秋に知人の結婚式がある。
今まできていたドレスは諸般の事情により入らなくなったため、
服を見に3人で買い物に出かけた。
希望は使いまわしのきくシンプルなワンピース。
ぶらぶら見ていると
「あ。これこれ、こういうのが欲しかったの!」
と、であったマネキンさんの着ているその服は
深い紫の膝丈、Vネックのごくごくシンプルなワンピース。
そのシルエットがとても美しかったのだ。
これに大ぶりのアクセサリーをつければオッケーでしょう。
「試着お願いします。」
「ワンピースをお探しでしたら、こちらも綺麗ですよ。」
と、店員さんの薦めの、黒いワンピースとともに試着室へ。
ところが。初めに自分の気に入った紫色のワンピース、着てみて分かった。
たいへん体にフィットしたつくりになっていたのだ。
私は、マネキンさんの着ていたシルエットが気に入ったのであって
自分がこの服を着たシルエットは美しくなくて気に入らないばかりか人前に着てはいけない、
ことを娘に言われるまでもなく、胸の痛みとともに了解したのでした...。
もう一着の黒いワンピースを着てみたら、これがとってもいい感じ。
こっちでしょう。
お店の人は私の体型を見て、すかさずこちらだと思い、すすめてくださったのにちがいない。
さすがである。
(まずは、おとりおき、にて考えることにした。)
他にも娘の、Gさんの洋服を見る。
そして帰りにPECKにて夜ごはんのお惣菜を買って、帰る。
■■■
午後の太陽のぎらぎらさす道を3人で歩く。
娘が、言う。
「ねえねえ、こんな暑い道のり、だまって歩くのには耐えられない、何か喋ってよう。」
母が答える。
「ええ~。こんな暑い道で、何か喋ったら体力消耗するよ。使うエネルギーは最小に、だろう。」
娘がさらに続ける。
「しんじらんない。そんなの最悪~。」
何が最悪なのかまるで分からないが、
母と娘はこういうところでも対立し無駄にエネルギーを使う。
そして、そんな時でもGさんはのほほんとおしゃべりができるのでした。
これはもう、特技だね。
お嬢さんが帰ってきて、一気に賑やかになった
返信削除ようですね(笑)
ワンピースの件、私もよーくわかります…(悲)
rico さま。
返信削除帰ってきたと思ったら、
もう、おばあちゃんめぐりの旅です。
いないと喧嘩にならないし、散らからないし、気楽なんですけど、
やっぱり、さびしいんですよねえ(苦笑)。
ワンピース、着れると思ったものが着れなくなる時期、
ほんとせつないです。