2012年1月19日木曜日

含有率

夜の新幹線はビールといするめの匂いがする。
私はこれがキライなのだ。

男たちはビールとするめで、しょぼしょぼにこにことしゃべっている。
その通路を隔てて女たちが3人で6席分を陣取り向かい合って”仕事のべき論”を声高に語っている。
お酒飲んでないようなのに、なんであんなに声でかいのかなあ、と思って顔を上げると、
すべきなのよを語る女の顔の眉毛が上がっていた。

近くの友達どうしのような年配の女たちのおしゃべりもなかなか声高。
その近くの男たちは、一人または二人で缶ビール、空間に占めるオーラ率は小さい。
愛嬌と度胸、それぞれが形容する対象は、もうそろそろ変わる時なのかもしれない。

でも、べき論を語る男の顔に眉毛の上がった顔はあんまり見たことなくて(下がった顔は見たことある)、
眉を吊り上げて語る女の顔って負のオーラな感じ。


気をつけよう、我。


今日はビールとするめの匂いも、なんかかわいくしょぼくれてて許せる気がした。


当たり前のように出張が日常に組み込まれると、生活が途端に回らなくなる。特にごはんと洗濯。
娘も最近遅い日が多いので、夜、
ワッフルって一個何カロリーだっけ?とか確認しながら食卓でついばんだ。

+++
私は経済学とか法学とかは最も興味のないモノだったのだけど。
途中までしか読んでないけど、クルーグマンの本が面白い。
本当は、経済モデルってどうやって作られていくんだろうっていう部分に興味があって
教科書的な本が欲しかったのだけど、高くて手が出ない...。そこで試しに解説本を読んでみた。
需要と供給のバランスだけでなく、人間のメンタルが支配する
選択や決定(当然、決定させる文化的背景も含めて)の影響が強くてマクロ人間学みたい。
経済モデルって壮大な人間モデルなんだ。

0 件のコメント:

コメントを投稿