2011年7月31日日曜日

昼会合

後輩の、新築のお宅におじゃました。
閑静な住宅街と大学を抜けて伺ったところは
年季の入った美しい家や新築の家が並んでいる落ち着いた家並のうちのひとつ。

後輩君の奥さんは本日留守で、その間、一歳ちょっとの娘さんを
後輩君ひとりで相手するのはさみしい、ということらしい。
総勢6人、それぞれ食べたいものを持ち寄っての会合となりました。
新築の家はいいですね、畳の匂い、新しい木の匂い、設備も進化しているし。


「今日は一日体育座りをする予定だったんですけど、予定を変更して都合つけてきました。」
と、なごみ系男子が、自家製煮卵とチャーシューを持参してきました。
その他にも フィナンシェ持参の男子あり、と、最近の男子も進化している模様です。

そんなわけで、昼まからがぶっと飲みまして、おなかいっぱいで帰宅しました。
そんな日は、夜ごはんの準備と後片付けをするのは、もう面倒ですわ。
買ってきたお惣菜に「えー、揚げ物?」とでも言おうものなら(もちろんこんなこと言うのは娘)、
「なら、たべなくて結構!」ってなっちゃいますね、ほんと。

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帰りがけに「3月のライオン 6 」を買ってきて風呂場で読む。
たちまち、正しい青春の青い涙と鼻水がたれる。
湯船にはたらさないようにしないと、と、体をねじって読む。
将棋はまったく分らないけど、二階堂、ひなちゃんの戦いに、
ナナメからじゃなくて、正面からどっぷり読んでしまいました。
「青春の大気圏突入」ですか...。


2011年7月30日土曜日

今日は肉でも焼こうか。

昼間の12時くらいに猛烈な睡魔に襲われ、昼寝。

その間、網戸修理にサッシやさんが来てくれた(←Gさん対応なので見てない)。
「仕事中に「明日は波こねーよ。」って電話してたから、きっとサーファーだよ!」
ってGさんが言ってた。
ちょっと見てみたかった、サーファーサッシやさん。

 
新潟の豪雨のニュースに、娘の合宿先はそっちの方面なので帰ってこられるか心配していた。
新潟の地理に詳しくないので、豪雨の地域との位置関係がどうも分らない。
地図や道路情報を見てみたりしていたけれど、
どうやら数時間遅れでバスに乗ったらしい。よかった。

今晩から「いつも」の日々ですな。
これを書いた数時間後。
ああ、やはり。疲れてねむねむで機嫌悪めで帰ってきた娘と、バトルからはじまる。

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ハリウッド版『Shall we Dance?』をテレビでGさんと見た。
日本版のあの淡いしょぼくれた味はだせんだろう、と思って見てたけど
確かに日本版に比べて 大味だけど、クイックステップを踊るリチャード・ギアはかっこよかった。
スポーツでも音楽でもそうだけど、型にはまる姿勢っていうのは美しいな。
コートで蝶のように舞うお蝶婦人、しかり、ですから。



2011年7月29日金曜日

フライング

今日は娘が帰ってくるし、仕事もはやめに切り上げて果物と野菜を買い込んで、と...

なんだ遅いなあと思っていたら、

帰ってくるのは明日だった。

うー、ってゆーかちゃんとスケジュール確認しろよ>自分 orz


2011年7月28日木曜日

さかなや

出張先で4人会合。
若者の悩みを聞きつつ、
「ふむふむ。そんな時代も、あったね」と、目を細める年寄り組。

「もう認めたほうがいいですよ、Aniaさんも立派なおばさんですから!
お姉さんのつもりでいるのはもう無理がありますって!せめてお母さん?」
と、もう一人の、りっぱなおじさんに言われた。
「ボクはもう、身も心もおじさんですから。」

久しぶりの会合で、とても楽しかった。

2011年7月27日水曜日

あなたとわたしはちがうひと

ずっと自分の身の一部のように感じてきた娘とこうも(っていっても3日目)離れると、
「やっぱり違う人間で、今何をしているか何を考えているのかぜんぜん分らないんだ。」
という実感が迫ってくる。妙な感じ。
もしかして本当にいたんだろうか、私の娘。

思えばこの家を建てようと思ったときには、二人暮らしをするつもりでいて、
そして年をとった将来は一人暮らしになるだろうと思っていたけれど、
やっぱり一人暮らしっていうのは、さびしい、かも知れない。
もう3人生活を体験しちゃったから、余計にそう思うんだろうけど。



夏に西瓜を食べるのが好き。
お腹が痛くなるけど好き。
今日の夜ごはんに小玉西瓜を半分。

おそらく、明日の朝に半分。

 
動き回るからピンボケばっかり。

テーブルの上のすべてのものを落とした後、
「ここは俺の陣地だぜ、ムフ」
と悦に入っているところ。
口元に不適な笑み。










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一緒に働く機械系女子が「男(おじさん)になりたい」と言うので
なぜ?と聞いてみたら、「女ってことでいろいろ言われるからですよ。」と言う。
差別、区別、特別視されるのが、どうもいやらしい。
一昔前、100人中女性は1人とかいう環境だったから、
これでも女性は随分増えてきたんですけどね。
でも、そんな風に思うのは、彼女が順調に育ってきてるような気がして、
なんだかうれしくなって、にまにま笑ってしまい、

「なに笑ってるんですか?」
と言われた。

確かに女性と男性はその構造は違う(別の生き物か、くらいの勢いで違う)けどそれは分った上で。
人がそれぞれ違うように、性差も個人の持つ一つの特質だ。
自分の持つ特質によっていやなことや損だなと思うこともあれば、得することもある。
会社で働く目的は、いいモノを作ったり仕事がスムーズに進捗することだから、
女性であることによって、もしくは自分の持ち味によって、
プロジェクトがうまくいばそれでいいんじゃないですかね、って思う。
人がそれぞれ違うように、いろんな特性を持ち寄ったらいいんだと思ってるんだよね。


