2011年2月28日月曜日

正しいフルーツサンドの食べ方

ちょっぴり遅くなったので、お惣菜でも買って帰ろうかと娘に電話してみた。
ら、眼科の帰りに駅の近くの本屋で立ち読みしてたらしく、待ち合わせて帰ることにした。

「テスト終わってさ、昨日も絵とか書いて寝るの遅かったんだから、
立ち読みなんかしてないで早くに帰って寝てればいいのに。」
「いやあ、立ち読みっていいんスよ、かーさん。ダイエットにもなるしね。(←そうか?)
それに満喫したいの。このテスト終わった開放感をさ。」
そうかいそうかい。

明日の朝は、母はまたもや早いので、朝ごはん用にパンでも買って帰ろう。
パン屋さんで食事パン系を選定していたら、
おや?フルーツサンドがいつの間にかトレーに乗ってるんですけど?
(しかし、果物とクリームをパンではさむってどうなのかねえ、と母は思う。)

ついでにお弁当の具材も買って帰ろうか。
→お弁当はさ、ミートソースとパスタだけのお弁当でオッケーだから、という提案あり。
それにのることにする。

あ、今日のよるご飯もなんか...。
→サラダサラダ。
はいはいはいはい。


お金を払った直後。
「あ!」
「んん?」
「ああ...orz。昨日のカレーがまだ残っていたんだよ。買う必要なかったじゃないか。」
「うう。そうだねえ。...いや。そのカレー私がもらうよ。
お弁当はカレーにしよう。保温弁当箱にカレー入れて持ってく!
ごはんは普通の容器でいいから。」
「んーじゃ、それで。」(ほんとにそれで?)


■■■
家に帰り着くと、真っ先に、さっき買ったフルーツサンドにかぶりつく娘よ。
「いやあ、フルーツサンドのこのクリームがさ、なんか懐かしい味なんですよ、かーさん。
コンビニのだともっと安っぽい味なんだけど、パン屋さんのはちょっと高級感ある味なんだよね。」
2個入りサンドのひとつを母がもらう。
まず真ん中のイチゴをパクリを食べたら、
「ちょっとー、なにその食べ方!果物だけ食べるなんて。
信じらんない。もったいないよ、そんなの。」

いや、あんた。...そんな涙ぐむようなことかい。


2011年2月27日日曜日

いつもの日曜

いつも部屋をきれいにする、という約束のもと(大事なことなので3回書きたいくらい)、
先日、娘用の机とチェストをおそろいで購入しました。

大工さんに作りつけしてもらう、という案もありましたが、
部屋の模様替えがしにくくなっちゃうから購入品です。

で、今日は配達日です。
朝から娘の部屋は(大)掃除です。いやはや大変。

引き出しに入れる予定の教科書や洋服は一時、ベッドの上、納戸の中、
入りきらないものはトイレの中(洗面所を一緒のスペース)に避難して搬入を待ちます。

しかし。
おや?チェストの色が違う!?
机とおそろいの色だから、これはあり得ない。
伝票を確認したら、あ、伝票の時点で間違ってます。
電話で確認したらば、営業さんが間違えたようで再度配達してもらうことになりました。

さて、いったん外に出した荷物、しばらくこのままですかねえ...。

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日曜は、みんなまったり。
でもですね、日曜って、母は常にご飯作ってるかご飯食べた後の食器を洗ってる気がするんです。
(もしくは掃除ですね。)
朝ごはん、10時頃までだらだら食べるのに、そしてそれから後片付けなのに
12時過ぎるとお昼は?って聞かれるわけです。

この、”なんか私、いつもご飯の準備か後片付けしてるよ”って気がついちゃうと
やるせない気持ちになってくるんですわ。私だってごろごろしたい!

さて皆さん、そこで提案です。日曜はごはん2回にしようよ。(朝昼いっしょで。)


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斎藤順『OBLIVION』がamazonから届く。
池松さんのオブリビオン(「OPA,Contrabass!」に収録)の豊かで艶っぽいのもいいけど、
斎藤さんの清冽な感じのもまたいいです。





OBLIVION ~伝えたい気持ち

2011年2月26日土曜日

毎日かあさん、ダブルで。

西原理恵子をはじめて聞いたのは、「恨ミシュラン」。
「毎日かあさん」もちら見はしていたけれどあんまり興味は無かった。
最近、何かの拍子に、ご本人の画像を見て、こんなにきれいな人だったんだなー、と思い
wikiで読んでみたら、西原さんのその人となりが気になっちゃって、『毎日かあさん カニ母編』をクリックしてた。



毎日かあさん カニ母編












で、昨日家に届いたその本を、
土曜の朝から笑ったり笑ったり泣いたり笑ったりしながら読んでいたら、Gさんが起きてきた。
「今日はどうする?」「なんだかゆっくりしたいね。でもさ、んーと、映画でも行く?買い物もあるし。」「何かやってる?」「んーどうかな?あ、これもやってるんだった。見に行く?」「行ってもええよ。」
で、映画の「毎日かあさん」を見に行くことになった。ほっこりしたかったし。

漫画家かあさんの西原さんとアル中鴨志田さんと子供たちの物語。

映画を見ながら、「私には、ぜったいむり。」と、
男の子の宇宙人ぶりをみて思わずつぶやきましたよ。
いやあ、毎日あの戦いをしている男の子のお母さんたち、尊敬です。
(でも、おばかでカワイイのもよく分かりました。)
女の子は、メンタル作戦系ですから、もう、別の生き物なんですなあ。

”アルコール依存症は、専門医と家族の協力があって克服できるものなのだ。
それを、彼はを年間一人で戦ってきたのだ。”とつぶやくかあさん。
そしてアル中を克服して帰ってきた父さんと家族の最後の日々に、
この展開はズルイと分かりながらも涙がどうにも落ちてきてしまう...。
したたりました。
しんとした場面に、鼻みずをずずずっとやれないから、
顔を若干上気味にして口で息を吸ってしまいました。

鴨志田さんが最後に玄関にちらばった靴にカメラを向けるシーンが、心に残る。
海の藍色が目に痛い。
毎日かあさんやって、手を離してしまったり、またぎゅっとつないだりして。
毎日いろいろあるけど、家族もいろいろだけど、やっぱり、また「かあさん」やりたい、と私も思う。

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「Gさん、男の子ってさ、カワイイし宇宙人だね。」
「ああ、分かるよ。ボクもあんなんだったもん。
マンションとかの土台を作る時にさ、その土台のコンクリートにボルト打ってあるやん。
子供の頃、あれをさ、端から抜いていったんだよね。
みんなで誰が一番多く集められるか、とかさ。わははは。
お母ちゃん、後で謝りに行ってたわ。」

