2011年1月21日金曜日

中世の、悪だくみをしてる人を思い浮かべて

本日、コントラバスレッスン。
レッスン室の入り口のアルミサッシがうっすらと結露してるのを発見。
「結露じゃないですかー。」と私。
「ああ、結露ですねー。そこは仕方ないですね。...結露って、しますよね?」と先生。
「うーん、どっちかっていうとしないようにしたいですね。アルミサッシの室内空気に接する部分を樹脂なんかで覆うとしなくなりますかねえ。アルミがヒートブリッジになって外の冷たい温度を運んでくるんです。その冷たいアルミと接する室内の暖かい空気が冷やされて、その冷やされた空気部分が露点以下になると結露するんですよ。だから、そこの温度差を小さくするとなくなると思いますよ。...云々...。」

普段のレッスン中はほとんと喋らないんですけど、こういう単語は口から出ます。
言葉を選ぶ回路ができてるからなんでしょうか。喋りすぎか?と思い、
「あ、あれですよ、その関係のエンジニアなんですいちおう。そう見えないってよく言われますけど...。」

「そうですね。」

って聞こえたような、聞こえなかったような。
先生の横顔の口のほころび具合から、私が心の声を察したのか...。

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さて、教則本。
なんとなく指をさらってきた私ですが、
先生:「ここはもっと小さく。中世の、ほら、悪い人が何かたくらんでいる感じ。初めはppで。」
と、先生がお手本を弾いてくれました。

私: 「おおう、ランプに照らされた髭面の老人が見えますね、ほんとに。」
先生:「た、たしかに見えますね。
    で、この先のメジャーに転調するところがちょっと盛り上がりです。徐々にクレッシェンド。」
私: 「ああ、そこは、自分の若かった頃を回顧してるんでしょうかねえ。あんな青春もあったぞ、とか。」

などと、進むのですが、自分が、なんとなく、漫然と練習してきた曲が
ダイナミックやら曲想をつけることで全く違った趣に変化し、
そしてその変化が目の前で起こったことにびっくりです。
こんな曲だったのか。
面白い。

あとは指使い。
教則本に載っている指使いでは弾きにくく、いじわる問題かと思っていたのですが、
「あ、それは違います。そのままの運指じゃなくて、そろそろ自分で考えて研究してみてください。8分音符の指の運びは1,4,1,4がいいと思います。」
とのこと。ですよねー。考えてみます。

何も考えずにただ練習してたんじゃあ、上達しないってことですなあ。

次回からピアソラの「Ave Maria」。


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