2011年10月18日火曜日

境界条件

今日は、積み上げられた黄色の構造要素の四面体が崩れてきて、うわーと言って逃げる夢だった。
風呂の中のことである。

自然界の自然法則でつりあっている物理現象を、簡単な数式でモデル化することがある(仕事上)。でも、うっかりモデル境界に条件を作るのを忘れてしまったりする。または形状を離散化した要素で構築しても、たった一個ねじれた、またはきれいじゃない要素が混じっていたりする。そうすると、その部分から力やエネルギーの平衡が保てなくなり、自然界ではありえない数値でバランスしてしまう。そして発散する。きっちりと現象が迷わないようにうに端っこの境界を決めてあげないと安定しないのだ。

何回か試行錯誤しながら、時には修正し、全体のモデルをバランスさせてゆく。


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先日、娘に言われたことには。
「かーさんは、結局は理系に戻って勤めてるでしょ。普通高校に行ってたら、希望の大学に入れたかもしれないのに。なんで高専になんていったの?」
「うーん、(あれれ、なんでだっけ?)、あ、成績で輪切りにされてみんなで行く高校には行きたくなかったんだよね。地元の高校に行くのがいやだったの。」
「え。それだけですか?安直というか単純ですね..。もう少し先のことを考えたらよかったんじゃない?今だったら普通の高校行けばよかったと思う?」
「ああ、そうねえ。今だったら普通の高校行くかもね。」
「そうですか。そして、私は生まれない...と。」
「あ、そりゃまずいわ。アンタを生むために高専いったんだよ、きっと。でも、今はさ、その経験を生かして、キミには大学にいきなって言ってるでしょ。だから中学受験させたんですけど。」
「ふむ、そうか。そうね。」

生活においても、いろいろ経験して試行錯誤しながら時には修正し、全体のモデルをバランスさせてゆくのだ。これからだって境界条件(全体を規定する法則)の修正は入っていくはずだ。



あ、そういえばどこかで、会社では数学なんか使わないなあ、って書いたような気がするけれど、使ってます。関数いろいろ、ベクトルの計算、微積分とかとか。あんまり使ってるって意識してないけど。

4 件のコメント:

  1. > アンタを生むために高専いったんだよ、きっと。
    うむうむ(^^)
    運命って不思議ですね。

    私とaniaさんも、きっとaniaさんが高専に行ったから会えたんですよね。

    会社の仕事で数学使ってるかなぁ…あ、平均出したりとか!?

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  2. アンダンテ さま

    「...だったらよかったなあ。」って思うことは、正直なところいろいろありますけど、
    そういう気持ちを、違うものに変換させていくパワーを持ちたいんですよね~。
    それは気持ちのごまかしじゃなくて。
    生きてる間の課題ですわ~。
    幸せ拾いをするのって楽しいと思うんですよね。

    >会社の仕事で数学使ってるかなぁ…あ、平均出したりとか!?
    品質って言ったら確率統計的なモノのイメージが...。
    分散とか標準偏差(バラツキ)とか...とか?

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  3. >そういう気持ちを、違うものに変換させていくパワーを持ちたいんです

    その通りですね。私も自分自身にそう言い聞かせなくちゃです。

    >標準偏差とか

    今日、まさにこれで闘ってました。せっかくの夏休み最終日だったのに。
    駿台模試を受けたものの志望校登録のマークミスとかで志望校判定欄が空白で戻ってきた下の子。
    標準偏差は資料データに載っていたので、シコシコ手計算で偏差値を計算して、判定も割り出しました。
    撃沈でした(涙)。

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  4. スケルツオ さま。

    >その通りですね。私も自分自身にそう言い聞かせなくちゃです。

    なんだか、敵を作っているのも自分なのだな、と思うので、
    まずはそこの心理的なメカニズム解明ですかね!(笑)


    >駿台模試を受けたものの志望校登録の
    うちではまずそこの前段階ですわ~。いろいろと。

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