスに言われました。)
けれど問題は、いったん数年スパンで仕事(技術)を離れるとアグレッシブな気持ちが薄れるというか、課題(設計問題を解くこと)に対して執着が薄れるというか、「できてないじゃん、私」的なメンタル面での仕事と生活とのバランスの取り方が難しくなるかとも思う。でも逆にうまくバランスをとれば生活にメリハリが出て良いように転んだりもする。(と思う。)

そんな女性を開発コスト(時間)として考える時、プロジェクト側としては”リスク”として扱わざるを得ないのだそうだ。


個人的に、子供ができても長く働こうと思う女性は、産後復帰後は仕事に対して一定の執着・密度で働いたらどうかと思っている(それが可能な職種や部門を狙う)。がんばりすぎない。そうすれば開発コストとして会社側も扱いやすいし、自分としても生活の見積もりが立てやすい。


そう。だから、私は今日も早く仕事を切り上げて帰る。
後に続く女性が「あんな人でも仕事続けてるし、私でもできるかも!」と思ってもらえたらいいのだ。
(結局のところ、これが言いたかったのだ。)


2010年12月8日水曜日

街がクリスマス色になってた

平穏に日々が過ぎているので、何かに引っかかって考えることもなければブログネタも無い。
母はもう眠い。

■■■
「平均点ぴったり、ヤタ-\(^o^)/」というメールを見て、
「やったね」と言うべきなのは分かるのだが
「よし、次はもっとがんばろうよ」と余計な一言を言ってしまう。
前回の数学よりはかなりがんばったので、手放しですごい!を言いたいのだが
平均点よりあともちょっと~、って思っちゃうんだよね。
ああ、ゆれる親心。


■■■
年末までは少し出張も減ってくるので、畳の上の洗濯物の山も小さくなるかもしれない。
中堅ともなると仕事の内容も技術オンリーから少しずつ性質も変わってくる。
定量的に追い詰めていくことよりもハッタリかましたりとか(笑)。
でもそうやって、ミクロな部分とマクロを行き来するのは、また別の面白さも見えてくる。

会社から帰る時に、
同僚に「帰りまーす。」と言ったら、
「えーもう帰るんですか~?」と言うので、
「あ、それってパワハラだー!」と言い返したら(パワハラ、違うと思うけど)、
「あ、もう帰れるんですね、すごい~。」と言い直してくれた。

いつもこんなに早く帰る私に仕事をさせてくれてありがとう、会社
って思いますよ。時々ですけど。


It is not the strongest of the species that survive.
を引用(孫引き)したら、ダーウィンは「種の起源」でこれを言っていないらしく。
ちゃんと調べてから使おうね>自分

2010年12月7日火曜日

テスト、その後に

「目標があるテスト勉強ってやっぱいいよねー」という娘は、
もう目標が無くなったようで弛緩してる。
それも、なんだか学生の醍醐味ってゆうか幸せそうだ。
くー、うらやましいぜ。

最近の母はというと、やたら出張が多くて、きちんとお皿に盛る夜ごはんを作っていない。
朝の残りをタッパーでそのまま出して二人でついばむとか...。
今日は生協の配達があったので、キムチとモツと豚肉(いずれも冷凍のまま)を鍋にぶち込み、白菜とエリンギも一緒に入れ火にかけて、その間に部屋着に着替える。

15分後、
「モツの軽いキムチ煮込み、できたよ~」
「おおう。素敵な名前じゃないか。」

そのままでも美味しいけど、食べるラー油を入れても香ばしくって面白い。
「はい、この残りは明日の朝、おじやにしよう。」(おじやって書くとおやじに見えて、一人で笑う)


デザートのリンゴとラフランス、母が数少ないラフランスだけ選んで食べてたら
「ちょっとー!ラフランスもう無いじゃん。選んで食べてたでしょ!。」
「いや~、偶然だよ。」
「いやいや、選んで食べてた。見てたもん。」
「いや~、偶然だよ、ぐうぜん。ってゆーか、アンタだってあるじゃない、あっというまに食べちゃって、ママが食べられないこと、あるじゃん!」
「いや、それは無い、絶対無い。私は必ず一個は残す。」

低レベルの会話をする母娘だけど、最終的には母が一喝(?)
「じゃあ自分でむきなさいよ!」

すかさずチャイもオウム返し。
(ちなみにオカメインコとはオウム目オウム科に属するオウムである。)