ってなことをしゃべっていたら、
「ほら、やっぱAniaさんは気にしてないでしょう。きっとさ時間とか経験値とか年齢とかで解決するよ!」
と他から茶々が入った。

なぬ?つまりは年の功ってやつかい。
...まあ、たぶん、そうだな。


2011年7月26日火曜日

惰性と怠惰と

昨日書いた記事を読んでいたら、あ、話のタイトルが無い、と気がついた。
ので、タイトル挿入。
なお、カプートの別荘とはベルリン郊外にあるアインシュタインの1930年(51歳か)の別荘のことだそうだ。

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今朝はいつもよりも1時間ほど寝坊した。
娘は合宿なので、家には母がひとり。
だから身軽になって夜更かししたわけでは決してなく、目覚ましをかけ忘れたためだ。
明け方、こわい夢を見た。どこか分らないところで、悪の組織に捕まって帰れなくなる夢だ。
そして明るい中起きたら、もう6時半を過ぎていた。
目覚ましがちゃんと鳴ってくれたら、こわい夢を見なくてすんだのになあ。
(って、セットし忘れたのは自分なんだけどさ。)

だから庭の草木の水遣りも、チャイの籠の掃除もできなかった、
けど、ごはんはゆっくり食べた。
コーヒー豆もぎりぎりと挽いて、ゆっくり飲んだ。

夜もついつい、ゆっくり仕事をしてしまった。(あ。こういう惰性はいかん。)




自分の姿と戯れるチャイ...を見てほっと一息。

2011年7月25日月曜日

カプートの別荘へおいで

星を継ぐものの続きはこれ。謎が解決していないと気持ち悪いでしょ」と、差し出されたのは、
ガニメデの優しい巨人」ですが、なんだか遅々として進みません。

なんというか、話の構造がソリッド的フィクションというか構造的というか。
私は構造物の間をたゆたうような流体のような人間のゆらぎを読むのが好きなのかもしれません。
でなければ、ノンフィクションや科学読本に、どきどきします。


でも、ガニメデの名前にひかれたんです。
そうそうたしかあれは吉野朔実だ、と、本棚をあさりました。
ECCENTRICS」の4巻の最後に収録されている短編「カプートの別荘へおいで」の、
工学部の大学生「たみを」が作ったロボットの名前がガニメデ1号です。

28歳で大学に通う「のはら」が好きになった「たみを」は、
「のはら」が高校のときに付き合っていた「皆位君」の恋人だったのでした。

「いいのよ なにもなかったんだから
なにも約束していない
なにも起きていない
私は変わらない
あなたは はじめからいなかったのよ
わたしは誰にも 会わなかった
わたしは 誰にも 期待していない 」


20代の当時、この台詞がしみました。
それから年を重ねて、経験も積んで
人生のからくりもだんだん分ってきて、気持ちの振幅も小さく安定してきましたが、
でも、だからこそ、まだまだ皮膚の薄かった自分を守るためのその術が懐かしく思えます。

先日、知人が、「うまく自分をドライブして生活していくためには、期待しないこと、だよ。」
と言っていましたが、私は、「それってもったいないよね、せっかく生きてるんだから。
心配したり期待したり喜んだりしながら、たくさん考えるところに醍醐味ってあると思う。」と
思っていたので、そう言いました。

逆に、もう期待して傷つくほどやわじゃない、んだと思います。



愛が孤独を救うことはないのだ
恋だけが一時 人の孤独を忘れさせる












誰かと交わったり何かを共有したと思うこと自体、幻想ですが、
忘れたと思える瞬間ってやっぱりあって、
それが恋という衝動または突入電流なのであって、
生き物がつながっていける、からくりなんだと思います。

2011年7月24日日曜日

「そういえば鰻食べてないねえ。土用の丑の日ってこの前だったんだよ。」
「あ、そう。気がつかなかったよ。この前っていつ?」
「えっと、木曜かな。スーパーでめっちゃ売ってたじゃん。
気がつかなかったの?あんなに騒いでたのに?」
「うーんと。たしか出張の日かー。気がつかなかったよ。あはははは。」

と、母娘の会話が一段落したところで、Gさん。
「ボク、うなぎたべたい。」。
というわけで土曜日の夜は鰻でした。


鰻やさんに行ったら、いつも焼いたやつが並んでいる大皿はからっぽです。

「売り切れですか?」
「ああ、準備したのなくなっちゃったから、これから仕込み。」
ここの大将は愛想ない...。
お店の人が言うには40分くらいかかると言うので、
そのあたりぶらぶらして待つことにした。


40分後、戻ってみたら別のお客さんが大将に聞いてました。
「もう売ってないの?」
「ああ。なくなっちゃって、仕込みの間にもぼんぼん注文はいっちゃって
在庫があるのか、間にあうのか無いのか分んなくなっちゃってさ。」

あ、あの大将~、愛想無いのはいいけどさ、それじゃ商売できないのでは...。

ま、いっか、自分たちの分はGetしたしね。
美味しくいただきました。

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今日の夜はガスパチョです。
ニンニクたくさん入れちゃって、明日の朝の匂いがちと気になりますが。

2011年7月23日土曜日

私たちは農耕民族的な

顔が好きです。うーん、この顔のどこがいいんだろうか。
「ああ、ひげだよ。」
そうか。でもただひげが生えてるってだけじゃだめなんだよね、ぐっとこない顔もあるもんねえ。
「端正な、っていうんじゃなくて、ちょっとベビーフェイスな顔立ちが好きなんじゃないの?」
んー、そうかもねえ。

最近の、好きな顔はステファン・ハウザー
でも、ひげ有りかつ見る角度限定で、好きな顔とそうじゃない顔があります。

上の二つが好きな顔で、一番したのはそうでもない顔。(写真の大きさがぐっとくる度合い)





CDを出したと言うので、買ってみた。
YouTubeで「Smooth Criminal」が話題を呼んでの発売だそうだ。
(Smooth Criminalはマイケルジャクソンが歌う名曲。初めて聴いたとき「えにあじゅおっけー。えにあじゅおっけーえに。...」が延々と続くのに、こういう歌詞でもアリなんだ、と、ちょいとびっくりした。)



