あしたから夏休みさ~、という本日。
マシンのシャットダウンの前に計算終了したら。
”Error:ディスク容量が足りません。結果を保存できませんでした。”
のメッセージ。
いつもは必ずチェックする空き容量なのに、浮かれモードの最後でのウカツ。
ううう、あんまりじゃないですか。飼い犬に手を噛まれた気分ですよ。
あんたら(マシンのみなさん)も、あしたからでおそろい休みじゃないか、ここはひとつ...
なんて思ってみてもどうしようもありません。
いいや、休み明けもいっかい計算し直そう。60時間かかるけど。
■■■
今日は娘と待ち合わせて、この晴れやかな日にご飯を食べに行くのだ。
晴れやかさは若干濁ったけれど、明日からのお休みが消えたわけじゃない。
いつものイイダさんのお店へ。
あれ。ブルーシートが店内に敷いてある。
どうやらエアコンが壊れたらしく修理の人が入っています。
「すみません。お電話かけたんですけれど。
こんな具合で店内暖かめでばたばたしてるんですけど。」
「あ、いいですよ。ごはんが美味しければ問題ないです。」
ごはんは問題なく美味しく。
申し訳ありません、と一品サービスもあり、そっちが嬉しい。
鶏肉のインボルティーニについていたウイキョウの花、かじったら甘い!
そして最後に苦味とミントっぽい味わい。
娘とキャーキャーいいながら齧る。
イナダとウイキョウのリゾット。
イイダさんに
「これは好きな味だと思います」
と言って出された。
娘も、
「うん、これはママが好きな味だね。」
食べてみる。
「えー何で好きな味って分かるのさ?」
「だって、ずっとママの作るごはん食べてるじゃん。分かるよそんなこと。」
いや、美味しい。味はとてもシンプルで、塩まろやか。
■■■しばらくご歓談■■■
「あ、あのひとがシェフでしょ。」
「うん、そうそう。」
「私も職人がいいなあ。ねえねえ私って職人にむいてると思うんだけど。」
「いや、向いてないよ。あんたはさ、物事に凝らないでしょ。集中もしないよね。飽きっぽいよね。」
「あ...そ、そうね。たしかに。でも、ぱりぱり伝説とかイタリア家族とか書いてる人たちも、
漫画読むとさ、たらーっとしてるじゃん。」
「いやあ、絵を書くことにかけては夢中だし集中してるとおもいますが?」
「やっぱそうか。」
ここで、娘は自分は職人向きじゃないと、考えを変えたらしい。
(おい、いいのか?ってゆーかそこで納得してしまうあたりが執着がないってゆーか)
「ねえねえ、このバルサミコ酢さ、バルサミコ酢だけじゃないよね。」
(シェフに聞く)
「バルサミコ酢だけだそうです。」
「え?ほんと?」
「あ、いや、バルサミコ酢を煮詰めて塩をちょっとだけ足したそうです。」
「やっぱりー。手が入ってますよね。」
あんたさ、その食べ物には妙に執着するじゃない。
食べ物関連とかどうどう?、と母は思うのでありました。
今日も美味しかったです。
明日から心置きなくお休みに入れます。
白ワインだけメモ
I FAVATI(イ・ファヴァーティ)
Fiano di Avellino "PIETRAMARA"
フィアーノ種100%。畑面積5ha、標高450mで石灰粘土質土壌。
ステンレス発酵、ステンレス熟成。
イイダさんのお店では樽熟のワインはお野菜の味とのバランスを考えてほとんど置かないらしい。
もったり感があるけど、飲んだ入り口がさっぱりしてるので爽やか。
豚ロースの白ワイン煮にもまけない。
> 「だって、ずっとママの作るごはん食べてるじゃん。分かるよそんなこと。」
返信削除これは、素敵なセリフですね(^-^)
> 食べ物関連とかどうどう?、
ほんと、中二とは思えないこの造詣の深さ、それと執念。
教育がよろしいんですねぇ、空気の教育ってやつ。
うちは、すごい変な方面の造詣が深くなっちゃってまったく、親の不徳のいたすところです(-_-;;
アンダンテ さま。
返信削除(誤字発見で書き直しました。)
食べ物関連の職についてくれると、私もうれしいんですけど(笑)。
>うちは、すごい変な方面の造詣が深くなっちゃって
深いこと極めるということってすごく魅力的ですよ~。(人の道に外れること以外)
娘のだらしなさ、部屋の汚さにはうんざりですが、
同じ手足口で、食べることに目をきらきらさせて語る娘は、
なかなかいいと思うのです。
じゃないですか??アンダンテさんところも。
ま、基本は元気で育ってくれれば、いいや~。