2010年12月6日月曜日

濃いめの朝ごはん

月曜の朝は早い。
Gさんは5時台におにぎり持って家を出るし、私も出張でいつもより早いんです。

テストが終わると、娘のお弁当作りがはじまるし二度寝もできないよ。

6時頃から母は朝ごはん。
BShiで日本音楽コンクール本選会(ピアノ部門)をやっていて、
チャイコの1番とか激しい形相で弾くラフマニノフ2番を聞きながら朝ごはんです。
娘も起きてきて、
「すごい、入り込んでるよこの人。汗が滴ってるよ。こんくらい入り込まないと弾けないんだねえ。」
と、目はテレビを凝視しつつ、お箸でご飯をついばむ。
指揮者の曽我さんのかぶりもの(?)にも目が行きますね。

放送が終わると、「あの...、”Vの流儀”の録画見ていい?」と娘が聞く。
「Vの流儀」とはヴィジュアル系ロックの人たちの紹介番組なんです。
最近、娘がはまっているんです。
こっちの形相だってすごいですわ。ラフマニノフを弾く顔に負けません。

てゆーか、朝から濃いいですね、私たち。

■■■
最近は週の半分以上が出張です。
娘も慣れたもので「まあがんばれや。」と言ってくれています。
今日は夜帰ってきたらバナナシフォンケーキができていました。
「テストも終わったし、冬休みまで何すればいいんだよう。」
と言っていますが...そうねたしかに、と母も思うのでした。
...ん?

気が付いたら、母の減った体重すっかり元に戻っていました。
はやい...。


2010年12月5日日曜日

鳥獣肉晩餐

「ねえねえ、そのアイシャドー全然だめだめ。」と言われ、娘に目の上を指でごしごしされた。
「ママはさ、もう現役じゃないよね、セカンドライフに入ってるし」、らしい。

いやそんなことないって!ときっぱりいえないのはなぜ..
昨日も職場のTさんに「Aniaさんってどっちかっていうと女の要素少なめですよね。」って言われましたよ。

■■■
土曜日に、家族3人でご飯を食べにイイダさんのお店に行く。(この日は昼も夜も満席。)
12月といえば鳥獣肉の季節ですよ、みなさん。
野生味あふれるお肉を甘めのソースでいただくと言うアレです。

お料理を選び、ワインはお任せしました。

 
La Rovere VINO ROSSO DA TAVOLA
はじめのワイン。
G「これ、まずいよ。」
A「え。分厚くて果実実があってさ、おいしいよ。」
G「だからまずいよ。するするいけるよ。ワインだけでもいけるよ。まずいわー。」
と、するする飲むGさん。


「テーブルワインなので、情報がないと思います。」
とイイダさんに言われましたが、ほんとに無い。
でも、すっごくバランスがよくてポークにもレバーにも合う~。
デキャンタでいただく。



 ローストポークのプロシュート。














 レバーのマリネ。

ビネガーの効きが、ほんと絶妙。
野菜が主張してレバーに負けないなんて、なんてことだ。










ワインがなくなったので 次!
 
LA GERLA  Brunello di Montalcino 2004  
「若干シェリー酒っぽいですね」、と言ったら、
「そうですね、ワインは手作業で大事に作られているんですよ、樽熟でもあります。トリッパ、猪にはばっちり合います。」だそうだ。


いや、まさしく合いました。特に猪のリゾットに合う。
トスカナ,ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ
畑:270-320m、斜面
葡萄:サンジョベーゼ・グロッソ
仕立て:コルドン・スペロナート
平均樹齢:25年
剪定:各葡萄樹に2,3房のみ残し、収量を下げ、最上質の葡萄を得る。手作業。
醸造:葡萄をやさしくプレスし30℃で発酵、15日間のマセラシオン、ラッキングは年に2回。
ビン詰め:無菌状態でゆっくりと重力を用い行う
熟成:4年間樽熟成、内3年は50-100hlのスラヴォニアン・オーク樽熟成、8か月ビン熟成
年間生産量:3万本





 トリッパのペンネ。
「トリッパ大好き。ペンネいらないからトリッパだけ食べたい!ちょっと少なかったよね。」と母が言ったら、
「あ、ごめーん、トリッパ沢山食べちゃった。」と娘。
「なぬー(怒)。」










猪のリゾット。

トマトソースですが、トリッパのペンネより強い。
色合いは似てるけど。












ワインがなくなり「次のワインお願いします!」



IL SASSO 2007 Piaggia
トスカナ,D.O.C.G.カルミニャーノ
葡萄品種:サンジョヴェーゼ70%、カベルネ・ソーヴィニヨン20%、メルロ10%
バリックで12カ月熟成