わはははって...、ああ、Gさんや、あんたも宇宙人だったんやね。


2011年2月25日金曜日

もうすぐ春の夜に

「へえ、ベルギーって世界で一番離婚率が高いんだって。」

テレビでの番組を見ながら夜ごはんをつつく、母と娘。

その番組で紹介していた家族は、お父さんはが3度目の結婚で前の奥さん方のお子さん2人と一緒に、お母さんのほうも2度目の結婚で前のご主人とのお子さん一人と、という構成だった。一緒に住み始めた子供たちも、「はじめは慣れなかったけど、いまは居心地がいい。こんな家族もアリだと思う」、とかそういうことをコメントしていた。

ベルギーではもともと結婚しても別性で名まえを変える煩わしさが無い上、法改正があり以前より離婚しやすくなっているそうだ。

母は、金曜のお楽しみ(今日はヴァンムスーとカヴァ..)をしつつ、ほろ酔い状態で喋る。
「ふーん。ほら、太古では乱婚の形をとってたじゃないですか。そういうカタチに戻っていくのかもね。
ちょっと前(ってどんくらい前や?)には女の人の経済的自立って、
ほぼ”結婚”、だけだった時代があったじゃないですか。
今はそうじゃないからね、4年おきくらいに別の人の子供を作って育てたほうが、
子供の多様性が増すし母親自身の遺伝子が生き延びる可能性も増えるから、
本能的に乱婚というカタチにおちつくのかも。
愛は4年で終わるらしいしね。」


「それはちがうよ、ママ。愛は4年で終わるのかもしれないけど、それより先は”家族”になるんだよ。
家族としてやっていけばいいんだよ。」

どきり、とした。
だね。男女の恋愛とその記憶は、家族運営の機動力に変化させていきましょう。

母は答えて
「...ああ、そうだよね。たしかに。
そうやってひとつの家族でずっとやっていけたら、それがいいよね、そう思うわー。」。


娘が続ける。
「それにね、乱婚ってカタチはおんなじようになるかもしれないけどクオリティってゆーかさ、
その質とか中身とか、それが違うふうになると思う。
人の暮らし方とか社会が変わっていくわけでしょう?
そういえばフランスでの事実婚もあってPACS法とか言うらしいよ。」

「そうね、社会の複雑性も変わってきてるしね、太古とは(笑)。結婚って社会の制度だもんね。」

なんて、話をしてた。

女の子は成長早い。ブログを書き始めた頃とは知識量も違うし、
自分の言葉で意見も言えるようになってきている。

そういう娘自身は
「早くに結婚して子供を生んでかわいがって、ずっとひとつの家族で仲良く暮らしたい」んだそうだ。
母の反面教師も悪くないかも...と酔っ払いながら自分を擁護してみたり。



2011年2月24日木曜日

お風呂で寝るのは気持ちいいんですけどね、溺れないようにお願いしますよ。

口元に違和感...あれ?なんだこの感触は。
と、思ったような思わないような瞬間、鼻にお湯が入って、がぶっと目が覚める。

はじめ、どこにいるのか認識できなかったけど、ああ、お風呂に入ってたんだ。
寝てしまっていましたよ、ほほほ。溺れたら洒落にならん。
体中がコキコキいっていて、睡眠充電したがっている。
娘もテスト終盤、お疲れのようで、家中、喧嘩する元気もない感じ。


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2月までの仕事の締め切りが5つあって、先日3つ提出したのに、
ひとつ、”修正依頼”とともに返ってきちゃって、さらに昨日資料作りがひとつ増えた。

さて。今ある締め切りはいくつでしょう...4つですね。今日入れて残り3日。
むー、なんで2月は28日までしかないんだよ!?と、私は問いたい。
とにかく。
今日は誰とも目を合わせないようにして、
頭を閉め切って目の前の文章に入り込んで3つを80%完了。あとは見直し。
明日、残るひとつを80%まで仕上げて、28日に見直し...か。なんとかなる、きっと。
(しかし、レッスンは休まないといけないかもなー。)
昼休みも書き物をするけど夜7時には席を立つ。私の集中力が続かないのです。

マウスのクリックとキーボードのたたき過ぎで肩と右手がぱんぱんです。
「Word、Excelはマウスよりショートカットキーのほうが断然疲れないよ。」
と、Gさんに言われているのですが、これはどのキーだっけ?なんて考えてる余裕は無いんですな。


夜ごはんは、困ったときのラタトゥイユもどきに安売りしていたフェデリーニを買ってきてゆでる。

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そういえば、先日買った、コーヒープレスの話の続き。
はじめてフレンチプレスという入れ方で飲んでみたら、ちょっと薄い...
そんな気がしたのは、きちんと分量を量らなかったからのようで、
きちんとお湯180ccあたりに10gの荒挽きコーヒーで作って何度か飲んでみた。
美味しい!
コーヒーのコクと甘さが感じられます。
紙フィルターでいれるコーヒーもさっぱりしていて美味しいけれど、苦味が強い感じ。
休日の朝、時間がある時にゆっくり飲みたいです。


2011年2月23日水曜日

戦略不全の論理

前に読んだ本にあまりにも頷く部分が多くて、つい同じ筆者の本を購入。

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膨大なデータを鮮やかに可視化しその意味を読み取っていく。その語りの手法にどきどきしながら読んだ。まるで戦後企業史についての歴史ミステリのようだった。しかしこれは経営戦略の本、そして作り話ではなく、本当の話だ。
本書では、企業の戦略について演繹法(経済モデル)と帰納法から俯瞰し、あわせて各モデルの有効性と限界も示す。この両方法を補って使うことにより企業の成長について説明がつく、ということである。過去のデータから証拠をすくい取りながら企業の成長の謎をひとつひとつ解いていく。

筆者が言うには、多くのデータを処理していった結果、「企業は事業立地で決まる」という戦略のテーゼが見えてくるということだ。「事業立地」とは、“誰”に“何”を売るかというフィールドのことで、そしてその方向付けをする経営者(管理者ではない)に必要なものは「事業観」であるという。「事業立地」が時代と合致しない場合は、大胆に立地転換(撤退)しない限り将来はない。不毛な立地をいくら耕しても作物は育たないということだ。

経営観は実学を学んだから身につくわけではなく、リベラル・アーツを含めた幅の広い見方が必要だという。

戦略の実行には長期的な観点が必要であり、確信命題を持った経営人材が10年、20年と取り組めることが必要であるとしている。日本のように、2,3年で経営者が変わっていては、方針を立てても刈り取りも見られないから大きな転換も図れない。つまりはdo nothing(様子見)に終わるのだという。
よって、戦後の企業の売り上げ拡大に反比例した利益率の低下(本の表紙にもなっている)の現実がある。



あんまりにも納得が多すぎて、前に読んだ本を職場の人に薦めたら、
「ボクも週末、問いなおしちゃいましたよ。うなづきすぎちゃいましたね。
そして最後まで読むと無力感がおそってきましたよ。」

...だよね。
企業も年をとる。若い頃の成長目覚しい企業と比べて成長停滞してくるのだ。
このまま生ける屍となるのか、別の若木が育ってくるのか...

