2010年9月9日木曜日

よるごはん

帰るのが遅くなりそうだったので、出張先から娘にメール。
”静岡出張。遅くなる。”
”遅くなる。食べたいものあったら金は出すから夜ごはんになんか買ってもいいよ。”
”まだ終わらない。遅くなる。”

3通ともに返事が無い...。いったいどうしたんだ。

やっと仕事が終わって、家に電話をしてみたら、
「いま静岡駅。今から帰る。メール見てないの?」
「え~、見てない。ご飯作ってた。なんだ、せっかく作ったのに。 」

おお!あーとーざいまーす。
すいませんねえ、こんな母なばっかりに。



洗いものは中途半端でごっちゃりしてたけど、
家に帰ってご飯があるっていいねえ。

2010年9月8日水曜日

こんな台風の日に

コントラバスレッスンです。
レッスンは2週に一度のペースだし、この日を逃すとレッスン日を移動するのは難しい。
かつオブリビオン、一度見てもらわないと、練習のしどころに悩む。

午後になって雨は強さを増し、定時後ダッシュでは電車が動いているかどうか...。

雨がのザーザーじゃなくてゴーゴーをいう音を聞いて、決心した。
フレックスで帰ろう! (仕事も区切りがいいし。←ホントか?)
それが午後3時過ぎ。
外に出たらあたり一面水たまりで、傘は何の役にも立ちません。
スカートは一瞬で、水が滴る状態となり、途中でタオルを買う。

思えば、この時間の雨が最も激しかったのでした。


さて、レッスンは。
なんだかあせってしまって、
右手と左手がばらばらで、弓を当てる位置がだんだんずれてきてしまう。
基本的なところを、じっくり家練ですな。
ところで、レッスンでは楽器を借りて弾くので、
指板についている目印の木目模様が無いんですよ。
高音はそこを手がかりに指を置いていたのでどうもねえ感覚が違う...(って言い訳ですが。)

私がレッスンから帰るときは、止まっている電車も多く、
フレックス帰り、まあ正解でしょう、って思うことにしよう。

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家についても、6時半!はやい!

「夜ご飯がはやいっていいねえ。」と娘。

そうねえ、気持ちに余裕がでますね。
洗って積んである洗濯物の山が消え、アイロンがけもしちゃいましたよ。


ミトコンドリア・ミステリー

なぜか、ミトコンドリアにひかれてしまう。
ミトコンドリアが進化を決めた、とか、ミトコンドリアのちからも面白かったけどこの本も、ごっつ面白い。
ミトコンドリアの機能に関する解説というよりは、筆者らの情熱と知力と技術でもって仮説を証明していくそのプロセスが、犯人は誰だ?的なミステリーであり、主人公は鍵を手に入れた的な冒険ものでもあるようで、読んでいる間ずっとわくわくしていた。

細胞がん化の原因がミトコンドリアではないこと、ミトコンドリアは固体が死んでも環境が整えば細胞として生き続けることができる、という部分も興味深かったが、さらに、常に酸化リスクにさらされるミトコンドリアDNAには突然変異によるダメージが蓄積されやすいからといって、老化ミトコンドリア原因説は成立しないことを実証するプロセスの部分は圧巻。
老化に伴うエネルギー欠損の原因はミトコンドリアにあるわけではなかった。(そのメカニズムはまだ分かっていない。)

ミトコンドリアは、相互に物質交換し融通しあうことで、ダメージを最小限に食いとどめるというユニークな防衛システムを持つ、ということだ。ばらばらの細胞小器官のように見えたミトコンドリアはあたかもひとつの生命体のようにネットワークを作り、酸化ストレスから身を守っていた。

これを読んでうっとりするのは私だけでは無いはず...、なんだけど、
この気持ち、なかなか分かってもらえないのが残念。



ミトコンドリア・ミステリー


















蛇足。筆者は十分な動物実験が済んでいないのに人体での実験・検証は行うべきではないと主張しているが、マウスなどの遺伝子操作の実験はしまくってもいいのか、マウスではよくて人体ではダメ、の、その線引きはどこなんだろうか、と、ふと考えてしまった...。

2010年9月7日火曜日

総員玉砕せよ!

 目玉おやじのキャラクターが、なぜだか好きで、
「ゲゲゲの女房」も初日から毎日かかさず見てます。
一日3回見ることも(笑)。
そこで知った本。
amazonにて注文。一時入荷待ちでした。



白黒の本なのに、極彩色の南国の色が見えてくるような風景が広がる。
魚をとる。
川をわたる。
朝日を見る。
山道を歩く。
そんな日常、どちらかといったらのどかな日常の横に「死」が当たり前のように待っている。

自然界では死ぬことを考えずに死んでいくことは当たり前なのかもしれないけれど、
現在の人間の社会生活の日々では、病気や老いをもって死を考え、怯えるはずなのに。
死を考える前に死んでいく、生きることを考える前に死んでいくのが戦争なんだということを
淡々と静かに語る本。

軍人の面子や建前の死に、巻き添えとなった兵士玉砕に憤る。
会ったことも無い戦死した本当の祖父のことを思う。


総員玉砕せよ!

