2016年7月30日土曜日

家の中から夏の光を見ると、ノスタルジー入ります。

■■■
いつものそば屋さんが遠くに移転する。

家族が3人になり、今の家に引っ越してきた、同じ年に開店したそば屋さん。
昼時に「じゃあ、今日はそばやへ行くか。」と通ったところであり、
夜にじーさんと「今日は二人だしちょっと飲みに行くか」と通ったところでもあり
夏になると「そろそろ冷やしの季節じゃない?電話してみるか!」と通ったところなのだ。
あんまり商売っ気がない小さいそば屋さんで、そばは、うまい。
昼過ぎに行くと餃子なくなってしまうから、どうしても食べたいときは、餃子の予約。


先日、そのそば屋のご主人がドキュメンタリー自主映画を作ったということで
じーさんと二人で見に行った。

よかったよ。
ご主人は我々の世代よりちょっと上でなんだけど、
街に流れてきて飲んだくれたちと住み着いて、そして流れていくみたいな。
うまく言えないけど。
「男の子はああいう生き方に、ちょっと憧れるんだよ。」
「へー、じーさんでも?」
石橋をたたいても渡らず、たたきすぎて壊してしまうじーさんでも?

+++
流れて、遊んで、帰ってくのかね。自分ちに。
さびしいが、これは前から決まってたことなのだ、って気がした。予定調和。
私たちの日常と数年間、交差しただけなのだ。(まあ誰とだってそうだ)


最後に常連さんたちが集まって
夜更けまで飲んでた。
久しぶりに子供みたいな飲んだくれのおじさんと懐の深いねーさんと出会った。
一期一会。
私も、昨日はずいぶん飲んでしまって(めっちゃうまい生酒なのも飲みすぎた理由のひとつ)、
家に帰って、化粧落として気が付いたら、じーさんと2匹のまぐろになってた。

と言うわけで今日も気持ち悪い感じでレッスンだ。

+++
今日、歯医者行くときにお店の前を通ったら、
店の中を片づけている様子が見えた。
声はかけなかった。

でも、帰りに
暖簾もたべものやさんの痕跡もなくなってしまったお店の前をとおったら
思いがけず、日常から欠けてしまった喪失感が大きいことがわかった。
魅力的だったのだ、お店もお店の人も。
移転先に、いつか、またそばを食べに行こう。
いつかっていうのが来るといいなー。







2016年7月18日月曜日

20歳になりました、

娘とワインが。


生まれ年1996年のワインを買っておいたのだ。
両方20歳になったので、抜栓。
知り合いのお店に持ちこみをさせていただいて、
3人でおめでとう、と言って飲みました。

ボルドーの1996年はとても良い年らしく、まだまだ紫色の若い味。
20年もたって飲み頃はもっと先だなんて!
でもぎしぎしはしていなくて、だいぶこなれてするすると飲めました。
抜栓してしばらくしてさらにふくよかに開いてきた。
娘が生まれてすぐ買って、すっと一緒に持ってて、
飲めない状態になってても仕方ないか、と思ってたんだけど
すごいいい状態で飲めたと思います、よかった。

娘もまだまだ青い感じですが、
この先さらに豊かになるとよいですね。

同じの、もう一本ある。飲むのは10年後くらいか。


チーズはブルゴーニュと。
ワイン、甘い味になりました。不思議。


いいワイン、飲むの何年ぶりだろう。
ウコン飲んでおいたのに、飲みすぎちゃって、
今日は胸やけで気持ち悪い。

でもコントラバスのレッスン!
暑すぎて帰りはタクシーで帰ってしまいました。