これからの世代、第2幕に対しての希望も少しだけ提示されていたが、今の日本企業の人事システムが自らを変えてゆくことができるのだろうか。
最近、娘に、留学ってゆーのもありかもねー、とか言ってしまう...。


戦略不全の論理―慢性的な低収益の病からどう抜け出すか















(ちょっと興味深かったので、メモ)
「モティベーションが高ければパフォーマンスも高い。だからマネジメントはモティベーションをあげる必要がある。これは一般的な観察として広く支持されている命題、すなわち定理である。ところがこれはよくある間違いで相関関係と因果関係とを取り違えている。モティベーションは必要条件であっても十分条件ではない。しかもパフォーマンスが高ければモティベーションも上がるという具合に逆の因果が働いている。さらに言えばパフォーマンスを直接作用する第三の変数オペレーションズ・マネージメントの施策が背後にあり、これがモティベーションも同じ方向に直接左右するのである。」

トヨタは効率の権化のように言われているが、そうではなく利益をとって効率を捨てているのだ、の例も面白かった。

2011年2月22日火曜日

本、ダブルで。

amazonから本が届きました。
先日注文した『「社会調査」のウソ―リサーチ・リテラシーのすすめ』という本です。
ちょっと古い本ですけど、新幹線で読むにはいいかと。

統計のウソとかそんな本を買ったよ、とGさんに言ったら、
「ああ、その手の本はボクも何冊か持ってるよ」
念のため本棚を探してみたら、...ああ、ありましたよ、同じ本が。

「ま、いいやん、一冊はお風呂で読む用にすれば。」と、Gさん。

ま、そうやね。
本をこんな調子で買っていてると家計を圧迫するので
今度は図書館も活用してみようよ。

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今日も朝早い。
が、お弁当作らなくていいのを忘れていて、
もっと遅く起きても間に合ったのに、なんだか損した気分です。


出張と締め切りばっかりで、
おちついて考え事もできない今日この頃です。

2011年2月21日月曜日

親ばか二人

今日からお弁当つくらなくていいぞ。ちょっと嬉しい。

娘、期末テスト開始です。
その代わり彼女の部屋は散らかり放題で大変なことになってますが、
部屋から外へは侵食してこないようにと祈るばかりです。
(ってこれはウソ。片付けてほしいのと、まずはテスト勉強でしょ、の親心にはさまれて、
やるせない気持ちが母の口からイヤミとなって吐き出されてます。)


さて。
昼過ぎに、娘から写真添付のメール。
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鍋スープ買いました
野菜よろしく

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娘の特質からして、かなり吟味して選んだに違いない。間違いない。
しかし。スーパーで、鍋スープ群を凝視している中学生って....


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こんなメールをもらい、なんだか自慢(?)したくなり、近くを通りかかったT君に
「娘からこんなメールが。」
と、見せようとしたら、そんなのちら見ともせずに”娘”という響きに敏感に反応したようで、
「あ、ボクも娘の写真ありますよ。見ますか?」。

最後は確かに疑問符付きのはずなのに
T君は、その返事も聞かずに、ぴゅーっと席に行って携帯を取ってもどってきます。
「ほら、ボクの娘、最近育ってきて、胸の谷間ができてきたんですよ~。」

見るとたしかに、むちむちっとしてきたT君の赤ちゃん(9ヶ月)の、
これまたむちっとした胸にも谷間が...。
「ほらね。育ってイロケも出てきてるんですよ。」
「た、たしかに。」


....でさ、ひとつ、明確に言えることはね、私たちって大親ばか。


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母は、夜、いそいそと白菜と鶏ひき肉ときのこを買って帰りましたとさ。



2011年2月20日日曜日

まったりとほっこりの間

まったり休日。

朝ごはんは、(たぶん)和食。
8時に起きて、炊きたてごはんがたべたい!と思い、お米をといで炊く。ガスは早いんです。
刻み鰻入りの玉子焼き、ハム、トマトのサラダ、蕗味噌、小松菜のお味噌汁、
それになぜか紅茶(ベルエポック)。
食後には、お菓子とか餡子系お餅に、コーヒー。
組み合わせヘンですけどね、あるもので食べたいものを手当たり食べる方式。

ちなみに、我が家の給湯はエコキュート、蓄熱暖房、電気オーブンなど多くの電化製品があるにもかかわらずガスコンロにガス釜という「なんすか。それ?」という組み合わせです。
食に関しては、火を見て煮炊きをしたいという太古の本能に抗えず、なんですわ。

テレビ朝日系の「題名の無い音楽会」で、佐渡さんのいつもの飛び散る汗をみながら、
ELP(エマーソン・レイク&パーマー)のオーケストラ版(編曲:吉松隆)『タルカス』を聞く。
ELPって?プログレってなんですか?な私ですが、
山田五郎さんの解説も面白いし、音楽もいいなあ、これ。

「タ ルカス」は、プログレッシヴ・ロックの大人気バンド:エマーソン・レイク&パーマー(EL&P)が1971年に発表した セカンド・アルバム「タルカス」のメインナンバー。全7曲からなる20分ほどの組曲で、原曲の編成はキイボード、ベース(&ヴォーカ ル)、ドラムス。プログレッシヴ・ロックを代表する名曲として知られ、当アルバムは全英1位、全米9位を記録した名盤。作曲は、キイボード担当のキース・ エマーソン(だそうだ。amazon解説より)

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休日くらいは、ゆっくりコントラバス練習。
Tanti Anni Primaは、YouTubeで上手な人のを見聞きすると、どうもオクターブ上げてるみたいで、
そうするとピアノを背景に音が華やかに浮いていいバランスなんですが、
私の場合、音でないなあ。(あ、出るけど聞くに堪えない音と音程)
ってゆーか、今のでも目いっぱい高いんですけど?
Oblivionをもう一度さらってみたら、11月までやってたのにもう指が動かなくなっていました。
まさに忘却...。
以前は音が跳ぶ箇所は、すばやく正確な指の移動ができなくて移弦をして音をつないでいたけれど
音色が変わるし滑らかではなかったので、弦を変えずに弾きたいな、と野望をもって練習をしてみる。


..たら、腰いたくなっちゃった

...から、昼寝に突入でございます。ほっこり。



そして今、amazonで本を物色中。

2011年2月19日土曜日

休日は会合

土曜はGさんの友人を招いて会合。

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家で会合がある場合、たいてい前日に酒のつまみの仕込みをするのですが、
前日(金曜)って、朝5時起きでの移動の後、出張先でめいっぱいのスケジュール、
帰ってきて夜ごはんの準備と会合用の酒肴の準備...。
一息つけるのは新幹線の中だけですわー、な一日に。

