2010年11月21日日曜日

Oblivionとは忘却という意味なんです...。

「おはようございまーす。」「お?そ、それは?」と、隣家のご主人に言われながら
「あ、おはようございまーす。」「え?それは?」と、いつも行くそば屋のご主人に言われながら、
道路脇をがらがらと運ぶそれはコントラバス。


こういうふうに荷造ったヤツを車輪を下にして、体より前にネックを首で支えて運ぶんです。こんなふうに













去年と同じ会場での発表会。サキソフォン、ピアノ、ベースの合同発表会です。
(去年はベース2人と寂しい人数でしたが、今年は5人と嬉しく増えてます。)
ちょっとガラのわるいおじさんたちの波をかき分けて到着したのは、古いジャズバーです。
せまい階段をうんしょといいながら登りました。
一年ぶりのコントラバスの外出ですが、運ぶ体勢をなんとなく体が覚えていて
去年よりだいぶ スムーズに運べた気がしますね(当人比)。
それでもGさんに併歩してもらえると安心。




参加者は15人程度と去年よりも多く、小学5年生、中学生から上は...何歳になられるんだろう、ダンディなおじ様まで。私なんかは中堅ところかまだ若造って感じでした。お店は、演奏者の皆さんと聞きにこられたご家族でもういっぱいいっぱいです。

基本的にジャズが多いのですが、私だけタンゴ。
それも暗く燃えつきた灰のようなピアソラの「Oblivion」。
昨日の練習まででは、初めのソロ旋律もうまくいっていて(当人比)、
よし今年は大丈夫、という根拠の無い小さい自信(慢心)があったのですが
本番では、右手がガチガチに固まってしまい弓の返しができないわ、
そして曲の途中から真っ白になってしまうわで、本番ってどうなるか分かりませんな。(言い訳ですな)
去年は緊張しなかったんですけどね。
先生のパートは素晴らしくカッコよかったです。

お店のマスターに「え?飲むの?昼間っから?ふっふっふ。まあ作るけどね。」
と言われながら、ちゃんとマティーニで気合も入れたのになあ。
この悔しさは来年につなげよう。
(帰宅後、録音音源の自分の音の部分を聞き再度うなだれる。)


「帰ってくるまでが遠足やから。」
「勝って兜の緒を締めよって言うわな。まあ、もともと勝ってないけどな。」
ってGさんに??な励ましをいただきました。


コントラバス デュオ+ピアノで。














他の方も、習いはじめだってジャズに対する思い入れが大きいのがごっつ感じ取れる演奏で、聞いていてほんと楽しい。講師の方々とのセッションなので各曲のソロも聞きどころな発表会です。
去年も参加していた眼力鋭いピアノの中学生もいきなりのアドリブソロに挑戦していて(フォーバース(4bars)という4小節のソロの掛け合いなのだそうだけど)周りの講師たちにいじられつつちゃんと反応していた。すごいな。
「あんな楽しいことをさ、中学生で覚えちゃったら他がつまんなく思えちゃわないかな。」
などと、中学生を子に持つ母の私は要らぬ心配をするのでありました。

最後の講師の方々による演奏も、良かったけど、そのよさを言葉では書けないところが...。
聞いてなんぼ、よね。

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さて、娘は母の趣味には興味が無く、かつ今日は仏検受験、とりあえず5級。
「あのテスト、単語分かんなくても解けちゃうよ、10分で終わったんですけど。」
って言って帰ってきた。9割くらいだそうだ。
ネットで調べてみても5級は勉強しなくても大丈夫ってあったけど、
まあ習い始めて数ヶ月、モチベーションが上がるといいよね。
(問題見せてもらっても母は分かりません。大学は仏語選択でしたけどね。)



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