2011年3月14日月曜日

蝶の羽ばたきほどもなくても。

JRが動いていないので、娘も会社も休み。
どよんと一日過ごしても仕方が無い。

かといって、実家方面への交通手段も(行ったところで邪魔になるか)、物資を送る輸送手段もない。
こういうときには現金だよ、とGさんが言っていたので、銀行経由でとりあえず募金。
それから、節電節電。
今日の計画停電はなくなったようだけど、明日からもあるかもしれないので
何かのときのために手元に現金を持っておこう(いつもあんまり無い)。

んー、こういう時こそ経済活動をしようと思い立つ。
生産ができないから消費だ。
「よし、散歩して、ご飯を食べてこよう。」
と、娘をさそって一緒に近所の神社まで1時間ほど散歩。
外はとてもいい天気で歩いていても気持ちいい。
それに今までに見たこと無いくらい閑散としている。
こんなに人のいないここの神社はこれまで見たこと無いよね。

タカシマさんのお店に行ったら、
「今日は従業員が出社してこれないから一人なんですよ」、といつものニコニコ顔。
お刺身定食、パスタを少しずつ、スパークリングワインにブラッドオレンジジュース。
ひらまさのお刺身がことのほかうまーい。
「ウチは実家が宮城なんですよ。両親と連絡とれたのは昨日です。
で、モノも送れないし、行けないですから、
自分にできるのはまずは経済活動だろうということで、ご飯食べに来ました。」
「ボクもそう思ったんですよ。落ち込んでいても仕方ないですからね、
ボクにできるのはごはんを作ることだけですから、自分のできることをやろうって。
まずはがっつり儲けてから余ったお金で募金とかすればいいんですからね。」

なんて話しをしたりして、蝶の羽ばたきほども無い経済活動。

他に二人ほどのお客さんはやはりみなさん会社お休みになった方々。
「飲んじゃいますか!」とか言ってた。

■■■
計画停電とか交通情報とかの情報を得るために、テレビをつけていたら、なんかイライラするなあ。
特に民放の人たちの話を聞いてると、不手際の解説をしていて不毛だ。これを見たあとではあんたらヒマだね、とか思ってしまう。 

代弁してくれているエントリがどっかにあるに違いない、と探した。
ちょっとこんな気持ち↓

内田樹の研究室
3月13日
未曾有の災害のときに


----- 略-----
(1)寛容
茂木健一郎さんも今朝のツイッターで書いていたけれど、こういう状況のときに「否定的なことば」を発することは抑制すべきだと思う。いまはオールジャパンで被災者の救援と、被災地の復興にあたるべきときであり、他責的なことばづかいで行政や当局者の責任を問い詰めたり、無能力をなじったりすることは控えるべきだ。彼らは今もこれからもその公的立場上、救援活動と復興活動の主体とならなければならない。不眠不休の激務にあたっている人々は物心両面での支援を必要としている。モラルサポートを惜しむべきときではない。「安全なところにいる人間」と「現地で苦しんでいる人間」を差別化して、「苦しんでいる人間」を代表するような言葉づかいで「安全なところにいる人間」をなじる人間がいる。そういうしかたで自分自身の個人的な不満や攻撃性をリリースすることは、被災者の苦しみを自己利益のために利用していることに他ならない。
自制して欲しい。
----- 略-----


で、NHK。
アナウンサーがずっとしゃべりっぱなし。口の筋肉の筋肉痛とかになったりしないのか。



昼にたくさん食べたので、夜は果物とかでもういい。

2 件のコメント:

  1. tsuruです。家族と両親にも連絡とれました。
    元気です。
    では落ち着いたらまた。

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  2. tsuru さま。

    元気でよかった。
    おちついたら、また。

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