Gさんが、夜帰ってきても口数少なく作業を続け、...
夜10時もずいぶん過ぎる頃やっと座ってプシュー、ぽん。


ごく。


ああ、至福のひとときー。
(っていつかの金曜にも書いたっけ。)
今日はケチらずに桃色のシャンパーニュ。
目元もゆるむ瞬間です。

そんなわけで、金曜の夜はお風呂入った後は意識なしに。

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土曜の会合は、独身スキンヘッドのKさんと、家族数が減ったばかりのTさんと、
ania家の3人とで人生いろいろあるわよねーみたいな話で大いに盛り上がりました。
「でもね、結婚は一回はしたほうがいいわよー。」
で、まとまるんですな。

そしてKさんのスキンヘッド、さわらしてもらいました。
ごくごく短い髪の毛の先に手のひら全体を乗せると、
下からの温かい体温を感じ、なんともここちいいんですわ~。
娘にも、触らしてもらいなよ、と勧めたのに「怖いからいい。」んだそうです。
?怖いって...。

昼からはじまった会合は、やはり夜ごはんくらいの時間まで続き、
今日「夜ごはんいらないよね。」的なことに。

なんか、飲んでばっかりの日記だな。

2011年2月17日木曜日

バレンタインデーの記憶、来年に持ち越し。

いろんな仕事が平行に走っている(走らせなければならない)という私の仕事の性質上、
ひとつの仕事で出張ばっかしてたら、他の仕事が滞るわけですよ、当たり前ですな。
5つばかり締め切りの仕事が...

明日も出張なので、今日は朝から集中して3つほど仕事を終わらせました。むん!
帰りには放電しきって、もう使い物にならない私に話しかけたRさんが、ひとこと。
「だめだ、こりゃ。」

ぼーっとして、おしゃべりに集中できなくなってます。
最後に「aniaさんって、面白いですねー。」と感想をいただきました。

■■■
Rさんは、バレンタインデーには職場のみんなに六花亭のいたチョコを配るという
とても気の利いたお嬢さんです。
ania家にも、なんと一枚/人いただきましたよ、ありがとう!

そういえば今年のバレンタインは3連休のすぐあとだったんですね。
まだまだ先ーと思ってたら、連休に突入して直後、イキナリ来た感じ。
あれ?準備してないぞってことで(ぼーっと忘れてた)、
娘にお金を渡し、「キミの好きなものを買ってきな」と、Gさん向けチョコを買いに行かせました。
買ってきたそのチョコは、娘が前から目をつけていたトリュフチョコの詰め合わせで、
Gさんにチョコの箱が渡ること無く、
小さな一個が3不等分されたチョコ断片群がお皿の上に乗っていました。
娘、
「ささ、食べよう!」。


Gさん、それが若干さびしかったらしい。(←風のうわさ)
来年は盛大に準備するよ!


家族っていうのは、時間を一緒にすごす、
つまりは年中のイベントを、面倒だけれど、その面倒さと一緒に経験することで
家族(記憶)として刻まれていくのだとかそんなことを何かで読んだことがあります。

ってゆーことで、大きいのから小さいのまで重いのから軽いのまで、
なるべく季節のイベントは実行してゆきましょうかね。

2011年2月16日水曜日

冬のおやつ

夏はハーゲンダッツのアイスだった。
冬はシュークリームになりつつある。
...出張帰りのおやつのことです。

ビアードパパのパリブレストとか。できれば粉砂糖無しがいい。
じゃないと、お砂糖が飛んで黒いコートの前面に粉雪が舞う。
(同僚のTさん(男性)は全種類制覇しちゃいましたよ、って言ってた。)

今日は気になっていた、苺富良野ロール(180円/個)を買ってみた。
小さいスティック状の白いロールケーキです。
中の生クリームと苺ジャムがピンクのグラデーションになっていて、見た目にもとても美味しそう。

「2つ、お願いしまーす。持ち歩き時間は2時間以上なんですけど大丈夫ですか?」
「保冷剤は3時間持ちますので大丈夫です。」
す、すみません、360円に保冷剤までつけていただいて...。

それから家に電話をかけて、「おそくなるから適当にご飯食べててよ。」「うん分かった。」

■■■

家について。
「お土産ですよ~。」
「白いロールケーキだ!ふわふわだ~!
この白い色は今流行の白い卵かな?」
「あ、そうかもね。」

そうなのか?
次買うときはお店の人に聞いてみよう。

2011年2月15日火曜日

朝、優雅にコーヒー

今日は3人で出張。
前日に、
「○時△分の新幹線ですよね、3人いるし駅からはタクってもいいですよね(経費節減の折)。」
という話をつけて家に帰った。
そしたら、ぼた雪だよ、おい。


朝、新幹線の遅れをチェック。15分ほどの遅れらしい。
それくらいの遅れなら、まあ、タクれば会議には間に合うだろうと思い、
予定の新幹線に乗るべく家を出た。やはり新幹線、10分の遅れらしい...。

でも、タクシーだと間に合うし!
そして15分ほどの待ち時間にスタバでコーヒーを優雅に飲む。

さて、遅れた新幹線の遅れはそのままに、所定の駅に降り立ち、
改札を出て皆さんが出てくるのを待った。
遅いなあ。


...遅いなあ...。
あ!もしや。


一緒に行くはずだったTさんに電話をしてみる。
「あ、新幹線遅れるかもしれないからひとつ早いのできちゃった。
もう二人とも着いてまーす。」

う。のんびりしてたのは私だけだったのね...。
タクシー、もったいないのでバスに乗り、ちょぴっとだけ遅れて会日に滑り込みました。

ワインメモ

2月12日のワインメモ。
先日、アンダンテさんと飲んだワイン。

・バルベーラ・ダルバ 2008年エリオ・アルターレ
Elio Altare Viticoltore / Barbela d’alba 2008
イタリア・ピエモンテ,バルベーラ100%,
エリオ・アルターレバローロの作り手として有名とのこと。

・マゼール ヴァルテッリーナ・スーペリオーレ・インフェルノ 2006 ニーノ・ネグリ
Mazer Valtellina Superiore INFERNO 2006 nino negri
イタリア・ロンバルディア,キアヴェンナスカ(ネッピオーロ)100%
1月2日にも飲んだやつ。




バルベーラの濃いワインは好きだし値段的にもバルベーラの方が高いんだけど、このバルベーラはちょっと上品。インフェルノのしまって豊かな味わいの方が好き、だな。

2011年2月14日月曜日

雪の日に、傘を持っていないと言う娘と二人寄り添って帰ってみました。

雪だ。


いつもならなんとなく心踊る雪だけど、明日の新幹線、遅れるのはいやだな、時間がもったいない。
こいうふう急かついてしまうのって、つまらない事だ。
予定が遅れるのはいやだ、とか、自分の時間が無為にだだもれになるのはもったいない、と思うのは、無尽蔵に時間があると思えなくなったせいだと思う。
つまらない...いや、ざんねん。


