2011年5月8日日曜日

休みの終わりなのか始まりなのかの土曜日のもうひとつ。

昨日はもう一本DVDを見たんだった。
娘より提供の「シド・アンド・ナンシー」。TSUTAYAで借りたうちの1本。
セックス・ピストルズのベーシスト、シド・ビシャスとその恋人ナンシーの短く過激で破滅的な愛、ということらしい。

朝いちで、娘がなにやらDVDをセットしてるなと横目で見つつ、ついでに朝ごはんもセットできた頃、画面はシドがナンシーの編みタイツを破ってこれから濡れ場へ突入、という場面だった。

「ねえねえ、これ見ながらら二人で朝ごはんってなわけすか?」(Gさんはもちろん睡眠中)
と母が聞いたら、
「そ、そうっすね~。朝のさわやかさとはちょっとちがうよねえ。」
と、娘はDVDを停止し、ニュース番組を見ながら和やかに朝ごはん。

そんなわけで、夜ごはんの後、3人で見ました。
濡れ場もあったけれど激しくなく、しかし決して美しくもなく、けれどこういう二人の状態を悲しく美しい愛というとらえかたもする時期があるかもなあ.....ああ、この二人って共依存というやつなのか。二人で依存しあってセックスと薬におぼれてゆく姿を悲しいとだけにしか思えないのは、私が母となったからなのかもしれないね。弱さを見て美しいと思えれば安心できるのかもしれない。そして絶望へ落ちてゆく悲しさから目をそらすことができなくて最後まで見てしまった。(しかし、ナンシーはもう少し美人でもよかったのではというのが3人の共通した感想。)

娘はどう感じただろう、と思って目を娘のほうにやってみたらば、寝息を立てて寝ておった(笑)。

映画が終わってエンドクレジットが流れる頃、
アトムの毛布の下からむっくり起きた娘に、もう寝たらと促すと、
「私、寝てないよ!」
「いやいや、ごうごう寝息立てて寝てたって。」
「...でさ、話はどうなったの?」



■■■
以前、YouTubeで「Tanti Anni Prima」をチェロで弾くStjepan Hauserを見て、ああカッコイイなあと思ってブックマークしてたんですが、あれ、いつのまにか非公開になってしまってもう聞けない、残念。(Stjepan Hauser:クロアチアのチェリスト、1986年生)

顔というか雰囲気がねえ、好きです。


向かって左。
若い頃よりも、少し年を取った今ほうが
断然カッコイイ。









いろいろ探してみるうちに、マイケルジャクソンの「Smooth Criminal」のチェロ演奏が
一時話題になったらしく(クラッシック詳しくないGさんも知ってたくらい)、聞いてみたり。
 http://www.youtube.com/watch?v=OlVbEclPj4c&feature=player_embedded

有名チェリストのモノマネ映像とかをぷぷぷと笑いながら見てみたり。
http://www.youtube.com/watch?v=hC5TQqW44dY

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