「蟲師」の漆原友紀の新作。
出張の帰りに本屋で見つけ、迷わず購入し帰りの新幹線で読む。
日照り続きで、給水制限中の街。酷暑にあてられて意識を失った川村千波は、
豊かな水にあふれる村で、少年と老人に出会う夢を見る。その村は...
そんな出だしで始まり、遠野物語のような世界観が息づく。
「蟲師」のように短編の中で幻想と現実の絡みあうような凝縮感は無いけれど、
水の流れのように3代の親子の流れがよどみ、あるいはさらさらと出口を求めるような展開。
読み返したり考え込んだりせずに一気に読めます。
水域(上)
水域(下)
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