いつもは、娘との言い合いが途中でめんどくさくなり、
「もういいや。めんどくさ。」
で、お終いにしていたのだが、今日はなんとなく興がのったというか、最後までいったらどうなるのかと思い、続けてみた。めんどくさい、には変わりないのだが、
前略
中略、
「ちょっと言ってみただけなのに、そんなしつこく言わなくても。
ママはそう取るかもしれないけど、私はそんなつもりで言ったわけじゃなかった。」
「それは、各人どう考えるかの違いってことでしょう、っていつも自分が言ってることじゃないですか。私はあなたの、人をおとしめるようなモノの言い方がいやだなと思っていたので、そこの部分を特に言ったんだよ。」
「...そうだね。」

そこでお終いになった。
やっぱり面倒くさかった。
しつこい母、と、深く刻んで置き換えるんだろうかねえ。

家に帰ったら、どっこいしょと言語系の回路負荷を切り離して自分の中にこもるのが楽なのだ。
特にミニ自分のような娘とのやり取りは、最後にはそれぞれが自分を上におきたがる方向に収束していくので負荷180%って感じ。10分以上は保障範囲外ですから。 (なんのこっちゃ)
こういうときこそGさんがいると中和されるのにねえ、あの、のほほんに。


自分の力で日々をまわしてるような気になれるのは、14歳の特徴とも思うのだが(もちろん私もそうだったが)、それを助長してよいものか、へし折ってよいものか...。場合分けをしたほうがもちろいいんだろうけど、瞬間瞬間状況分析して瞬時に判断できる力は、この母には無いのだよ。
残念だね、出来の悪い母で。へへ。

母の性格的に伸びた鼻はへし折りにかかると思うので、それに耐えうる理屈を磨くいい機会じゃないでしょうか。機会を捕らえて自分の糧に、前向きにってことで。>娘。いや母もか。

2011年2月13日日曜日

晴天の日には出かける。

昨日、Gさんの実家から届いた荷物の中には
ごぼう味噌、蕗味噌、しらす干し、フルーツトマト...
などがたくさん詰め込まれており(ありがとうございます!)、
朝起きて、ご飯を炊いてお味噌汁を作って、
いただいたものを並べると正しい朝ごはんって感じのラインナップ。
東向きの椅子に座り、朝日に向い

炊きたて白米うまいぜ!
蕗味噌でご飯何杯でも食べられるわ~。

そう叫びたいくらいのいいお天気です。
朝ごはんの時間って何気に好きですね。
(平日だって、朝ごはんには30分ほどかけてしまいます。)
休日の朝は、たいていGさんだけ遅いのですが、
休日にがつんと寝ておかないと平日倒れる~、と本人が言うのでほおっておいてます。

■■■
午後から家具屋へ。
娘の部屋には何か収納を買おうと家を建てた段階で考えていたのですが
1年半たった今までなかなか行動にでておらす部屋は散らかり放題。
床の上に散乱する色とりどりの洋服は、チベットの大通風です。
(知人から見せてもらったチベットの大通りには中央に色あざやかなゴミの山ができてました。
うちでも、娘が出かけるたび洋服を出してきてどれを着るか迷い着ないものはそのまま部屋に放置するとそうなります。)

ま、この惨状は、収納の有無というよりは娘の性格によるものが大ですが、
収納先がないという言い訳はこれで無しですからね。
だから、先日めぼしをつけた机とチェスト
「もうそれでいいんちゃう?」
ということで決まり。

ちゃんと、
これからはいつも部屋をきれいにする。
床に置きっぱなしにしているものは、母が勝手に捨てる。
という約束事項を取り交わしました。
紙面では解釈の問題が発生するので、口約束。後で微妙に修正可能ですね。
机も買ったのだから”勉強もがんばる”を付け加えると
焦点がぼけるから、ひとつに絞ったほうがいい、
というアドバイス(よしぞうさんとGさん)も取り入れました。


これで母の部屋にだけ机が無いってことですね、みなさん。(←念を押しておく。)


午後3時ごろにごはんを食べたので、本日も夕食は無しでいいよね。
3連休中、一回も夜ごはんを作ってない我が家です。



2011年2月12日土曜日

雪が上がっても、飲む。

2連荘で昼間から飲んで、夜寝の後です。すかっと寝ました。
当然2連荘で「夜ご飯は無しね。」です。

■■■
先日、お邪魔したアンダンテさんちに、忘れ物(←クリーニングの会員券。わは。)をしてしまって、
わざわざ届けにきてくださいました。
しかし、今度はアンダンテさんがお忘れになられました。(日本語あってる?)

で、せっかくだから飲みにしましょうということで”せっかく経済”。(ご夫妻でお越しいただく)
せっかくだから、コントラバスにピアノを合わせましょうということでのイベント付き。

G線上のアリア;バッハ
Tanti Anni Prima(AveMaria);ピアソラ

とちらも名曲です。
ちなみにピアソラのはオーボエソロ用の楽譜を購入して(ト音記号)そのまま弾いています。
もともとは映画音楽で、和音の進行が切なく美しいんです。そして懐かしい感じ。
G線上は、コントラバス奏者、池松宏さんの「コントラバスレパートリー」に載っているやつです。
だから響きやすい音域です。

そう、両方ともゆっくりなので、ボロが出やすいんですわ。
(まあ、早けりゃ早いで曲として成立しませんけどね(-_-;)。)
音をきれいに響かせられるように、ちょっとづつ練習するしかありませんね。

ちなみに、いつもはコンクリートの部屋で練習しているのですが、
今日は木造吹き抜けの部屋で弾いてみたら、響きが違うんですよ、おくさん!
いつもよりやわらかく鳴ります。(←当人比ですが)
アンダンテさんが来る前一人で弾いていたらなんだか気持ちよくって~。
一方、ピアノと合わせると、自分の音が自分では聞こえなくなってしまいます。
でも周りには聞こえるんだそうな。
今度は、録音してみよう...。

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さて、おしゃべりは、とても楽しかったです。
個人的には夫妻のボケとツッコミのような掛け合いを聞くのが密かに好きです。むふ。
私のほうはもともと話すテンポが遅いのですが、
今日の感じで、Gさんと娘のノリツッコミについていけてない
日々の雰囲気を分かっていただけたかと思います。

それにしても昨日、今日とだらだらと飲んでます。
そしてだらだらと夕方から寝ています。
母が寝ている間、Gさんと娘は「Death Note」のDVD2枚組みを見ていたようですが
それを見ながら「ママの寝てる顔って不細工~。」とか言われたり、
いつの間にか娘の靴下がお腹の上に乗っていたり、
それからそれからとても書けないようなことをされたり(そして仕返したり)、
...なんだか家族内順位が低い母です。


