2011年7月19日火曜日

星を継ぐもの

好きなこと。本を読むこと音楽を聴くこと。例えば、自分の小ささを実感できること、時間空間のスケール感覚を変えることができること。



Gさんに 「おすすめだからぜひ!」と言われていたけれど、翻訳もののSFは訳によって読みにくいものもあるので、個人的にどうも躊躇しがち。専門書の訳本であればその内容に興味があるわけなので、内容うの面白さで読み進めることもできるのだ。稀に英文そのままだって読めちゃうくらいの面白い論文だってある(まあ、これは稀の稀だが)。
というわけで、GさんのPCの隣にあった文庫本「星を継ぐもの」を横目で見ながら、漫画なら読めるかと思い、漫画を購入してみた。amazonでは評価が高いけれど個人的にはいまいち。でも続きが読みたいじゃないですか。そんな理由で小説も読み出した。

小説のほうが断然面白い。(というか、ハードSFの名作ということだ。)
まず、この小説の構成が好き。
そして最後のたたみかけるような謎解きにどきどきする。(目がぱっちり覚めた)
ダンチェッカーがラストに説く、人間の獲得した特質である”強さ”がどこから来たのか、それを読みながら私たちが生きてる時間の単位ではない宇宙単位を感じられるのがSFの醍醐味なのだということを、思い出した。

この休み中、惰眠の間に寝転がって読んだので、本がぼろぼろになってしまった。
Gさん、ごめんよ。


 星を継ぐもの

月面調査員が真紅の宇宙服をまとった死体を発見した。
綿密な調査の結果、この死体は何と死後五万年を経過していることがわかった。果たして現生人類とのつながりはいかなるものなのか。やがて木星の衛星ガニメデで地球のものではない宇宙船の残骸が発見された……。ハードSFの新星が一世を風靡した出世作。


コミック本のほう。

星を継ぐもの 1

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