2cellos

















チェロの違う面も聞けてよいのですが、ほぼ全曲、ザクザクと激しく刻むリズムとメロディ。
曲によって編曲に工夫があるといいなと思いました。
個人的にはチェロの絡みつくようなハーモニーも期待したんです。
ちょっとあやしげなこういうのとか。

あ、CDだと顔も見えないしね。
YouTubeで、パフォーマンスをあわせて見るのが楽しいのかもしれません。


時々チェロ四重奏のこういうのを聴いたりします。


チェロといえばこういう音のうねりが好きなんです。















2枚続けて聞いたのち、2枚のCDのジャケットの奏者の写真を見ながら、Gさん、
「うーん、狩猟民族と農耕民族 もしくは、あえていうならキツネとタヌキ、かな。」
(笑!)すんません、うなずきながら笑っちゃいました。

金曜の夜

「金曜の夜って、きれいにブログ書いてないね」、とGさんに言われたが。
飲んで食べたら牛になるぞ、の如く...の状態になってます。

2011年7月21日木曜日

女たち

今日も遅くなり、惣菜をついばむ私たち女二人。
「ねえねえ、うち、食費かけすぎだって。」
「だったら、フレンチとかいくの、これからよそうよ。(本気で言ってないかも。食べるの趣味だし)」
「いやー、普段は惣菜なんか買ってないで質素にあるもので食べて、時々、外食でしょう。」
「よし、じゃあさ平日は外食無しね。野菜でも買って食べるか!」
「えー、野菜のほうが高いでしょ。」

ああ、そうねえ。
でも、夜に、肉扱うのって気力いるんだよね。
肉は朝。

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娘と一緒に家に帰る時に、娘の小学校時代の友達に会った。
一緒に中受験し別々の学校へ行った友達だった。
すっかり大人っぽくなった姿を見て、わあわあと驚いていたのは母ひとり。
165cmはある身長の二人が淡々と話し合っている、その様はとても中3には見えないなあ。
彼女は中高一貫校に行ったけれど、学校の雰囲気にあわずに高校受験するそうで、
予備校の帰りだそうだ。
気負った様子もなく淡々と話す瞳は、前を向いていた。
この前まで小学生だったのに、素敵な女性になったなあ。しみじみ。

「公立高校って楽しそうだな、共学でさ。」と、うらやましそうな娘よ。
選択するってことは、そのほかを切り捨てるってことだからなあ、二ついっぺんは無理だろ。
いいな、と隣を見渡せるのは(ある意味)よゆうのある今の環境あってこそ、だと思いますぞ。

2011年7月20日水曜日

Début

娘にとってGさんは、おじさんほど遠いものでもなく母のパートナーというほどの意識でも無くもちろん父親もどきなどでもない、おそらく「Gさん」以外何者でもないのだと思う。たぶん、今のところ。
私も、自分たちの関係を、親とか家族とか生物学的な関係名とごっちゃにしてラベリングするつもりはさらさらないし、この固有の3人(+1羽)が時間や場所を共有することによってこれからできあがってくる関係名は受け取る側が勝手につければいいのである。が、現在この方向性もまだ定まっていない私たちが、この先どの方向に収斂していくのかには、だいぶ興味がある。渦中にいても摩訶不思議な物語だなと思う。
まあ、3人そろえば「発展型生活共同体系家族的な」かな、今のところ。


娘はいわゆる思春期っていう年ごろでもあるためか(そして母より繊細だし)、学校の友達にGさんについてあえて言及するでも、ましてわざわざ紹介するでもないまま「なんて言ったらいいかわからないし」のままきた。けれども、先日、娘の友達がうちに遊びに来た際に、Gさん、デビューした。
娘はもちろん「じーさん」と紹介していた。(なんだよ、じーさんって、と、思うのだが。)
彼女たちはするどく察してくれたらしく、質問は無かったらしい。

それにしても、Tシャツ短パンじゃなくて、もうちょっとパリっとしていたほうがよかったかねえ、Gさんや。
まあ、母も娘と兼用のTシャツにデニムという「その服さ、もうちょっと何とかならないの?」と言われる格好だったのではあるが。あ、でもちゃんと化粧してたもんね。

女子のおしゃべりのパワーはすごいねえ、と、にぎやかな声を聞いて、Gさんと二人しみじみした。
「私はさ、子供のころ、おままごとってできなかったのよねえ、一人で本を読んでいたかったし何時間もおしゃべりを続けるパワーも無かったなあ。(今は、ちと違う!)」
「男もそう。目的を持って溜まり場に集まってさ、もくもくと何かするんだよ。」

■■■
...という話を会社の女子にしてみたら、
「ああいうおしゃべりで、地雷なんかを察知するセンサーが形成されていくんですよ!
Aniaさんはそのセンサーが働かない時が結構多くあって、気配を察しないことありますよ。
その質問、いたたたた、っていう時、ありますからねえ。気をつけないと。」
「あら、そう。」


でも、さ、その、ちょっと探られて痛いかも、な場所にこそ、その人の人間性っていうか、特質っていうか、面白味とか持ち味があるんであって、そういう部分こそ聞いてみたいところじゃあないですか。
もちろん、興味の無い人にはそんな質問したりしないですよ。



2011年7月19日火曜日

星を継ぐもの

好きなこと。本を読むこと音楽を聴くこと。例えば、自分の小ささを実感できること、時間空間のスケール感覚を変えることができること。



Gさんに 「おすすめだからぜひ!」と言われていたけれど、翻訳もののSFは訳によって読みにくいものもあるので、個人的にどうも躊躇しがち。専門書の訳本であればその内容に興味があるわけなので、内容うの面白さで読み進めることもできるのだ。稀に英文そのままだって読めちゃうくらいの面白い論文だってある(まあ、これは稀の稀だが)。
というわけで、GさんのPCの隣にあった文庫本「星を継ぐもの」を横目で見ながら、漫画なら読めるかと思い、漫画を購入してみた。amazonでは評価が高いけれど個人的にはいまいち。でも続きが読みたいじゃないですか。そんな理由で小説も読み出した。