今日飲んだワイン...は後でメモろう。

2011年2月11日金曜日

雪が降って、飲む。

先週の エドシック・ロゼが美味しかったものだから、ついつい。
今回はハーフボトルでブルートップ 。(ロゼより500円ほど安かったからという貧乏人根性で)
ん、んー、やっぱロゼのほうが美味しいよ、私的に。
500円でその幸せ感が買えるなら、ロゼだよなーと思う、私的には。
って、エドシックが好きってわけじゃなくて帰りに寄れる酒屋さんが成○石井なもんで、そこで買うんです。
今までで一番美味しいと思ったシャンパーニュはクリュッグですが、もう買う勇気が無い(笑)。

そんなわけで、夜は寝てしまいました。


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金曜日、今日は休日ですね。
燃やすゴミの日だ、出さなくちゃと思い、朝しかたなく起きましたよ。
朝からロールケーキを作り出す娘。
「ねえねえ、やっぱさー、缶詰のフルーツだといまいちかも。生の苺が入らないとね。」
...確かに。

朝ごはんと掃除の後、今日の昼は、そばやに行こう!ということになり3人で出かける。
結構雪が降っている。

お店に着いたら大将が、
「待ってたよ、取っといたよ黒牛の無濾過の生酒。もう2杯分しかないよ。」
「えー。・・・これは、飲むしかないよね。」
ってことで、昼から飲んじゃっていいのか?でも飲みます。

生姜タンメン(私)、とりそばパイタン(娘)、とり鍋(Gさん)、餃子、アサリの甘辛煮などを頼んで
昼間っから宴会ですわ。

「このパイタン、美味しいですね~。この白い色はどうやって出すんですか?」
「ひ・み・つ~」と大将。

「このお酒、はじめにメロンの香りがするんですよ、それからパンの香り、麹の香りか。」
などと言う娘。
早く二十歳になれよ。

その後、昼寝。
こうやって午後は無為に過ぎていく。

2011年2月9日水曜日

粛々と

明日で間に合うことは今日やらない、が信条だったのだが。
今日のうちにやっても間に合わないかも...、な状態になってきた。

同じ間に合わないなら、やったら損、損、なんて考えそうになるのをぐぐっとこらえて、
スケジュールしなおし。詫びのメールも入れる。
ここの隙間にこの作業いれて...なんてやってたら、あ、携帯の着信がある。ピコピコしてる。
娘からだ。電話してみる。
「いつ帰るの?今日は早く帰るっていってたからさー。」
「お。ああ、まだ会社だよ、もう帰るよ。」
帰りたかった気持ちを電話に後押しされて、もう帰ろうと思いきる。

帰ろう帰ろうおうちに帰ろう、とマシンにジョブを詰め込む。
「明日までね、よろしく頼むよ」と、お祈りしながらモニターのスイッチOFF。

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こうやって働いても製造業の利益効率は低い。
人がたくさんいないと、モノが作れないのだ。
人がたくさんいるから内部摩擦損も大きいし、
その損失は仕事をせずにいずれは熱になって吐き出されてしまう。

そんなことをぶつぶつつぶやいてたら、
「でも大勢で何かを作ると言うことは雇用も生み出してるわけだから。
お金が一部に集中しないわけでさ。」
と、ボスが言う。

雇用の話は、たしかにそうかも。
でも仕事をしない内部損失の話はまた別の問題だ。

2,3年で変わってしまう方針に右往左往する効率の悪さをつぶやき始めると長くなるし
嘆いてもはじまらないので粛々と少しずつ、数値や作業を片付けていく。

2011年2月8日火曜日

オケ老人!

このカバーデザインのような話である。
ちょっとサイケデリック(おもに老人のみなさま方のやりとり)で、
鮮やかな色彩の細かな話が交差する一枚の絵。

アンダンテさんのレビューを読んで、
もう買うしかないでしょと夜中にポチっとしちゃったんですが、はい、一気読みです。
老人たちのゆるゆる音楽性オケ”ウメキョー”と
そのウメキョーから独立した競争による技術志向の”梅フィル”。
彼らの音楽を軸に恋とお笑いと陰謀が渦巻く、まさにカバーデザインのようなミステリー(?)です。
雰囲気、初期の清水義範のようなテンポのよさです。

私も学生時代、少しオケもやっていて(FgとHr)、定演は2回ばかり出ています。
そのオケは学外やら社会人の方も参加していて、定演にはトラさんもたくさんでしたねえ。
管楽器の密度にはない弦楽器の響き、倍音が舞い上がるようなあの空気感は、格別です。
倍音たくさんの響きの中に管楽器の音を置くのはとても気持ちいいんです。


さて本書、あらすじはamazonなどて追っていただくとして、
私は電車で涙腺緩んじゃったんですよね。
野々村のじーさんが、病気のためにバイオリンも指揮もできなくなってしまった時言うんです。
「やりたいけどできんのです。先生はできるのにやらんと言う。
・・(中略)・・今のうちですて。今やらんかったら、後できっとしもうたと思いますぞ。」

私もそう思いますぞ。
何事もはじめるのに遅すぎることはないけれども、終わりはいつやってくるか分からない。
やりたい時が始め時、まずはやってみよう、私もそう思ってますのじゃ。
できるのにやらないと言う先生を見て、野々村さんの悔しい思いに、ベタに打たれた。

ベタな感動、でもベタさの中に本質もあるんだと思う。



オケ老人!

2011年2月7日月曜日

ひどい。それじゃあ、あまりもかわいそうじゃあないですか。

こうも出張ばかりだと、出張先の担当の方(Sさん)から
「どうですか、このまま異動とか?」
なんて言われたりします。社交辞令だとしてもありがたいことです。

「でも、家建てたばっかりで、娘も私立で転校できないし、だんなさん(Gさん)は単身赴任だしー。
 新幹線通勤で10時-5時で働くってゆーのは、どうですかねえ?」
「いやもう、それで。...ところで、だんなさん単身赴任なんですか。
 あ、家の名義ってどっちなんですか? (この方は、ウチの事情はご存知。)」
「あ、私ですよ~。娘に生命保険代わりで残したかったんですよ、家を。
 ほら、娘が育っちゃった後に私が死んでも
 家って処分しても、そのまま住んでも使えるじゃないですか。
 でもそういうことになったら、できればだんなさんと一緒に住んで欲しいってお願いしてますけど。」
「でも、だんなさん、生活費入れてるんですよね?」
「ええ、いただいてますよ。ローンと同じ額(てへへ)。」


Sさん、ちょっと息をのんで
「えええっ!それじゃあ、 
 だんなさん、家の名義も無くて、
 でもローンのお金払って、
 けれど単身赴任で家にも住めないと!?
ひどい。ひどすぎる。
あまりにもかわいそうじゃないですか。」

・・・・
あ..、私、その時気がつきましたよ、Gさんの客観的なその状態。
たしかに、かわいそう。
(今までまったく気がつかなかったけど。おまけに私が万が一死んだ時の住居の保障もない 。)
これじゃあまるで私が鬼ヨメのような...。
 
