2010年11月3日水曜日

大奥

よしながふみ、の「大奥」である。

よしながふみと言えば、「西洋骨董洋菓子店」が知られてるかも知れないけど、
私が好きなのは「愛すべき娘たち」、「彼は花園で夢を見る」、「こどもの体温」あたり。
でもBL系の漫画もたくさん描いてて、間違って(?)買って電車とかの公共の場所で読んでしまうと、思わず閉じなくては!という状況に陥ることもある。男女問わず潔い人の書き方が好きで、話のテーマや構成も気に入ってしまうので、見つけると次々と買ってしまうのだ。

でも、男女逆転の大奥というのは、無いでしょ。
これはいくらなんでも無理がある。BL系だからってねえ。
...と思っていたのだが。
出張の帰り、待ち時間があったのでためしに4巻を買ってみたのだ。


その2日後。
今出ている6巻まで全部そろった。私のベッドの下に。大人買いってやつ。
(べ、べつに隠してるわけじゃないですよ。あやしい漫画じゃないですよ。夜読むんです。)

男女逆転の背景が(もともと日本史とか詳しくない私には)、無理なく読めて、
将軍や御中臈の書き方が、つまり”人”の書き方が細やか。
いつの、どの状況でも、女の、そして男の切なさは変わらずあるのだ。

すんません、面白いです、これ。

大奥


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