小説のほうが断然面白い。(というか、ハードSFの名作ということだ。)
まず、この小説の構成が好き。
そして最後のたたみかけるような謎解きにどきどきする。(目がぱっちり覚めた)
ダンチェッカーがラストに説く、人間の獲得した特質である”強さ”がどこから来たのか、それを読みながら私たちが生きてる時間の単位ではない宇宙単位を感じられるのがSFの醍醐味なのだということを、思い出した。

この休み中、惰眠の間に寝転がって読んだので、本がぼろぼろになってしまった。
Gさん、ごめんよ。


 星を継ぐもの

月面調査員が真紅の宇宙服をまとった死体を発見した。
綿密な調査の結果、この死体は何と死後五万年を経過していることがわかった。果たして現生人類とのつながりはいかなるものなのか。やがて木星の衛星ガニメデで地球のものではない宇宙船の残骸が発見された……。ハードSFの新星が一世を風靡した出世作。


コミック本のほう。

星を継ぐもの 1

2011年7月18日月曜日

お誕生日そとごはん

今日も一日眠いです。ひたすら眠い。よって午前中と午後と昼寝。
どこか具合が悪いんじゃないかととGさんは心配していたけど、どうやらひたすら眠いだけの模様。
だってさ、Gさんだって休みの日は同じくらい寝ているじゃないか。 (遅起き&昼寝)

さて、娘のお誕生日ということで、希望通り、3人でそとごはんをした。
何度か行っているフランスごはんやさん。
安心のふつうに美味しいごはんが好きです。



娘よ。
ああ、あと5年あるねえ、飲めるまで。
残念だねえ、へっへっへ。












 アミューズ。





前菜。3人とも少しずつ違う。











フォアグラとトリュフのソース。


















ワインは選べないし、おまかせ。
ルイジャドのアリゴテ。(Bourgogne Aligote Louis Jadot)

さっぱりとさわやかで、食事にあう。

















お魚(なんだっけ?)と季節の野菜、バルサミコソース。こちらもさっぱりと夏らしい。










この間にクラニテ。グレープフルーツのソルベ。



フィサン フレデリックマニャン
(Fixin Frederic Magnien)
北コート・ド・ニュイ地区モレ・サン・ドニ
酸味があって、ピノノアールの香りも豊かで優しくて、これ好きだなあ。




 肉にくにく。
牛フィレと羊。














この間に、チーズがあります。
スペインの青カビチーズ、カブレラスの驚きの風味。
もう、全体が青色です。
食べるのに夢中で、写真とるの忘れました。





デザート。
お誕生日用に蝋燭が。

















今日一日粗食に耐えて臨んだだけあって(←ほとんど一日寝ていて食べてない)、
なんてゆーか、満足。

娘は昼間からイベントもりだくさんだったので、疲れて
帰りは寝言をいいながらふらふらと帰る。

おいおい。これからの10代後半は密度濃いからねえ、心してかかりたまえ。




2011年7月17日日曜日

眠り姫の母

一日中眠い。
朝は5時半に目が覚め、草むしりをするものの、

午前中はほぼ二度寝、
午後も午睡
夕食後の散歩の後の夜寝...

眠り姫(娘)への遺伝は母からなのでしょうかねえ。

夏休み1

外は暑いです。家の中は日陰で風が通るので、暑さはほどほどす。

今日は娘の学校系の用事があり、ついでに(こっちが本命か?)ママ友ランチ。
こういう機会は年に何回も無いので情報を仕入れます。
(中学も3年目だし、だいぶなじんできました。)
中学にはいった途端大学受験の情報を集めはじめるおうちも結構ある、とか、
娘の学校の授業の進め方の変化とか、イロイロ。(ほほう...と聞く)
娘本人といえば、好きなことやってますなあ。
(公立へ行ったお友達は受験で忙しいらしいのだそうだが)
大学に関しては多数派からそれそうな雰囲気だけど、まあまだ修正できるし、いっかー。

夏休みは部活、絵画教室に通う、友達と遊ぶ、おばあちゃんおじいちゃんの家に行く、で、
「ああ、私の夏休み、予定の無い日がないよう。」
だそうだ。

■■■
コントラバスの先生1より「今年の発表会はどうします?」とメールがあり、 
せっかくだから出ようかと虫の良いことを考えています。 
2人の先生に継続的に通うのは大変なので、発表会までポイント的に先生1に通おうかと。 
去年の「オブリビオン」をリベンジで、かな。 

2011年7月16日土曜日

夜ケーキ

最近は、朝からさんさんと日が照るし、
草木の水やりもあり、出社時間は早くになるし、で
朝5時にはおきないと間に合わない。


昨日の名古屋出張は暑かった。会議は延長戦。
帰りが遅くなり、お腹がすいて手はふるえるし、眠いし、家にたどり着いたら電池切れ状態。
 (途中、お惣菜を3パック5%引きを買う。)
時間を置かず、Gさんも帰ってきて娘の用意していたケーキーを前にしたのが夜10時。

とりあえずケーキでしょ。
3人で、「お誕生日おめでとう!」。
ケーキとビール、母は目が回って、ケーキ食べたらそのまま落ちた。

(今朝も部活のため5時起きです。うう。)

2011年7月14日木曜日

こんな日には

空に丸い電気のような月だ。
「こんな日には子供が生まれるんですよ。」
と、出張からの帰りに3人の子供のお父さんのTさんが言う。

ああ、そういえば明日は娘の誕生日だ。
明日も出張だし帰り遅いしケーキも買えないな。

それを娘に行ったら、
「ケーキなんてなくてもよくない?
それよりごはん食べに行かないの?誕生日だし。」
だそうだ。

相談してみます、お財布と。

2011年7月13日水曜日

いや、むしろ、な、お弁当

久しぶりに出張が続く。
お弁当作りがしんどいが、帰りも遅くなるとお惣菜買って帰ること必須だし、昼の買い弁に夜のお惣菜はねえ、誰が見ているわけでもないのに、そして娘は逆に喜ぶのに(おいおい)、なんだか無駄遣いしているようで罪悪感なので作ろうと思う(あくまで予定)。

娘に聞いたところ、朝練で汗で濡れたままのTシャツをかばんに入れて放置しておくと、帰りまでに黴が生えることもあるそうなのだ(娘のTシャツはまだ無事らしいが)。先日のカレーに黴の件もあるし、お弁当の上に保冷材を置いて持たせている。


最近、我が家では杏のワイン煮が小ブーム。
「杏の煮たの、お弁当に入れてあげようか?」
「いやむしろ、お弁当、杏だけでいいから。今日は部活ないし。」

えー。いや、むしろって...?