自然酵母で発酵、バリックで12カ月熟成。
カルミニャーノはフィレンツェの北西、ごく狭い地域で造られる、サンジョヴェーゼ主体のワイン。フランス品種の栽培が古くからおこなわれてきた地域ということもあり、数あるトスカーナのD.O.C.G.の中でも、高い比率でボルドー品種のブレンドが認められており、独特の個性を持っている。

 タコのサンタルチア風。
タコも美味しいけど、このスープがね~。
これをいただくためにフォカッチャをお変わりして浸して食べ、最後にGさんがスプーンですくって飲んでた。









 猪のチョコレート煮。
トスカナの伝統的なお料理だそうだ。
ワインとばっちり。


カベルネのぶあつめのワインは、チョコと合う。









 
この後、チーズをいただき、デザートまで食べた。
最後に、娘はアールグレイ+ハーブティー、Gさんはコーヒー、私がエスプレッソダブル。



テスト明けにめっさたべた娘は帰りに眠くなり、母にもたれかかる。
こんなことはめったに無いぞ、ああもう無いかも、と、ぎゅっと抱っこし返した。
(娘は覚えていなかったけどね。)

2010年12月4日土曜日

空気の栄養

昨日は出張先で早い忘年会でした。

朝、遅くに起きて、「ああ安心して空気が吸えるって幸せよねー」
とGさんをおしゃべりしながらお茶をすすっていたのですが。

この1週間でやせた分を取り戻しつつあります。

安心できる空気は、身を肥やすようです...。

2010年12月2日木曜日

よそのうち、じぶんち

今でも時々じーじばーばの家に遊びに行く娘が言うには。
「パパの、こういうところよくないよね。」
と、自分の父の行動に意見。
「そうねえ。キミからよくないって言ってあげたらいいんじゃない?」
と、母が言ったら
「え。そんなの言えないよう。だってよそのうちのことじゃない?ねえ、そうでしょ?」。

何気ない答えであったけど、そうかあ、”よそのうち”かあ。
キミにとっての”自分ち”は、ここってことだよね、そうだよね、
って思って、ちょっと涙ぐみそうになった母です。

■■■
最近ちょっとしたトラブルがあって、眠れなかったりGさんと対応を話し合ったりの日が続いてましたが、一応の解決を見ました。(たぶん)

自分が見ている世の中観と他人の見ているそれってまるで違うんだな、と、怖くもあり、また今となっては興味深くも思えるのですが。
「不当な要求に対してはきちんと対峙するべき」とGさんに言われ、弱気になっていた私もはっとしました。「そうでなければこの先ずっと同じことが続くから」、と。

弁護士さんに相談したり、心理カウンセラーの方に対応を聞いたり、その他最悪の事態にも備えて準備をして相手と話し合いました。Gさんは心配だったらしく”張って”いてくれました。
彼らの理論には、矛盾とつっこみどころが満載だったけれど、私の目的は「ディベートに勝つ」ことではなく、「できるだけ速やかにもとの生活に戻る」ことだったので、自分の譲れないところ以外は全て聞き役に徹しました。
途中、異次元空間に迷い込んだように自分の価値観がぐにゃりと曲がり、ああ、元の世界に戻れるかしら、などど思いつつ彼らの価値観も、とても興味深く聞きました。

相手は、私を「最低の性悪女」と言っていましたが、話の途中から「元来まじめな人」ということになり、そして「たいへんだったでしょう。」から「今の幸せを大切に」という語りかけにて収束しました。

ええ、私はおばかですけど、たぶんまじめだし、今の幸せを大切にしたいです。
誰かに壊されないようにしたいです。


世の中は広いです。いろんな人がいます。私が会った中では初めて会うタイプの人でした。私とはジャンルが違うね、とGさんは言っていました。でも、彼らが作った世の中に対する価値観の中では、彼らはとても幸せそうでしたよ。あれだけ徹底するのもまた幸せの方法のような気さえしてきます。

今回の件で、普通に美味しくご飯が食べられて仕事をして家族がゆるゆると時間を過ごせるってとてもいいなあと、幸せの閾値がめっきり下がりました。
Gさんと固く協力してコトにあたれたことはとてもいい経験になりました。
それから体重が1週間で2kg強も減ったということは、これから続くご馳走の季節に対する準備となりました。


そんな面から、深刻になったり話し合ったり心配したり大変だったけど、今となっては得がたい出来事になったような気がします。私は無宗教ですが、神様がくれた意地悪問題のような。

忘れないようにメモしておこうと思いました。
これでコントラバスも練習再開できます。(たぶん)