2011年1月5日水曜日

鳥レバーパテ

「そういえば、私の携帯のさ、マナーモードの振動音、私真似できるんだよ。」
「へえ。やってみてよ。」
「うぃーーん。うぃーん。うぃーん。」 (←すっごくうまい)
「・・・・・・(←あまりにも似ているので笑いすぎて声にならない)。す、すごいねえ。」
「まあね。あいつと付き合ってもうすぐ2年だからね。」

 母、ここでお茶をひとくち。

「あんたってさあ。学校でもそうんなふうなの?友達からの言われようはどうよ?」
「うーん(しばらく考えて)。ヘンって言われる。」
「ええっと、面白い、じゃなくて?」
「うん。面白いっては言われないなあ。ヘンだって。」

そうか。でもよく分かるわあ。親としては複雑だけど。

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一ヶ月くらい前にレバーパテを作ろうと思い立って生協に注文していた鳥レバー(冷凍)。
そろそろ使いたい。そうでなければ永遠に冷凍庫の底から浮上してこないような気がする。
おお、ちょうど良い具合に今日はお正月休み最後の日ではないですか!
「作ろう作ろう。」と娘と二人、足りない材料を買いに出た。
家を出てからも喧嘩しながら歩く。
「あんたはね、言ったことをしないじゃない。いつもそう。あれもそうこれもそう。」
と、母が列挙しだしたからだ。初めの一言に対する娘の言い訳を買うと長引くのだ。

でもこの喧嘩もパンやさんまでだと予想はついてたんだよね。
美味しいものを前にすると、気持ちがひとつになるのが私たち親子の特徴なんです。

作った鳥レバーパテ。レバーの小さい塊がまだあるから、もうちょっとすべらかになるまで攪拌したほうが良かったかも。
買ったライ麦パンもことのほか美味。
「ぜったいやばいよ、これ。」と言いながら夜ごはんにぱくつく。






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夜「これ読んでみてよ。」と、娘が言うので読んでみた。
最近、漫画家の”楠本まき”がお気に入りらしく古本屋で探してきては買っている。

乾からびた胎児

イラスト的な画風。繊細、行き過ぎると独りよがりな方向か?と思いきや主人公たちのたくましさがバランス良い感じです。パズルのピースをはめるような収束の仕方とかも好み。








この本を読みながらお風呂に入っていたら、ああ、私が家に早く帰ってくるのとか、会社の飲み会行かないのとか、娘が家にいる時にはなるべく家にいようとするのとかって、自分の娘が好きで一緒にいたいからなんだなあと急にしみじみしてしまった。喧嘩しても一緒に出かけられるのが嬉しい。あと何年こんな時間が続くんだろうねえ。

いつまでたっても子離れできない母だよ、まったく。


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