2011年10月1日土曜日

休符

テストが終わって晴々顔の娘である。
「今度から、数学勉強しようと思う。勉強する!」
つまりは、今回のテストの手ごたえとして、
まあいっか、を通り越して、
落ち込んだ、を通り越して、
あきらめる、も過ぎて、
あんまりにも出来なかったから、勉強しないとまずい、という気になったらしい。
「じゃあ、学校の問題集以外に問題集買う?」
「お願いします。」
とのこと。

「あのね、私は数学は出来ないけど、数学できないから文系ってわけじゃないんだよ。”数学できないから文系っていうのは安易だと思う”って、かーさん言うけど、それって文系をバカにしてるでしょ。私は国語が好きなの。少しは得意なんだよ。だから文系科目の選択にする。でもあんまりにもできないから、数学やる。」
らしい。

それでもさ、何かあったときのために(”何か”って何かはわかんないけど)、数学はやっといたほうがいい。日常生活で使わなくても、私だって仕事でほとんど学校の数学なんて使わないけど、でもやっといたほうがいい、と言ってしまう。なんでかなあ。数学とか物理とかって学生時代にやっとかないと、専門に勉強するのでなければあとは親しむ機会ってもうないような気がするんだよね。異世界(?)的な理の話に触れる機会があるなら触れたほうがいい、と思うんだよね。


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髪を切った。
最近、仕事が立て込んでいるので、その後すこしだけ出社しようと思ったけど、
娘と待ち合わせることが決まった瞬間、戦闘気分はどこかに行ってしまった。
いや、”やらなくては。でもやりたくない”の、やらなくてもいい大義名分を待っていたのだな。
待ち合わせの後、カフェでお茶をして、新しい総菜屋さんを二人で開拓し、パンやさんにより明日の朝ごはんと茶菓子を買い込んだ。
「ああ、こう食べ物が手元にあると充実してる気分よねえ。」
「ああ、まったくだねえ。でもさ、この充実感と同じくらい、やっちまった感もあるんだよ。金使ったなっていうさ。こういうタイミングであんたがお金を無駄にしたりするような話になると、とたんに機嫌悪くなるから気をつけなよ。」
と、好き勝手言う母である。



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