#母は優しいので、娘の希望の方向に、お弁当の半分以上を杏にしたら、
朝、学校で待ちきれなくて食べちゃってお昼に食べるものが無くて、
だからお腹すいた~、と母が帰ったら娘がわめいていた。
(テーブルの上には冷蔵庫から食料を漁った残骸らしきものが....。)

2011年7月12日火曜日

読書地点

私もGさんも、普段、読書する。
趣味は違うけれど、時々、気づかずに同じ本を買っていたりもする。
読んでみて面白いと思った本はお互いすすめあったりもするのだが、そのおすすめ本で読むのは漫画本くらいだ。その時その場所では、そのおすすめ本に興味がわかないのである。
(違う時しがう場所で、読みたくなったりすることはあるのだが確率は低めだ。)

Gさんは、前から「ホーガンの「星を継ぐもの」、おすすめ!」って言っていたけれど、私はいっこうに興味がわかずに、とうとう漫画本を買ってしまった。これを導入に読もうか、と。(しかし現在、中断中。) あるいは、「生物と無生物のあいだ」が面白いよって言われたけど、その時にはいっこうに興味がわかず、しかししばらくして後、急に読みたくなって探してもらったり。


思うに、読書っていうのは、何かに興味をもって考え続けてその本に行くつく、読みたいというモチベーションがふつふつとわいてくる時から始まっているのだなあ、と、思う。自分で探して行き着いたその本が、ある意味、自分の興味のベクトルの先にスカラ値化あるいは実態化しているようでいとおしかったりもするのだ。


■■■
今日は母の誕生日。
先日Gさんからもらった花が、ことのほかうれしかったので花を贈ろうと思った。
で、イイハナとか花キューピットよりも、「わああ!」と思ってもらえるような花束ないかなと探して行き着いたところがここ。花を選ぶのではなくて、 気に入ったフラワーアーティストの方に、イメージを伝えて送ってもらうシステムだ。人を選ぶシステムというところがなかなか面白いなと思って。
(送った花束の写真が送り主(私)にも送られてくる。)

さっそく母から、感激感ありあまる声で「うれしい!」という声が届いた。

先日実家に置いてきた携帯で「写メ送ってくれてもいいんだよ~。」と言ったら、
「使い方わからないんだよ。」だそうだ。

両親は、いまだタイトルに本文書いて送ってきます。


お母さん、お誕生日おめでとう。いつもありがとう!



2011年7月11日月曜日

知性と野性の構造

昨日の夜作ったカレー。
今朝も食べました。
出掛けにまだ温かいカレーを冷蔵庫に入れられなくて大丈夫だろ、と思って鍋に放置したカレー。
半日で黴が生えました。orz。

■■■
昨日の夜、内田 樹の研究室の「2011.07.05暴言と知性について」をふんふんと読んでいて途中で吹いてしまった。ああなるほど、もやもやをきっちり言ってくれた気分。


松本復興相が知事たちに対する「暴言」で、就任後わずかで大臣を辞任することになった。
ことについて思うところを書いた記事だ。
興味のある方はぜひ全文をお読みください。


(前略)
怒鳴りつけられたり、恫喝を加えられたりされると、知性の活動が好調になるという人間は存在しない。
だから、他人を怒鳴りつける人間は、目の前にいる人間の心身のパフォーマンスを向上させることを願っていない。
彼はむしろ相手の状況認識や対応能力を低下させることをめざしている。
どうして、「そんなこと」をするのか。
被災地における復興対策を支援するというのが、復興大臣の急務であるとき、被災地の首長の社会的能力を低下させることによって、彼はいったい何を得ようとしたのであろうか。

人間が目の前の相手の社会的能力を低下させることによって獲得できるものは一つしかない。
それは「相対的な優位」である。
松本復興相がこの会見のときに、最優先的に行ったのは、「大臣と知事のどちらがボスか」ということを思い知らせることであった。
動物の世界における「マウンティング」である。


(中略)
論争的場面において、人々は詭弁を弄し、論点をすり替え、相手の思考を遮り、相手が「むずかしいことも理解できるように知性が好調になること」を全力で妨害している。
それは論争の目的が、相手の知性を不調にさせて、ふつうなら理解できることも理解できなくなるように仕向けることだからである。
論争相手を知的に使い物にならなくすることによって「どちらがボスか」という相対的な優劣関係は確定する。
この優劣の格付けのために、私たちは集団全体の知的資源の劣化を代償として差し出しているのである。

(後略)

マウンティング..。言いえて妙。
あんまりにも納得したので、わははと笑って、Gさんにこの部分を読み聞かせてしまった。
相手に自分の優位さを見せつけ思考停止にし考えさせなくすることで自分の主張を通す、こういう手法にはわりとよく遭遇する。(会議の席上でも、よく見かけるし、それを思い出したから吹いたのだ。)

そして、明快なロジックとデータ(事例)、分りやすい落ち着いた口調で説明することで相手の思考や理解のパフォーマンスを上げていくという知性に対して、だんだんと自分をかえりみてしまい、結局はうなだれ反省へ。


でもまあ。分ったところで、もしロジックとデータの準備が不十分であれば、その途端、相手の知的パフォーマンスを上げるという手法では目的達成まで行き着かない状況となるだろう。知性を武器にする手法から、優劣関係でもって相手をねじふせる戦法にアタマの回路が切り替わることだってあるだろうなあ。