しかし続けてSさんはしみじみ言いました。
「でも、それだけ、だんなさんはaniaさんのこと好きなんですねえ...。」

おおおお、そういうことだったのか、Gさんよ。
「そうですねえぇぇぇぇ。そうなんですよ!!!」

と、自慢しておきましたよ、Gさんや。

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明日は朝めっちゃ早いので、もう寝よう。

2011年2月6日日曜日

お好み焼き...じゃなくて、たこ焼きだいかいや~

Gさんから、「ブログ、お好み焼きってなってるよ、たこ焼きだよ」の指摘あり。文中直しましたよ。
関西人ほどに、たこ焼きに親しんでないからでしょうかね、間違っちゃうの。

昨日、家具やさんから帰る時、母が
「あの案内してくれたお兄さん、楽しそうだったね。文系、そして体育会系って感じー。」
というと(学生時代バスケをやっていたという話もした。)
「そうだよね、あれば確かに文系よね~。理系って感じじゃないよね。
理系の人ってさ、しつこいってゆーかさー、...(頭の中で何か反芻しているのか?、という沈黙)...
うー、もうイヤ、ありえない。」
「う。 し、しつこいですか...。」
(↑母が理系かどうかは?だけど、ねちねちとしたしつこさには思い当たるフシあり。)

そんな話をしながら帰ってきたけれど、机とチェストはまだ決まっていない。
配置も含めて検討しなくてはね。


もしキミが希望する机とチェストを買ったら、
”ちゃんと勉強をする、部屋は常にきれいにしておく”
ということを一筆書かせようかとも考えている、ねちねち母です。


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今年の冬、
母は洋服を買う暇とか買いに行こうと思い立つ機会が無くて、服のローテーションが限界。
冬物を買いに行きたいけど、ユニクロとかじゃなくてちゃんとしたのが欲しいんだよね。
(ユニクロはそれはそれで、とても使い出がありますが)

「Aniaさんもう巷は春ものですよ。冬物はバーゲンの残りしかないですよ。」
などと会社の同僚からアドバイスいただり。

家具やさん行く前、ついでにのぞいてみようとPaulStuartへ。ここは確信犯的に。
ウィンドーショッピングを楽しむ時間の無い時には、探す手間が省けるお店に入る。
おお、ありました、だいぶ値段が下がったセール品。でも元値が高いからな、やっぱり高い。
けれど”出会った時が買い時”だと思っているし時間をお金で買うという、言い訳を自分にして
ジャケットとスカートをお買い上げ。

そしてお金を払うとき、

「あ、あのー。包みは簡素に。
あ、そんな立派な手提げ袋いらないですから。目立ちますから。
このデパートの紙袋に一緒に入れちゃいます。
家族にはこっそり買っていきたいんで...えへへ。」

と店員さんに言い訳をしつつ、無造作に紙袋に放り込んだ。
 「バーゲンだったし安くなってたの!」
この言い方は間違いないんだけどね...。

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たこ焼きだいかいや~」
Gさんの実家では”たいかい”ではなく”だいかいや~”と濁点がつくんだそうな。
”大会”とつけることによって決して手抜きではなく、そればかりか豪華ささえ漂う、さすがですね。

娘がたこ焼き食べたいと言うから、たこなどを買ってきて夜ごはんはたこ焼き
たこ焼き器は、家の新築祝いにいただいたもの。


生地を流し込んだところ。















くるっとひっくり返したところ。

「あしたのお弁当も、
残ったたこ焼きもってきな。」
「おおう。」

2011年2月5日土曜日

お買い物

朝。
「Gさんは?」
「寝てる。Gさんは昨日新年会で帰りの新幹線の中でもK君と飲んできたって言ってたよ。」
「え。じゃあ酔っ払ってべろんべろんで帰ってきたわけ?
あーでもGさんのべろんべろんは想像つかないな。」
「う~ん。昨日は結構酔ってたけどべろんべろんじゃなかった。
Gさんはたくさん飲んでもわりとあのままだよね。でも次の日は使い物にならないけどね。」
「ふむ。だめだね、体力ないね、老人みたいだね、じーさんなだけに。」

そんなことを話ながら、朝ごはんはネギトロ丼(冷凍もの)。
「ねえ、れってネギは入ってないんでしょう。家で足すんでしょう。
だったら正直にトロ丼って書いて欲しいよね。」
「そうか~?(母は別にどっちでもいい)」

そんな話と今日は待ち合わせて家具屋を見に行こうという話をまとめる。
娘の部屋については、以前から
①引き出しなり片付ける先が無いから散らかるのだ。チェストを買おう。(母の提案)
②だったら机も買い換えたい。もっと小さくてデザインの良いものがいい。(娘の便乗お願い)
ということが議題にあったのだが、

母としては
何故②なのだ?小学校に入る時に買ってあげたその机は、
かなりがっしりしたもので値も張ったしずっと使えると思って買ったのに。
だから①②の抱き合わせには賛成しかねるという姿勢を取っていた。
けれど部屋床に散らかる洋服の片付け先がどうにもならない状態になっていて、
まあとにかく家具屋をちょっとのぞいてみよういうことになった。


■■■
家具屋(担当者がつくあそこです)で部活帰りの娘と待ち合わせして、約二時間見てまわる。
値段とモノの質感の間でせめぎあう私たち。
そんな私たちのやり取りを聞いて、入社4年目の若者の担当者が笑っておりました。
担当のYさんは、家具のウンチク(ゴシックとかロココとかビクトリアとか動物の足のモチーフのこととか木材とか世界の家具の特色とか)を楽しそうに教えてくれるので、私たちも楽しんでフロアを回る。
最後はYさんにインタビュー。入社は何年目ですか?文系ですね。仕事は楽しいですか?とか。
そんな話の結局は、勉強して職業の選択肢を広げることって大事ですねと、娘の耳には痛い話となったとさ。
で、チェストはカタログもらって再検討。

2011年2月4日金曜日

桃色の幸せ

一日、データを検索して体を固めてグラフを作っていたら
肩がバリバリになって最後は気持ちわるくなった。うえ。
...もう帰ろう。

帰りにお惣菜やさんの誘惑に打ち勝って、よし、今日は勝った!、と、酒コーナー。
エドシックのピンク色をみたらば、もうだめだ。
シャンパーニュのピンク色は素敵だ。癒される。
いつもは、お値段の関係でカヴァかスプマンテの1/4ボトルなのだが、
今日はシャンパーニュ、エドシック、いっちゃいましょう。

娘は今日は習い事でGさんは新年会で遅いので、
帰ってからゆるゆるとゆで卵・生ハム・プチトマト・残り物のキュウリとアボガドでサラダを作って、
蓮根を炒めて(またかよ)、苺をセッティング。
娘が帰ってきて、苺を一瞥
「”さがほのか”ってさー、甘いだけであんま美味しくないんだよね、
”とちおとめ”のほうが美味しいんだけど。」
と一言。
いいじゃん、苺だもん。だったら食うな。

「いたーたきまーす!」(ユニゾン)

