2011年3月21日月曜日

ミシンとワイン


GさんちでGさん母に教えてもらいながら初めて洋服を縫った娘。
彼女はかねてよりミシンを欲しがっていた。
一家に一台ミシンがあってもよかろう、ということでミシンを買いにミシンやさんに行く。
(近所に、なんとミシン屋さんというのがあったのです!ミシンを買うならば触って確認して、アフターサービス付きのお店で買うほうが良い、と言うGさんが探してくれた。)
お店の人に「何が作りたいんですか?」ということを聞かれて、「洋服」と娘が答えたら、
「それならこれくらいの機能が必要です」、ということで2台ほど試し縫いをさせてもらう(←娘が)。

試し○○すると結局値段の高いものになってしまう、という類に漏れず、やはり値段の高いほうに決定。
選んだ機種の方が、縫う際の安定感が違うのだ。(←母も試してみた)

まあ、よかろう。
小学校のときの防災頭巾カバーとか家のカーテンを数時間かけて手縫いした母は、思った。


ミシンやさんに行く途中、昼ごはんを食べにイイダさんのお店に行く。
「席ありますか?」
「本日は、ものすごくたくさん席あります!」
大地震以降お客の入りが不安定とのこと。

バルベーラ ダルバとサンジョベーゼのテーブルワイン、ブラッドオレンジジュース、
それから3人で全部違うメニューを取り分けていただく。
いつものように、ものすごく美味しい。
お客は、他に一組だけで、そちらの方たちもワインを飲んでいた。

その後、本屋さん手芸やさんにより帰宅。
スーパーや駅ビルの照明は暗め。外国の駅みたい。
普段でもこれくらいでいいのに!!

夜ごはんは簡単に。
自宅でも、明かりは大人の雰囲気、家全体がムーディーです。

コントラバスの練習を一週間ぶりにする。

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今までアフリカの難民やアジアの子供たちの悲惨な状況を読んだり見聞きしながら美味しい食事をする自分を、自嘲するという行為で言い訳をしてきた。彼らが距離的に遠く民族や言葉が違うから、自分には必要なスキルや人脈、経済基盤もないし、今すぐにはどうにもできないのだという言い訳である。自分を一生懸命生きること、それしかできないという結論に持っていくためだ。

今、テレビで聞くそれは、故郷の懐かしい訛りであり顔つきであり、自分の血の中の出汁のようなものだったりする。けれども今回だって、即、具体的に何かを手伝うことは今の自分にはできない。義捐金くらいである。かといって、テレビを見て涙を流していればよいのだろうかと言えば、やはり、それは違う。今回だってきちんと普通に生活して経済をまわして、できればエネルギー効率の良いモノをつくるという仕事で貢献していくこと、そして、これから10年先を担っていかなければいけない子供をきちんと育てることだろう、と思う。
今の私にはそれしかできないんだよなあ。

気持ち、お財布ゆるめで生活しています。



Gさんちにて出来上がる。
うまく縫えなかったら母がもらえるはずだったのだが...
...もらえなかった。

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