2011年8月1日月曜日

檸檬の木がある。
待ち構えていた感もあったアゲハの幼虫、である。
(ダメな人もいると思うので写真は載せない)
虫はダメだけど、アゲハの幼虫だけは大丈夫で、そればかりでなく
ド・レ・ミ・ド・レ・ミ、と草を食むその動きを見ているのと和むのである。
時々ミカンの匂いの液体をぷしゅーと出す。

もう一週間たつのに、さなぎからは蝶が出てこない
...ってことは寄生バチにやられちゃったか。
昔、アゲハのさなぎから蜂が出てきたのを見たときは、
足が震えて、それ以来飼えなくなってしまったが、
我が家のベランダのそれは、もう無理だとは思いつつも
毎日、もしかしたら蝶が出てこないかと思ってみてしまう。

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月曜から会社が始まって、金曜の夜に「はあ、休みだー。」の繰り返しで、
これがこの先、ずっと、延々と続くのかと思うと、急に吐き気がしてきた。
ソファに寝転がる。朝5時半。

一見、果てしないこのルーチンに
無理やりにでも何かを挟み込んでいかないと、やっていけないのではと不安になる。
...何にしよう。
「オーケストラとか?時間は何とかなるんでは?」とGさんが言う。


会社で、ひたすらマシンに向かってクリッククリック時々数字、の合間に
となりに座って同じ動作をしているK君(オケでトロンボーン経験者)にその話をした。

「いやあ、オケですか。でも、あの人間関係がねえ。」
「...ああ、そういえば思い出したよ、あの以外にしっとりとした人間関係。
あそこの場ってなんか独特よね。私2年でやめちゃったもんな。
ブラスのほうが体育会系でさっぱりだった気がする。」
「パートごとに雰囲気違いますよね。
バーベキューやっても、たとえばホルンは真面目って言うかお上品っていうか、
みんながそろって肉が焼けるまで乾杯しないんですけど、
トロンボーンなんて肉焼き始めたとたん、それぞれ勝手に飲んでますからね。
ましてや弦なんて.....。」

全部がそう、ではないはずだけど、なんだか場の方程式が違うような空間だった記憶がある。

「一人でしみじみ練習っていうのもいいですよ。」
「...かもね。」

今日もルーチンの始まり。
いつもと違うことといえば、娘がいないので、
夜ゆっくりお風呂に入って漫画を読んだことだ!


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娘は今日からパパと弟と旅行だ。
娘が小学校の頃は毎週会っていたのに、
中学生になると忙しくなって、以前のようにはいかなくなった。
娘パパはさびしいようけど、
その一方で娘は自分の生活に夢中で、さびしいと思う隙間さえないようだ。(たぶん、だけど)

そうだようなあ、あいつ、弟いるんだよなあ、と他人事のように思った。


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