2010年9月6日月曜日

私だって虚栄心の強い人なので、恥をかいて、醜態をさらすのはなかなかできません。

わが家ではもう何年も新聞をとっていないので、学校で
「新聞記事について思うところをレポートするように」
的な宿題がでると、困ってしまう。
「じゃあ、今日の新聞買っておいでよ」と言うと、
「今日の記事に気に入ったのが載っているかわかんないじゃん。新聞とろうよ。」
という話へ突入する。
「読む時間無い新聞に年間何万円も払って、そしてさ、誰が古新聞束ねるの?
勧誘のおじさんにだって怖い目にあったじゃん。」
という流れで、とりあえず、今回は朝日と日経を買ってきて該当の宿題を済ませてもらった。
(母ははどんな宿題か知らないのだが。)

そして使用済みの新聞紙が紙ごみの日にまとめてあったので、
ふむふむと記事に目を落としてみたら切り取られた記事の後ろに、
「悩みのるつぼ」が。それも車谷長吉さん担当分ではないですか。
車谷さんの回答は、すがすがしく潔い。
一部、切り取りがあって、読めなかったものの、こんなふう。


(悩み)80近い夫がまた悪い癖を(高齢者の集まりで、夫が浮気を。相手には夫ある身。)

(車谷さんの回答)
----前略----
つまり、あなたは虚栄心の強い人です。世間の人から笑われたくないと、自分の体面ばかりを気にしています。だから、あなたの夫はそこにつけ込んで、浮気を繰り返してきたのです。責任の半分はあなたにあります。
自分の世間体など捨ててしまえばよいのです。恥をかいて、醜態をさらせばいいのです。道の真ん中で、夫とその女に怒鳴り散らせばよいのです。泣きわめけば よいのです。そして近所の人たちに事実を知ってもらえばよいのです。その女の家へ怒鳴り込んでいき、女の夫にも知ってもらえばよいのです。そうすれば気が 楽になりますよ。しかし多くの女は虚栄心が強いので、それが出来ません。


うちの嫁はんも同様の女なので、私の醜態や問題発言を、朝日新聞のこの「悩みのるつぼ」に投書すると言うています。載るのが待ち遠しいことです。ところが自分の醜態や問題発言は、棚に上げています。大したものです。


が、それはそれとして、浮気の好きな男の性根(しょう・ね)は一生直りません。浮気の好きな女もそうです。そういう男、女を私は何人も見てきました。され ば、あとは一日も早く、夫またはあなたが死ぬのを待つしか、手段はありません。夫を殺してあなたも自殺することが考えられますが、あなたの子・孫・ひ孫・ その他に大きな迷惑が及びます。恐ろしいことです。だから、私はお勧めはできません。

----後略----


車谷さんの本は赤目四十八瀧心中未遂を呼んだきりなのだが、
それだって言葉の力に引きずりこまれ圧倒された。
この回答のような生き方の是非はともかく、やはり引き込まれてしまう。
(浮気の話に、というわけじゃあありません。念のため。他の相談への回答も車谷色が濃いんです。)


朝、新聞紙の切れ端を座り込んで読んでしまった。

■■■

先日、出張の朝にいつもより早い時間に娘と一緒に家を出た。
「おや。この時間に出て学校間に合うの ?」
「間に合わないよ。」(平然)
「いいの?いつも間に合っていないわけ?」(←間に合う時間を把握してない母)
「いつもは間に合ってるよ。今日は、もうあきらめた。
遅れていったら礼拝の後ろのほうに座るの。授業は間に合うから。」

娘は、平然と悠然と歩いている。
思えば小学校のころ、娘の担任の先生にも
「しっかりして、明るくて前向きで、逆に、こんな頑張って大丈夫かなと思うんですよ。」
と言われたものだが。
ところがどうよ。
今は余裕で補講受けちゃうし、夏休みの宿題は夏休み後にはじめるし、
遅刻も普通にあったのか。
そして、母との言い合いも、日常となっている。

でも小学校のころの娘は、どこか張り詰めていて、
どこかまわりの大人に気を使っていたような気がしていたのだ。
母も、いっぱいいっぱいで、娘に反抗させる時間や気持ちの余裕って無かったような気がする。
自分の管理、娘の管理、タイムスケジュールをこなすことに精一杯だった。(としておく。)

今は。
娘は自分のことは時々はつまづきながらも自分でやれるようになり、
自分で考えてすべてに頑張らなくてもいいと思うようになったのだろうか。
(本当は全てにきっちりやってくれると大変ありがたいのだが。でも外面がいいのは相変わらずだ。)
母も維持運転モードに入ったので
お互い、ぐだぐだと、安心して言い合えるようになったのかもね。

なんとなくさ、健全な匂いがする。
だから、まあ、いいや。