2011年3月24日木曜日

発電エネルギーと私の生活

停電になると、全く仕事にならない。
終夜連続の計算に頼った仕事のスタイルなので、細切れの通電では何もできないのだ。
(これまでってUPSを考えなくても良いくらいの信頼性の高いエネルギー供給だったわけね、と今更思います。)

現代においてモノを作ることに対する電気依存度の高さを実感・痛感している今日このごろです。

そして今の私の生活を支える経済基盤、日本の経済発展は電気の供給とともにある。こんなに電気いらない、ってことを言うのは簡単だけど、今のようにモノが買える経済水準を落とした生活をも含めての”電気こんなにいらない”って、果たしていえるのかと、自問してしまう。
明かりやお湯だけでなく、食費、娯楽費、子供の教育費...それらをも支えているのだ、発電の量ってのは。

以前読んだ地球持続の技術」のデータは少し古いと思うけど、発電に占めるデータがあった。
・発電のロスが3/1
・モノを作ることに費やされる発電のエネルギー比率は1/3
・輸送が17%弱
・家庭でのエネルギー消費は1割り弱

モノを作って売っている日本では、発電し、それで素材とモノを作り経済を発展させ生活を豊かにしてきた。単純に、電気こんなにいらないって、いえるかなあ、ちょっと考えさせて、となってしまう。



「地球持続の技術」の筆者、小宮山さんは次世代のエネルギーについても言及していて「原子力に関しては現在の人間の能力を超えているように思えてならない」という意見にやっぱり同感。
筆者はそれに対して、4分の1のガソリンで走る自動車や5倍の効率のエアコン、太陽電池の可能性などの検討、エネルギー効率3倍増、自然エネルギー2倍増をめざすビジョンを提出して地球を持続させる完全循環型社会への道すじを示している。
これに近づけられればいいんだけど。

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原発事故に対して、深刻に受け止める、または大げさに言い過ぎる、とかパニックにならないように、離れれば大丈夫、などいろいろな意見があるけれど、心配は心配。専門家ではない私たちにとって、心配は必要だと思う。子供を関東からもっと西へ疎開させるっていうのもありだと個人的には思っている。停電はあるし食料は買いずらいし、おまけにうちでは親が仕事で日中は子供一人になっちゃうし、今後事態が悪化することも十分ありうるし、そうなる前に移動しとくというのはひとつの対応策。
そう思って、娘をGさん実家に疎開させようと連れて行ったのだけど、「やっぱり家がいい」と一緒に帰ってきてしまった。

出張中の心配ごとがひとつ増え、放射線量の時間推移を毎日眺める日々です。


スーパーが早くにしまってしまうので、書い足しができず、家に食料がなくなりつつあります。
で、駅中の総菜屋さんだ、と思って寄ってみたら行列が...うう。



4 件のコメント:

  1. なんか生活の中でいろいろ考えないと回らないことが増え、ただでさえパンク気味にやってたのにもうどうしよって感じです。

    それでもなんとかなっているのは、生協のおかげと、それから今が春休みだからです。牛乳が完切れになっちゃったときはまたろうを開店直後のスーパーへ派遣しました(^^;;

    でもシルバー人材さんが来なくなったのが痛いです…

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  2. アンダンテ さま。

    生協の宅配はありがたいですね。
    うちでは、私がうっかりブレーカ落として留守にしたため冷凍庫の中身が全滅したのがイタいです。
    食べ物なくなってきました。

    出張先で買ってこようかと思ってます。

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  3. スケルツオ2011年3月27日 18:18

    この春休みは、小中学生が関西方面に帰省(疎開?)するというのが多いらしいですね。
    娘も関西の私の実家に帰省する予定だったんですが、直前に静岡で地震があって新幹線が止まったりしたようなのでキャンセルしてしまいました。

    野菜、飲料水の放射能汚染やら、計画停電やらで落ち着かない春休みです。
    特に夜間に停電されると、お嬢さん1人だと怖いでしょう。
    お互い、気をつけましょうね。

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  4. スケルツオ さま。

    災害にあわれた方たちのことを思うと、小さいですが
    生活もだいぶ変わりました。
    この状況は、しばらく続くと思いますし、
    なんだかうまく言えないのですが、
    これから先、戻る、のではなく、
    違う方向に変わっていくような気もしています。

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