そして、さらにさらに、仕事に場面を移して想像(妄想)は進む。
もし、みながみな相手の知的パフォーマンスを向上させるような、理論構築と語り口で打ち合わせしはじめたとしたらどうなんだろう....うう、正直なんかキモチワルイ。
理論的に矛盾が無く、少しでも良い解を探索しようとしはじめたら、...多分、物事、なかなか決まらないだろうなあ。声の大きい人、立場を利用してゴリ押しする人、高慢な物言い、理論で押し通す人、そういう人たちへの不満をためる人(あとでぶつぶつと不満を吐き出す。ああ、それは私か?)、場をまとめようとする人、そんな力学でつりあって、なんとかひとつの解で折り合いついて決まっていくような気もするのだ。



もちろん、政治のレベルでは、ぜひとも有害無益な「優劣決め合戦」じゃなくて相互の知的パフォーマンスを上げる手法で論争してほしいなあ、そういう場面見てみたいなー、と思う。




2011年7月10日日曜日

夏の光

オシリの、座ると椅子に当たる部分が2,3日前から痛いです。打ち身的。
だから、ちょっと恥ずかしいところにサロンパスを貼って寝て、目覚めた朝、5時15分。

寝違えました。首を回すと痛いです。
サロンパス、増えました。


日曜なのに部活があるというのでこんなに早く起きたのに、もう外は光がさんさん。
朝ごはんを食べ、娘を送り出してから、草木の水やりと家の掃除、それが終わって9時。
おお、こんな早い。そして、やはり、まったり。


梅雨が明けたそうです。
本日、室内30℃ 湿度60%。
家中の窓を開けると、好きな夏になります。
ブラインドを全部下ろしても、隙間から入ってくる光でいい感じの暗さです。
家の窓は東向きなので午前9時まで、外の強烈な光を家の暗がりから眺めることができます。
こういう夏が好き。


 
とりあえずだった、手縫いの裾も切りっぱなしの カーテンもどき。
とりあえず、じゃなくなっています。
洗濯もして使っています、もう2年。





















本を読むときは光側に頭を向けて。



家の窓をとおして見える、
お隣の檸檬の葉っぱの光。

















そして午睡。


2011年7月9日土曜日

おそろいはいやがらせの匂い

髪を切って黒く染めた。
「なーんかこれ、アレに似てますよ、あれ、なんだっけ。手塚治虫?藤子不二雄?」
「あ!プロゴルファー猿!」
「そうそう。似てません?」
「(笑)雰囲気分ります~。」
と、髪を切ってくれた美容師さんと。

髪を染めるときって、薬つけてべたっと寝かしつけますけど、
その姿、髪短いとこんな感じになるんですわ。



そのあと、娘と待ち合わせてスクールバック(スクバ)を買いに。
娘、母を見て
「ちょっとー。そっくりじゃん。」。
「ああ~、いやがらせだよ。」
「げー。」

つまりは母、真っ黒おかっぱ再び、です。
でも、言っとくと、ショートボブは私のほうが先にしてたんですからね。
母の場合は刈上げ部がほとんど無いけどね。

スクバを買って、
「はー、これでボロボロスクバもおしまい。
私のさ、穴あいて一年半前から内ポケットと外ポケットつながってたんだよね~。」
「へえー便利だったじゃないか。」

ついでに(?)FAUCHONでパンを買ったら、
娘の目がショーケースの中のサヴァラン オゥ ラムに釘付けになっていたので、
(やばいと思い、)ささ、早く帰ろう、と促した。


■■■
母はまだ、子離れが出来ていない。
会社で同僚と話をしたりすると、
「Aniaさんは、娘Loveですよね。もうそのオーラが強烈にでてますから。」
「子離れしたほうがいいですよ。」
「何事にも執着しすぎるといかんです。」
「大学になったらもう家なんか帰って来ませんから。」
とか、いろいろなご意見をいただく。

”子供と親は別の固体”、そんな考え方はとても好きだし、
理詰めで納得する人間になりたいと思ってきた。
けれど知識で組み立てた考え方に納得はしていても、
体の奥の方からふつふつわいてくる情動というか本能のようなものと交差している地点に娘がいる。

二人で協力し合って濃ゆく過ごした小学校の6年間、その時間をとおして、
母が自分の情動というか理性ではコントロールできない自分自身を
自覚する(認める)ようになったのかと思う。
まあ、人間らしく成長できてよかったじゃないか>自分。

2011年7月7日木曜日

二人夜ごはん

出張で遅くなり、習い事を終えた娘と待ち合わせて、けっきょく外食。
今週はお惣菜比率も多かったし、エンゲル係数は高まるばかりだ。

ちなみに我が家は、朝ごはんボリュームが最も高い。
揚げ物食べるなら朝でしょ。
ケーキ・大福・デザート系も朝かな。
焼肉だって朝かな。
ハンバーグとか?
お好み焼きだって朝焼いちゃうもんね。
(そうやって出社が遅くなったりするんです。)


夜ごはんでは、二人で葉っぱをついばむ。はむはむ。

2011年7月6日水曜日

レッスンメモ6

レッスンに行こう!と、仕事がんばったら、帰りが遅くなって練習時間が取れません。
それでも、今日は15分前から気配を消してスタンバイ、終業とともにGoです。

注意点・ポイント
・教則本シマンドル
(右手に関すること):
ダウンとアップの速さが違うので、音の質が違い、テンポがずれているように聞こえる。
4分音符は十分に伸ばす。

(左手に関すること):たくさん。
左手の語りはいつも同じ形にする。
→4の指で押さえる時も、1,2,3の指もしっかり置く(浮かせない)。
→2の指で押さえる時に、1と2の指の間隔が狭いので、デフォルトの形に広げること。
指だけで押さえるのではなく、左足、腰、指全体で押さえる感じ。(その感覚、ワカリマセン)

・30エチュード
8分音符は、大体出来ている。
弓を返さない付点8分と16分音符の音形、 16分音符をもっと短く。きっちり。

・カヴァレリア・ルスティカーナ
これでもかってくらいにスラー。決して切らないように。
後半のほうが良い感じ。

・次回までの宿題(1ヶ月の間が開くのでたくさんでた)
シマンドル:P28~P32
30エチュード:4番、7番
G線上のアリア(仕上げるように)

