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最近、締め切りに追われて自転車操業的な仕事の日々。
データをつないで意味を作っていくのが好きなので
この数字とこの数字との間にもう一点あると、滑らかな曲線になりそう、とか思っちゃうと、
つい数字の森に採取しに行ってしまう。効率悪いのかも。
そして、あさって締め切りなのに、ああこんな時間。
結論は書いてあって根拠のデータがない資料を前に
何となるさ、とマシンに念じて帰る。
娘と待ち合わせて、夜ごはん。
彼女はこれから習い事なのだ。
母が家に帰ってごはんを一緒に食べる時間はない。(もちろん作る時間もない。)
お皿を待つ間、部活を終えた娘と仕事を終えた母は、ともにぐったりしていて無言だ。
疲れているのかお腹がすいているのか...両方。
「結局さー、仕事で、目、酷使してるね。」
ぼそりと言う、その言葉に、
心配の空気を含んでいるような、単に言葉をつないだだけのような。
「そうね。」
パスタをずるずるとしながら、
減数分裂って面白いよね、とか、
ウニとカエルの発生の話とか、
生物って面白いのに化学ってなんであんなに味気ないんだろう、とか、
クリムトとエミーリエ、テキスタイルデザインの話、とか
友達の受験うまくいくといいよね、とか。
「じゃ、いってら。」と言いながら、今期、二つ目の手袋を娘に貸してあげた。
前に貸してあげたのは片方がなくなってしまったらしい。
「なんかいっつも片方がなくなるんだよね。」
なんか怒りもわいてこないぞ。
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