2011年2月26日土曜日

毎日かあさん、ダブルで。

西原理恵子をはじめて聞いたのは、「恨ミシュラン」。
「毎日かあさん」もちら見はしていたけれどあんまり興味は無かった。
最近、何かの拍子に、ご本人の画像を見て、こんなにきれいな人だったんだなー、と思い
wikiで読んでみたら、西原さんのその人となりが気になっちゃって、『毎日かあさん カニ母編』をクリックしてた。



毎日かあさん カニ母編












で、昨日家に届いたその本を、
土曜の朝から笑ったり笑ったり泣いたり笑ったりしながら読んでいたら、Gさんが起きてきた。
「今日はどうする?」「なんだかゆっくりしたいね。でもさ、んーと、映画でも行く?買い物もあるし。」「何かやってる?」「んーどうかな?あ、これもやってるんだった。見に行く?」「行ってもええよ。」
で、映画の「毎日かあさん」を見に行くことになった。ほっこりしたかったし。

漫画家かあさんの西原さんとアル中鴨志田さんと子供たちの物語。

映画を見ながら、「私には、ぜったいむり。」と、
男の子の宇宙人ぶりをみて思わずつぶやきましたよ。
いやあ、毎日あの戦いをしている男の子のお母さんたち、尊敬です。
(でも、おばかでカワイイのもよく分かりました。)
女の子は、メンタル作戦系ですから、もう、別の生き物なんですなあ。

”アルコール依存症は、専門医と家族の協力があって克服できるものなのだ。
それを、彼はを年間一人で戦ってきたのだ。”とつぶやくかあさん。
そしてアル中を克服して帰ってきた父さんと家族の最後の日々に、
この展開はズルイと分かりながらも涙がどうにも落ちてきてしまう...。
したたりました。
しんとした場面に、鼻みずをずずずっとやれないから、
顔を若干上気味にして口で息を吸ってしまいました。

鴨志田さんが最後に玄関にちらばった靴にカメラを向けるシーンが、心に残る。
海の藍色が目に痛い。
毎日かあさんやって、手を離してしまったり、またぎゅっとつないだりして。
毎日いろいろあるけど、家族もいろいろだけど、やっぱり、また「かあさん」やりたい、と私も思う。

■■■
「Gさん、男の子ってさ、カワイイし宇宙人だね。」
「ああ、分かるよ。ボクもあんなんだったもん。
マンションとかの土台を作る時にさ、その土台のコンクリートにボルト打ってあるやん。
子供の頃、あれをさ、端から抜いていったんだよね。
みんなで誰が一番多く集められるか、とかさ。わははは。
お母ちゃん、後で謝りに行ってたわ。」

わはははって...、ああ、Gさんや、あんたも宇宙人だったんやね。


2 件のコメント:

  1. 私だって無理なんだよ~宇宙人育てるの(-_-;;
    でも、産んじゃったからにはしょうがない。

    ってことで、格闘してるうちに、人生の幅が広がりまくるのよ~

    「毎日かあさん」の長男、特に小さいころはまたろうにしか見えないよ(;_;)。まったくシャレになりません。でも映画的にはアル中の鴨ちゃんのほうがくるかも。

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  2. アンダンテ さま。

    「毎日かあさん」の長男くん、
    かわいくて笑えちゃいました。
    Gさんが隣で、「分かる。分かるわ~。」とうなずいてました。

    「毎日かあさん」3冊も買ってしまった...。
    休日の朝から、涙してしまったです。

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