■■■
・「宿題がたくさんでるので、練習たくさんしないと追いつかないです。」
と言ったら、もっと出されてしまった。
どうやら、練習は正しい方向に量をこなしてなんぼ、らしい。

・『コントラバス・レパートリー』から愛のあいさつをやろうとしたら、
「それは難しいですから。」と言われてG線上のアリアになった。
「ピアソラが好き」という話をしたら、Kichoどうですか?」
「あ、好きですよ。」
「楽譜ありますよ。」
と、ピアノとコントラバス用の楽譜を見せてもらった。

「ああ、やっぱり、楽譜、黒いじゃないですか、16分音符で。」と言ったら、
「そんなに難しくないですよ。今度やりましょう」、って...えぇ~!
音符的にも聞いた目にも愛のあいさつの方がぜったい簡単だと思うんですけど。



2011年7月5日火曜日

ある材料で作ろう。

風呂に入ったら、目を開けて夢を見た。(もちろん意識もある)


報告へ向けてデータを着々と積み上げてきたつもりが、ミス発見。
嗚呼。もいっかいやり直しかよorz。
...それが2日前。
明日のレッスンは休まないといかんかな、と弱気になったが、しかし。
ここで踏ん張って仕事を終わらせよう、
データの作り直しじゃなくて、ストーリーを作り直したほうが早いし筋が通るし!
「遅くなる」と娘にメールして、ヒンシュクを買いつつイロイロと占有し、
あと明日一日でなんとかなろうというところにたどり着いたところで、「今から帰る」コールをした。

生協の配達物をあさって、遅い夜ごはん。
二人で、キュウリと、イカの焼いたのと、桃を、がしがし食べた。


■■■
この家に住んで、2年目にして思うのは、
寝るのに気持ちいい家だということだ。緊張を強いない。
それって明かりのせいかもね、というのが、Gさんと私の一致した意見。
必要な部分だけを白熱で照らすので、まったりしてしまうのだ。
なので家の中はいつも、ほの暗い。

2011年7月4日月曜日

懐かしいけど古くない

それはワカメちゃんカット。
母の中学校の時の同級生にいましたよ。

昨日、娘がその髪型になって帰ってきました。
後ろから見ると刈り上げ部が少し。
前から見ると左右アシンメトリー。
「アシメツーブロックというのだよ。」だって。
おお、いいかもいいかもー。


「ねえねえ、かっこいいけどさ、とってもいいけどさ、
学校から何か言われるってことないよね。」
なんて思ってみたりするけれど、
「短いカットが何故悪いのさー。」
「だよねー。」
「でも刈り上げってお手入れ難しいらしいよ。1ヶ月に一度はカットしたほうがいいって。」
「それ、むりやろ。」
「やっぱ、のばしっぱスか...。」

友達にも大好評とのこと(とくに刈り上げ部)。

今週末、母も美容院予約入れてるんだよね~。
おそろいにしようかな~。

2011年7月3日日曜日

お金と交換する価値、あるいは交換できない価値

ワインが好きだ。
というより体に合っている、と勝手に思っている。
(けれど、うんちくを覚える気はあまりないので、詳しくはない)
飲む総量と、飲量/時間を間違えなければ、次の日まで残ることは少ない。
学生のころ、試飲させてもらえる近所の酒屋さんでドイツワインから入ったが、
美味しいなあと本格的に思ったのは、娘を産む少し前にイタリアンレストランRで飲んだ1本。

イタリア、シチリアの赤。
(名前も覚えているが、同じラベルを最近見かけないので、
生産していないのかラベルデザインが変わったのか...)
もう一度飲みたくて、一人で同じお店に行き、一杯だけ飲んで帰った。
R店ではどんなワインもグラス売りしてくれるという、とてもありがたいお店だった。
そのお店のマネージャー兼ソムリエさんがIさんで、
それ以降、そこのお店に、たまに一人でひっそり立ち寄り、
ワイン一杯選んでもらって飲んで帰るという日々は出産時の禁酒期間を経てさらに続いた。
当時住んでいた家まで帰るバス待ちの20分とか、休日出勤の帰りとか。
(ガードレール下の一杯飲み屋のような)
もちろん、娘も小さい時から連れて行った。
当時のスタッフの方が娘を見て、こんなに大きくなって!といわれたり。

Iさんは、R店で働きながら10年かけてほどんど野菜農家のようになっていて、
独立後、自分で作った野菜を出す店を構えた。Iさんのお店に時々ごはんを食べに行っている。
そのレストランの調理とスタッフだったTさんのお店にも何度もお邪魔したし御せちをお願いしたりした。
自分のやりたい方向を模索しながらの店構えで、それより何より笑顔が素敵だ。
「Tさんかっこいいよねすてきよね~。」と娘は言う。
また、スタッフだったBさんの扱う食材も買ってみたり。
と、そんな風に、R店が我が家の食環境へ与えた影響は、でかい。

レストランという場と、そこで働く人たちによる、
食を、食べることを共通言語に共に楽しむ楽しみたいという雰囲気が、むんむんとあったのだ。

その後、R店はオーナーが変わり、利益追求を打ち出し、
コストのかかる食材は使わないようになり、その結果当時のスタッフも随分離れていったと聞いた。
確かに、商売。利益がなければ成り立たない。
けれどもレストランというところは楽しい場所と時間をも提供してほしいなと思うし、
それを一緒に楽しめる人のいるところでごはんを食べたいな、と思う。
料理だけじゃなくて、一本通った姿勢のようなものに共感ができないお店には、
何度も足を運んだりしたくないのだ、個人的に。

わたしゃ、自分の働いたお金、得た時間、納得して使いたい。(←ケチだから。)

ああ、まあ、その話はいいや。前置き長い。

■■■
R店のスタッフのBさんとお話をする機会があった。
Bさんは、娘の通っている語学学校に通っていたという情報があったので、娘が話を聞きたがった。
Bさんはイタリアの食材を販売している。