・・・・・
ああ...、私はこの金曜のひと時のために働いているんだ、きっとそうだよ。
心置きなく飲もう。やっぱカヴァより繊細、うまいですわ。ピンク色のしあわせ。

「あ、R君(従兄弟)、昨日の試験さ、合格したらしい。すごいね。」
「おおう!」



2011年2月3日木曜日

寒さも緩む

部屋がからからに乾いているので、霧吹きで水をばら撒く。 
土間に水を吹きかける。バスタオルを湿らせてかけておく。
それでも相対湿度30%弱。 
この時期は温度も低いし、水分量はどんだけ少ないんだろう。 
保湿のためにマスクをつけて出かける。
...マスクってあったかいねえ。電車でよく眠れることが分かったよ。
腰痛は本降りになりつつある。あーあ...。


娘と、娘の従兄弟とは小さい頃は兄弟のようにして育った。
どちらも一人っ子だったし、双方の親も共働きだったので、
よく、じーじとばーばが遊んでくれたのだ。
娘はお姉さん風に、かなーり威張っていた。
その従兄弟が今年中学受験だったのだ。
その従兄弟にかける励ましの電話もお姉さん風で、自分の体験なども語っていた。
「私も心配だったけど...絶対受かるって思って試験受けないと!」とか。
男の子は後半ぐぐんと伸びるよね、と、驚くほどに伸びた成績にびっくりしていた。
(おまけに声変わりもしていて、またびっくり)
1年前には本命校だった学校からはきちんと合格をもらっていて、今日で試験終了だそうだ。
明日の発表が残っているけど、とにかくインフルにもかからずきちんと試験受けられて、
ちゃんと合格もらってホントに良かったよねと、2年前を思い出しながら娘と話した。

今日も朝の通勤電車で、試験会場に向かうらしき、お父さんと息子さんを見かけた。
電車の窓に向かって二人とも無言で外を見ている緊張した面持ちを見て、
私も思わず、心の中でがんばれを言った。




2011年2月2日水曜日

現実歪曲させるパワー

目が乾く。頭も痛い。乾燥のせいなのか。
葛根湯系の風邪薬を飲んで、だましだまし仕事している。
新幹線通勤も週に半分くらい継続中。

夜、帰ってからフレンチプレスのコーヒーをいれてみた。いつも濃いめで飲んでいるせいかいまいち物足りない味だったのは、豆の量のせいか。今後いろいろ試して見よう。


■■■

500Pものハードカバー本「スティーブ・ジョブズ-偶像復活」を読み始めたのは「スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン」を読んで、その現実歪曲フィールドというのが、いまいちピンとこなくて、どんなものか知りたくなったからなのだが。
(訳者は、脅威のプレゼンと同じ井口さんだった。)












現実を歪曲してしまう、ねじ曲げてしまう人、あー、まわりでもいる。おおよそ共通認識されていると思われる現実が、その人によっていつのまにかねじ曲げられていることってある。
もし、ねじ曲げた方向に現実を持っていってしまう行動力やらパワーがあれば、何事かを成し遂げられるのかもしれない。が、たいていねじ曲げられ提示された方向に人がついていくだけの魅力とかが無くて、その場合は、ただの近寄りたくない人勘弁してくださいよ的な人になってしまう(と私には思える)。

だから、ジョブズの歪曲パワーと人を巻き込む力っていうのは尋常じゃないんだな、と、そんなことを思いながら、この分厚い本を途中休みしながら読んだ。性格悪くても、歪曲した場を現実に変えてしまうパワーを持ては、”無視できない人”、なんだ。
最近、ジョブズは入院したそうだけど、元気になった復活スピーチ、期待したい。



2011年2月1日火曜日

2月1日は静かに過ごす....かと思いきや意外とそうでもなかった。

今日は、二人とも休みである。
娘は、学校の受験日、母も会社休み。
二人で家にいる。静か。

娘の受験って何年だっけかな、と前の日記を探してみたら2009年だって。2009年はサンデーショックとかサンデーチャンスとか言って、1日校2日校の受験日が逆だったのだ。ブドウ糖を持って試験に臨んだのが懐かしい。

2年前の娘は、今より非常に聞き分けがよかった(部屋が汚いのは今と変わらないけど)。
しかし今のほうが、なんだか人間らしい、と思う。自我、という言葉で言ってしまえばそれまでなのだが、娘が自分の好きなこと嫌いなこといやなこと、優先順位、それらの輪郭がはっきりしてきて、 そのおかげでよく母と衝突するようになったし、よく笑わせてくれるようにもなった。

受験が終わるとともに親子の蜜月が終わり、今度は臨戦態勢に入った。日々、危ういバランスの上に娘と二人乗っかっている。女どおし、分かり合えてしまう部分も大きいし母は思いやるということも無いので容赦ないのだ。娘のほうは、大人ぶる女子の特徴である冷静になろうとする意識、大人を冷ややかに見つめようとする意識が強いのだと思う。
母は、もうそんな面倒なことはやってらんないのだよ、子供の頃に十分したし。

この先、私たちの間には倦怠期って、やってこないような気もする。


■■■
夜ごはんは何がいい?と娘に聞いたら、「鰤大根かイカと大根の煮たの、どっちか!」
と言うので、鰤を買い大根と煮ることにした。
鰤、初め熱湯をかけないと生臭いんですよ。初めて作ったときは生臭かったもの(笑)。

娘と言えば、ロールケーキを作るんだそうな、それも夕方から作り始める。

 夜7時頃に、こんな状態に。
「クリームはみ出してるから写真取らないでよ。」と、娘。

これが2本できた。
スポンジの中には生クリームと果物ごっそり。





鰤大根、蓮根とパンチェッタの炒め物という、ヘンな組み合わせの夜ごはんの後にデザート。


切ってみたらクリームがまだ柔らかい。
食べてみたら、スポンジがしっとりふわふわで美味しい!!
「このしっとりふわふわになるコツって何よ?」と聞くのは母。
「ああ、油分を入れないことなんだよ。」
「へえ。これって生地にバター入れてないの?」
「そうだよ。小麦粉だって30gしか使ってない。ほとんど卵。」
「そうかー。ふわふわ玉子焼きなんだ。
もしかして、卵白と黄身を別々にあわ立て?」
「もちろん!」
「うー、、めんどうだね。」
「あのね。卵別立ては当たり前なの。
美味しく作るためには、面倒とか言っててはダメなんだよ。」
「は、はい...。」しゅん、と母。

生地にほんのりキルシュの香りがして美味しいね、と、二人ともおかわりした。



お、おまえ、到着が遅かったよ。ちょうどロールケーキを食べた後に配達されてきた。

フレンチプレスのコーヒーは美味しい、と知人に聞いたので
先日コーヒープレスを購入したのでした。
買ったのは、bodumCHAMBORD コーヒーメーカー



今日はもう紅茶飲んじゃったし、明日にでもいれてみよう。