語学は18のころからイタリア語を独学し、その後語学学校に通いシチリアで勉強。
料理人になりたかったので、大学へ行きながら、バイトをし調理師学校に通ったと話してくれた。

「ダブルスクールですか?」
「そうですね。大学は親がお金を出してくれたけれど、専門学校はバイト代と奨学金で行きました。
でも夜はR店でばりっと働いていたので、卒業できなかったんです。
あと一年行けば卒業できたと思いますけど、もうこの世界に行きたかったんで...もう卒業いいやって。」
「イタリア語は話せるようになりましたか?」
「はい、そうですね。独学してネイティブの先生に習った後は、
日本人の先生について文法をきっちりやったほうが身につくと思いますよ。」
「大学は行ってよかったですか?」
「はい、いってよかったですよ。見方が広かります。できれば卒業したほうがいいと思いますよ。」
「今の生活はどうですか?」(こんな失礼なことを聞くのは母)
「なんとか成り立ってます。でも好きなことなので、それが一番です。
いつか、自分の選んだ食材を使った料理を、お客に出したいと思っています。後悔はないです。」

娘も娘なりに、調べたり考えたりして、
大学は行ったほうがプラスになる、と思い始めたところのダメ押し。
やはり大学は行っておいたほうがいい、価値観が広がるし、ということで
家族意見も固まったところで。(よかった。)



私たちはさ、まあ、理系か?と思い、どっちかっていうと消去法で今の会社に勤めているけど 、
これが好き、これがやりたい、と本当に思えることに出会うこと自体が稀かもしれないね。
それに出会えた人ってそれだけで幸せかもね。
そんなことを夜に3人で話した。




2011年7月2日土曜日

最終回、いろいろ

毎週、Gさんが楽しみにしていたドラマ「JIN」も先週で最終回。
月曜の朝、うんと早くに家をでるGさんは、日曜のドラマを録画していて
次の週の土曜か日曜に私も一緒に見ていたのでした。
でも最終回、待ちきれなくて、そのCMの多さにうんざりしつつ、
まあ、オチはこう持ってくるのが妥当よね、とぐすぐす泣きながら一人でオンタイム見てしまったのですが。
いつものように土曜の午後に、Gさんと見ちゃいました、2回目。
オチを言わないようにかなり気をつけましたさ。
しかし、ティッシュをもって、ぐすぐす、再びの最終回。

■■■
Gさんと二人、気に入っていたアニメ「ファイアボール」。
続編「ファイアボール・チャーミング」が放映されているというので、
これも録画して「JIN」と一緒に見てたわけですが。
しかしながら、続編らしく、やはりおまえもか。
ひとことで言うと、残・念
でも見始めた使命感のようなものもありまして、
「残念ですが、これも、残念を見届けよう。」
ってことで先週の最終回の録画まできっちり見ました。
最終回は、うお、もうすこし続けたら残念から抜け出たかも、な、残念感が。

■■■
タカシマさんのお店が閉店するというので、さよなら会に3人で出席しました。
ここ2年間迷いながらのお店の経営だったようですが、
お客とちゃんと向き合えるような距離感ですべてを一人で仕切れるお店を持ちたい、
方向転換するならば体力のあるうちの今しかない、ということで、
今のお店(の形態)をやめることにしたそうです。

振り返れば娘の中学合格祝い、家族披露宴、誕生日などいろいろ祝ってきたお店で、
この先、娘の20歳の抜栓まで祝うつもりでしたが、
まあ、またお店を構えるのを待ちましょう、と思いました。

「2年前、ここから始まり、ここでおわるのか~。」(私)
「あいや、まだ終わってないがな。」(Gさん)
「私たちだってまだ終わってませんよ。小さく分散して続けるんですよ。」(スタッフのみなさん)

2011年7月1日金曜日

いらっとさん

昨晩、さあ寝ようかと思ったら、おや?娘の部屋の電気がついておる。
部屋を覗いてみたら、ベッドにごろんとしている娘が、つぶやいた。
「暑いー。」
「電気つけてたら暑いでしょう。消してあげよう。」
あ、スイッチ間違って、別の電気もつけちゃった。
「ちょっとー、なにまた電気つけてんのよ。」
「あ、ごめんごめん。」と、電気を消す。
「でも暑いねえ。」
「じゃあさ、クーラー2時間だけ切りタイマーセットしてつけよう。」
「うん。」
「じゃあ、おやふみー。」
「おやふみー。」

とやり取りをしたのに、次の日の娘はまるっと覚えてない。
「えー!そんなのぜんっぜん覚えてない~。え”-!!」

夢遊病かよ。

■■■
後輩のYさんがいう。
「最近、小さいことでイライラするんですよ。」
と、対人関係で、ほんの些細なことでイラっときてしまうという話をずいぶんとしゃべってから、
自分の器が小さいんですかねえ、と〆た。
「あのー。それは、そのイライラさせる相手のことが本題なのか、
自分の器が小ささのいことにしょぼんとなっていることが本題なのか、
それとも、しゃべって鬱憤ばらしをしたいのか、どれ?」
と聞いてみたら、
「せんぶですよ~。」

そうか。

しかし私がこうしてらどうか、こういふうに考えてみたらどうか、といくつか対策案を言ってみても
一向に話が前に進まない。Yさんの気持ちがぐるぐると回っているようだ。

人間関係、自分なりのスタイルや落としどころに落ち着くまで、
堂々巡りしちゃうよね。思う存分めぐってくだされ。

と思い、うんうん、と聞いた。


「aniaさんは会社でイラつくことないんですか?」
「そりゃあるさ。私もGさんが帰って来た時には、ちょっときてよー、って話し始めたりするもん。
 でも、娘と家にいるときはイラつかないことの方が少なかったりするのよ。
お互い感情ががそのままぶつかるからね~。
会社でのイラつきは、さらっと流せるというか、あきらめられるってゆーか、はははは。」


ええ、今日も眠くて意識朦朧とした娘とありましたとも。
「なんで、そんなにキレるの!」
「それはあなたでしょう!」
みたいな。